今回は使って2戦で判るその強さ、構成の美しさ。
ということでスーパーリーグ用生き物図鑑・あなごさんのパーティを紹介していきます。
このパーティはシーズン8の最終直前で動画公開されましたが、本当に強かったです。
使用戦績は19戦6勝。
通信がまともだったら21勝行けたかもしれません。
恐らく今後も基本パーティの一角として残るのではないでしょうか。
気になる本家の動画はコチラ。
パーティ紹介
ブルンゲル
技構成:あわ・シャドーボール・れいとうビーム
初手。
現在とても汎用性の高い一体。
鋼と互角。
格闘と毒を防ぎ、フェアリーにも弱くない。
さらにドラゴンと草相手に役割破壊技を持つという万能戦士。
このパーティでは全体を整える役割で、パーティ全体で重いトリデプスとガラルマッギョにも対応。
ちなみに同じ鋼ですがレジスチルは封殺できます。
また、スーパーリーグの場合は単純にれいとうビーム一発の威力が馬鹿にならない為、苦手なあくタイプにもある程度打点を持てるのが特徴です。
バルジーナ
技構成:エアスラッシュ・イカサマ・つばめがえし
あく・ひこうの万能枠。
耐久が異常に高く、等倍ポケモンに対してはめっぽう強いです。
実はマリルリと同じく技自体はそこまで優秀ではないのですが耐久力で全てをカバーしている感じ。
クッションでもゴースト・エスパー追いでも使える為汎用性が本当に高いです。
クッションで使う際は追ってきたガラルマッギョにもそこそこダメージを与えられる為、実質バルジーナを封殺できるのはあまえる勢とトリデプス位。
かくとうに対してもいい勝負ができ、初心者にもおすすめの一匹です。
このパーティ内での主な役割はくさタイプやあくタイプへの総合受け。
捨て駒として機能させても何かしらの仕事を発揮します。
アローラキュウコン
技構成:こなゆき・ウェザーボール・マジカルシャイン
ウェザボの申し子。
またもや万能枠。どこのリーグでも強いアローラキュウコンです。
このパーティ内での役割は、くさタイプ・ドラゴンタイプの迎撃が主。
キチンと立ち回りをズラせばニドクインにも価値対面を作り、ニョロトノやマリルリとも互角に戦えます。
スーパーリーグでは一撃必殺の威力となるマジカルシャインも所持しており、相手からすると常に迫られる二択で消耗は必至。
フィニッシャーとしてもつなぎとしても活躍できる一体です。
スーパーリーグではあまえる型採用が多いですが、こちらはこなゆき型になっています。
初手ブルンゲルの美しい構成
初手ブルンゲルの弱点はくさタイプとあくタイプです。
ネギガナイトのリーフブレードの様な不一致技も十分怖いですが、純粋なタイプとしてのボス格であるフシギバナやブラッキー、バルジーナも怖いです。
しかし、ちょっと面白いのがこの構成部分です。
まずくさタイプには後ろのアローラキュウコンとバルジーナがそれぞれこおりとひこうなので、基本的には有利です。
つまり、即引き可能。
くさタイプは本当にこれで解決しています。唯一面倒なのはユキノオーですが、あのポケモンはかなり立ち位置が特殊+ペラペラなので状況によっては簡単に対面を返せます為説明からは除外します。
次にあくタイプ。
よく使われるあくタイプにはブラッキーやバルジーナに加えてズルズキン、タチフサグマが居ます。
しかし、本当に手も足も出ないのはこの中ではブラッキーのみ。
バルジーナにはれいとうビームで打点を持っている上にこちらの後続が互角以上です。
で、重要なのはブラッキーとバルジーナは基本的に初手に居ないという事です。
なんなら初手で見るのはほぼタチフサグマのみ。しかも数が少ない。
タチフサグマとズルズキンであればバルジーナでも互角以上の対応ができる為、やはり後続のどちらかで対応可能です。
本当にどうしようもないのは、実はブラッキーだけなんですよね。
というわけで、初手の出し負け補完率が非常に美しく構成されているのがこのパーティの魅力なのです。
通常は穴がもっとあるし、なんなら後続のタイプが被ってしまうのですが、このパーティはタイプ被りも回避できていますからね。
魔更にブルンゲルをサポートする為に居るかのようなタイプ配置です。
流行りの構成に強い
シーズン8で大活躍したどくタイプ。というかニドクイン。
このパーティはニドクインに対して強く出ることができるというのも強みです。
ニドクインを組み込んだ構成で有名なのは毒・悪・悪の様な補完パーティがありますが、この並びであればこちらのパーティで対応が可能です。
また、いつでも見るラグラージ+エアームド。
デオキシスをクッションとする引き構築。
ミュウを軸とした相手の行動を荒らす構築などなど。
これらに対してある程度強気で出ていけるというのも強いです。
ヤミラミやヤルキモノ基軸系の構築にも強いですし、往々にして流行歌今挙げたようなポケモンを含んでいる事が多いです。
そうなるとこれらに強く出れるパーティが強いのも当然になりますよね。
いや、マジで強い。
このパーティの弱点
このパーティの弱点を2つ挙げます。
1つ目はくさ→はがねで追われた場合の動きです。至極当然ですが、苦手苦手で完璧に追われる場合ですね。
メタパーティはおおよそフシギバナ+トリデプスやフシギバナ+ガラルマッギョという構成が多いようですが、これに関してはもうしょうがありません。
そもそもパーティとしてガラルマッギョとトリデプスは重いので。
一応鋼が流行る場合はバルジーナのエアスラッシュをバークアウトにして対応するという方法があります。
パーティのバランスが少し変わってしまいますが、大きく崩壊するほどではありません。
むしろ全体の流行に合わせてはここだけ弄ればいい位の甲乙つけがたいバランスをしているのです。
2つ目はマリルリです。
特段ヤバい位不利というわけではないのですが、マリルリは何処にでも出てくる+氷に強いという特徴を持っている為、どうしても後ろから出すと後手後手になりがちです。
初手でブルンゲルで対応できれば結構よしなのですが、後ろの場合はマジカルシャインをあてられなければ相当厳しい戦いになります。
使い手によって強さがはっきり分かれているポケモンでもあり、単純に腕の勝負となります。
とにかく強い
本当にとにかく強いです。
私はスーパーリーグのブルンゲルはあんまりその強さを実感できていなかったのですが、このパーティは存分にブルンゲルの強みを生かした構成で、本当に扱いやすかったです。
全体的に耐久が高いおかげか、相手に一方的に9ターン程度得を与えても勝つことができました。
しかも、私の手持ちの子達はまだまだ厳選が住んでいないので実は個体値が良ければ勝てた試合というのもありました。
もしかしたらもっと強いのかも?
とワクワクさせる構築でもあります。
シーズン9での立ち上がりなどでも活躍していけると思いますので、是非使ってみてください。
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