Googleマネージャータグとアナリティクスの二重計測解消方法

ソーシャル・ブログ

Googleタグマネージャーを後から設置した時に、計測が二重になってしまう事があります。

これは、Googleタグマネージャーで設定する【ユニバーサルアナリティクス】というのが、アナリティクスのトラッキングコード埋め込みと同様の効果を反映させるからです。

というわけで今回は『二重計測の疑い』『確認』『解消するには?』というのを考えていきましょう。

スポンサーリンク

二重計測かな?と思ったら

エラー

『アナリティクスのタグが二重に設置されている』この条件が確認される場合、サイトのプレビュー数の計測が重複カウントとなります。

二重計測っぽい条件は簡単で。

  • 急に直帰率が0%~10%前後まで下がった。
  • 急にPVが増えたのに、流入経路自体は増えていない。

のどちらかです。

アナリティクスの概要を見ればすぐにわかると思います。

基本的に、トラッキングコード類をいじった時は、翌日に24時間分程度の計測を確認してみると良いでしょう。

特に直帰率が激減している場合は「サイトの質が上がった」「読者層が変わった」など妄想に浸らず、直ぐに設置上のミスを疑ってください。

正しい計測ができなければ、正しい仮説も立てられません。

次の項目では、直接二重計測になっているかどうかを判定する方法を示します。

Google Tag Assistantで二重計測になっていないか確認

世の中便利な物で、計測自体が二重になっていないかを確認するツールがあります。

それがChromeブラウザの拡張機能であるGoogle Tag Assistantです。

インストールすると拡張機能に追加されて使える様になっています。

早速使ってみましょう。

まず計測したいサイトにアクセスします。

基本的に自分の持っているサイトだと思いますのでそちらへアクセス。

そこでこの様にタグアシスタントを選択します。

『ENABLE』を押して起動します。

この状態で既に起動しているので、一旦画面をリロードします。キーボードの『F5』でも良いです。

再びタグアシスタントを押すと、そのサイトで設定されているGoogle関連タグが表示されます。

アナリティクスをクリックしてみましょう。

成城であれば、下記の様に①Pageview Requestsという表示になります。

二重計測になっている場合は、この数値の部分が②となって表示されているので、どこかで計測タグを重複設置してしまっているのです。

計測が二重になっている原因と探し方

確認

アナリティクスの計測が二重になっている原因は何通りも考えられますが、アナリティクスが設置されていそうな場所を追っていけば原因を突き止めることができます。

  • Googleタグマネージャーでの連携計測
  • head内に直接埋めて計測
  • WordPressテーマにトラッキングコードを配置して計測
  • プラグインにトラッキングコードを配置して計測

特に多いのはAll in ONE SEO Packとテーマ両方にトラッキングコードを配置してしまうパターン。

タグマネージャーとトラッキングコード埋め込み両方で計測してくれるパターンです。

Cocoonなどのテーマはタグマネージャーとテーマのトラッキングコード設置場所両方に書いてある場合は、片方しか適用しないという方法で回避もしてくれます。

しかし、そんなに気の利いた機能が全てについているわけでもなく、特にプラグインは基本的にすべてが独立している為、検知のしようがありません。

よって2つ以上の機能を使って計測を入れてしまった場合に、二重計測が起こるパターンが非常に多くなっています。

計測が二重になっている場合は、何処にトラッキングIDが埋まって居そうか、今一度確認してみてください。

ワードプレスにしろhtmlで直書きをしているにしろ、どちらの場合も書ける場所自体は特定しやすい為探すのにそれほど手間取る事はありません。

とにかく『UA-XXXXXXX』を探して何カ所に設置されているかを確認すればいいのです。

見直す場所
  • テーマでのタグマネージャーとIDの二重計測
  • プラグインへのトラッキングIDの設置
  • PHP内への直接書き込み
  • head内への直接の書き込み

徹底的に探して、アクティブな計測が1つになるように調整しましょう。

Googleタグマネージャーを入れている場合は、一旦他のトラッキングコードを全て消すことで、解決を図ります。

しかし、タグマネージャーに全てを持たせるべきではないと判断される場合や、タグマネージャーが原因でさらにおかしなことになっている時は別です。

タグマネージャー側からユニバーサルアナリティクスの設定を削除しましょう。

改めて『UA-XXXXXXX』のトラッキングコードを一カ所のみに貼り付けます。

この方法で様子を見て結果を観察します。

測定系のエラーはすぐに解消するのが鉄則

修復

測定系のエラーは発覚時点で対処するのが鉄則です。

でないと測定している意味がないから。

しかし、エラーが出ているかという状況がそもそもわからない為、長らく放置してしまう事があります。

普段から平時の測定を見慣れておいて、異常を感じ取った時にすぐ対処できる様、どんな症状であるのか把握できる様になる事が大切です。

突然PVが上がった、突然直帰率が下がったはとてもわかり易いエラーなので、把握に努めましょう。

コメント