こちらの記事ではマスターリーグで主に引き先役割や先手相手見出しで役に立つミュウツーとザシアンの類似点を解説しつつ、どんなことができるのかを考えていきます。
どちらのポケモンもとりあえず。
出てくると困る。
という非常に厄介な立ち位置と性能をしています。
また、追いかけづらいのも特徴でありその辺りの扱いと対処が非常に面白いポケモンでもありますね。
ミュウツーとザシアンの特徴
ミュウツーとザシアンは攻撃面において大雑把な特徴が似ています。
- 技1でダメージがほぼ与えられないこと
- ゲージ技2発で基本的に相手を落とせること
- ゲージ技のタイプ的な選択が出てくること
まず技1はチャージ技であるサイコカッターとバークアウトになっており、それぞれ全く威力が無いものの、そのチャージ力でゲージ技を複数回打てる様にするという特徴を持っています。
次に持っているゲージ技の強さになるのですが、ミュウツーはエスパー最強技であるサイコブレイク、ディアルガを一撃で葬り去るきあいだま、同じくゴーストやエスパーに致命傷を与えるシャドーボールを所持しています。
特にサイコブレイクは、ほぼどんな相手もその攻撃力の高さで2発で仕留めることができチャージ速度も優秀でミュウツーに対して対処が遅れた場合パーティが半壊する試合もあるほどです。
対するザシアンは、インファイトとワイルドボルトというデバフデメリットの超火力技を所持しており、こちらも弱点のポケモンには大体8割前後入る威力となっています。
加えて選択肢としてタイプ一致のじゃれつくを所持しており、対戦相手はタイプの異なる極端な三択から何が飛んでくるかを考えねばなりません。
どちらのポケモンも前述した通り2発通れば相手を落とせる。
下手すると一撃で相手を落とせるというすさまじい火力を秘めているのです。
この2体はその特性から相手のシールドを序盤に枯らすことができるので、後続のポケモンが活躍する為の場を生成しやすく、重宝されます。
基本的に序盤に使う
どちらもシールド強制の圧力が凄まじい為、基本的には序盤で使いこちらのエースポケモンの為に場を整えます。
初手かもしくはクッション対応の引き先で使うのがベター。
特にミュウツーを初手で使う場合苦手なのははがねとあく、ゴーストタイプ。
そして例外的な耐久力を誇るルギアくらいのもので基本的にはどのポケモンに対しても何かしらのアドバンテージを取ることができます。
また、攻撃力が上回っている為ドリュウズ相手にも有利で、このあたりは通常のはがねが苦手なポケモンとは一線を画しています。
様はドラゴンタイプかフェアリータイプ。そしてグラードンやカイオーガといったポケモンにあててしまば何かしら仕事はするわけです。
方やザシアンですが基本採用されているインファイトはいいとしてワイルドボルトとじゃれつくが相手から見ると択になっています。
この択がいやらしく、結局「安定行動をとるのであれば一枚はシールドを」という選択を相手に促すのです。
初手採用率の高いディアルガと対峙しても面白いですし、引き先の安定枠であるカイオーガを釣り出しても面白いです。
また、傾向的に見て初手ザシアン使いはややワイルドボルト採用が多い印象です。
これは初手であれば打ち逃げを選べる点とホウオウやトゲキッスの採用を考慮しての選択だと考えられます。
ミュウツーにしろザシアンにしろ初手であれば相手のシールドを一枚奪える可能性が高いというのが面白いですね。
クッションで採用する場合、この二匹を完追いできるポケモンは少なく、例えばミュウツーに反応してギラティナを投げたとしてもサイコブレイク2発が飛んでくる可能性がとても高いです。
ルギアが安定択に見えますが、ダブルレガシーのシャドーボールを持っている可能性もあり安定しません。
また、ディアルガで追ったとしても常にきあいだまが怖く、あげくサイコブレイクを二発打たれて後続の起点にされる恐れがあります。
ザシアンに対する追いも同様で、メタグロスであれば基本有利が取れますがその他のポケモンではワイルドボルトなのかじゃれつくなのかという非常に厄介な選択肢が出るのでこちらも非常に追い辛い処があります。
ワイルドボルトであればルギアやホウオウで追うのが厳しいですし、じゃれつくであればギラティナで追うのが厳しいです。
といった具合で、選択肢とシールド圧力として相手に与えるストレスが非常に高いのがこの二体の特徴です。
弱点を考えつつ採用してみよう
今回紹介した2体の特徴をシールド削り役として紹介しましたが、見るべきはやはりその汎用性の高さと大抵の相手のHPを50奪える技の威力です。
これらをうまく組み合わせることができれば、思わぬところから動きの学びになるかもしれません。
とくにスピーディな決着の多いマスターリーグではこういったポケモンの特徴をどれだけ掴めるかが勝敗を分けるカギになりますので、対処法を覚える意味でも一度使ってみると良いでしょう。
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