初詣に関する作法や知識って結構曖昧ですよね。
神社に参拝に行く前に、こちらで一通り予習復習を行い、晴れやかな気持ちで新年を迎えましょう。
これで新年もバッチリです!
大事な人と初詣に行って、一年の良いスタートを切りましょう。
初詣はいつまで?
初詣は実は決まった期間がありません。
それは、読んで字の如く初めて詣でる事を指しているから。
一般的には三が日までが良いとされていて、それが間に合わない場合は松の内の7日まで、西日本では15日までに訪れるという風習も残っています。
15日というのは小正月という考え方があり、この内に初詣に行くのが良いとされているからです。
ただし、門松などの飾りは大正月期間中(松の内)に撤去されている為、正月気分を味わうならやはりちゃんと三が日中に参拝するのが良いでしょう。
行った方が良い事と禁止事項
鳥居と参道
参拝時にはまず鳥居の前で衣服を整え、軽く一礼してから敷地内に入ります。
参道では正中、つまり真ん中を歩かずに、左右を歩くようにします。
正中は神様の通り道とされ、そこを通るのは失礼にあたるからです。
とはいえ、列整理でギュウギュウに詰まっている事もあるので、案内がある場合は従わざるを得ません。
神様もそれを見ている筈なので、許してくれるでしょう。
きっと。
忌中は初詣に行かない。
喪中の初詣はどうするか?
と考える事がありますよね。
忌中にあたる場合、基本的には初詣に行かない方が良いです。
この参拝しない方が良い期間を喪中と見る地方もある為、一概には四十九日を過ぎれば参拝しても良いかどうかは明言できません。
気になったら親戚の上の世代の方に聞いてみるのは吉。
ただし、忌中である四十九日以内の初詣は避けましょう。
神道では、死は『穢れ』となり、近親者の忌中はこの穢れが残っていると考えられる為です。
神社にお住いの神様たちは汚れを嫌う為、きちんと期間が過ぎてからお参りに行くと良いでしょう。
喪中に関しては派手な衣装、騒ぎを避けるのがベターとされている為。
三箇日の参拝を避ける、服装を派手にしないなどの配慮をもって参拝しましょう。
また、忌中であっても、お寺への参拝なら良いとされています。
手水(ちょうず)
手水(ちょうず・てみず)と読みます。
境内に入ると水場を目にすると思いますが、手水舎と言い、ここで手と口を清めてから参拝するのです。
この手と口を清める行為を『手水を使う』といい、手と口だけでなく心をを清める者として扱います。
手水の作法
手水の作法は手水舎に基本的に書かれている通りです。
忘れてもあわてる必要はありませんが、覚えていきましょう。
最後に柄杓を洗うのができてない人が
何となく多いかもしれないわ
口で終わりじゃないから、左手を清め直すことも忘れずにね
冬は水も冷たいから
心も引き締まるわね
良い事です
お賽銭に関して
お賽銭は投げ入れない
たまに乱暴にお賽銭を投げてしまう人が居ますが、できるだけふわっと、置きに行くような感じで賽銭箱に入れてください。
乱暴に扱うと、それだけ失礼に当たります。
お賽銭のベストはピン札
少々痛いかもしれませんが、ベストなお賽銭はピン札です。
つまり1000円以上。
ピン札は人の手をほとんど渡っていない為、本人の気持ちが乗りやすく良いとされています。
また、金額は本人にとって価値のあるものをお納めするのが良いとされるので、金額的に痛いところまで引き上げると、ご利益があるとされています。
5円は…。
語呂合わせも勿論いいけどね
気持ちがこもってれば、良いと思うけど…
よく言われる語呂合わせ。
金額 | 語呂合わせの意味 |
5円 | ご縁 |
10円 | 遠縁 |
11円 | いい縁 |
20円 | 二重縁 |
25円 | 二重にご縁 |
41円 | 始終いい縁 |
45円 | 始終ご縁 |
この中だと十円がいけませんね。
僕はあんまり考えずに500円とか入れてます。
二拝二拍手一拝
神社での作法は二拝二拍手一拝(にれいにはくしゅいちれい)です。
二回礼を行い、拍手を二回。
祈ったのちに再度一礼をして終わりとなります。
一般に二拍手の後にその年のお願い事をします。
その際、最初にお願い事ではなく新年を迎えられた事への感謝を心の中で述べましょう。
そして、お願い事は基本的にその後一つだけするのが良いとされています。
お願い事の時は
名乗りと住所言うのも重要だって
神様も住所サーチタスクまで預けられたら大変だからね
ちゃんと何処の人なのか名乗ろう
奉納と授かり
前年のお守りお札の奉納
神社ではお焚き上げの火があがっています。
こちらに前年度までにお世話になった古いお守りなどを奉納し、焚き上げ清めてもらうのです。
絵馬の奉納
絵馬は馬の代わりです。
古くは馬を神様に奉納してお願い事をしていたのですが、お馬さんは価値が高くそうそう奉納できないという事情から、絵に描いた馬を代わりにしたとされています。
お願い事をする時、またはお願い事がかなった時にその絵馬を奉納するのが習わしです。
受験の絵馬のイメージが多いわね
縁起物の授かり
境内で売っている縁起物と言えば、達磨や破魔矢、羽子板など。
初正月には
男の子には破魔矢。
女の子には羽子板を授ける風習もあります。
他の神社に行っても良い?
初詣には複数の神社へ行っても構いません。
ご家族と参拝した後に、恋人と別の神社へお参りする。
といったこともありです。
別の神社に行くと神様同士がけんかをするんじゃないか?
と言われることはありますが、基本的に『神様はそんな低次元な争いはしない』ということです。
従って、神社ごとにお守りを貰ってくるのも勿論可能です。
同じ神格を扱っている神社もありますし。気になる神社が複数ある場合は参拝してみると良いでしょう。
ただし、おみくじを引くのだけは各所で一回までにしておきましょうね。
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