キュウコン、使っていますか?
アローラじゃなくて。
原種の方です。
3日間ほどやたらめったらアローラキュウコンとデンチュラが流行っている日があったんです。
初手で。
そうしたら、燃やしたくなるじゃないですかその子達。
だからシャドウキュウコンを中心とするパーティを作ったんですよね。
昔シミュレートした時は全然出れる強さじゃなかったのですが、ウェザーボールを習得して必要な火力を手にしました。
コイツは強いですよ……。
タブンネ。
パーティ考察
このパーティは環境に一時的に増えていた、アローラキュウコンとデンチュラに対抗する為に作られたパーティです。
シャドウキュウコン美しい!
使いたい!
しかし、すごいわざマシンノーマルは使いたくない!
という事でほのおのうず型で構築しています。
一応フシギバナも増えている様なので、たまーに出し勝つことがありますが……。
基本的には初手チャーレムやガラルマッギョ、そしてラグラージが多すぎる為だし負けです。
その為技構成が少々特殊になっています。
また、このパーティは21種制限という独自の制限をあててパーティを組んでいる為、もっと他に相性良いのが居るだろう!
という処と違った構成になっています。
21種の制限と目的についてはこちらの記事をどうぞ。
ではパーティを紹介します。
キュウコン
今回は2つの理由から先頭キュウコンを使います。
1つは何度も言っていますが標的ポケモンに対して出し勝ちを決めたいため。
もう一つはあの技を打ち逃げする為です。
では技構成を見ていきましょう。
技構成:ほのおのうず・ウェザーボール・オーバーヒート
はい、ほのお3枚の技構成です。
サイコショックとソーラービームはどうしたかって?
打つ機会が無いので検討しませんでした。
これは常識に反した技の選択です。
特にキュウコンはソーラービームというみずポケモンを枯れる技を持っていますからね、みすみす技範囲を狭くする利点があまりないと思われています。
その隙を突くのがこの構成です。
クレセリア
ガラルマッギョ・ブラッキー・バルジーナそしてトリデプス。
さらにニョロトノ・ペリッパー・ヤミラミの台頭により姿を消しつつあるクッションポケモン。
高い耐久と広い技範囲を誇る反面、技が重いという難点があります。
推奨技:サイコカッター・くさむすび・ムーンフォース
クレセリアの役割は実に単純で、みずポケモンを狩る。
これだけです。
初手のラグラージ、クッションのニョロトノ、そして未だに現役のマリルリとみずタイプが多く存在する現在のスーパーリーグでは対策は必要不可欠。
そこでくさ技を使える、かつ耐久力が高いという理由でこのポケモンを選択しました。
耐久力を求めたのは、シールドの枚数を節約する為です。
シャドウキュウコンはどうしても出し負けが多くなる為、初手交代受けが必要不可欠。
つまり、超高耐久ポケモンが必ず必要になるのです。
候補となるポケモンは良く使いますが、単純にいわなだれやウェザーボール(みず)を受ける意味でも、縛りの中ではクレセリアが適切と判断しました。
このポジションの正規の候補はマリルリとなります。
かくとうわざとみずわざ両方を受けられ、耐久が高いからです。
さらに、あくタイプを見れるというのがポイントですね。
ズルズキン
ズルズキンもクレセリアと同じくクッションの役割を持っています。
が、クレセリアとまったく見る範囲が違う為引き方等の役割は異なっています。
重要なのはトリデプス・ガラルマッギョ・ブラッキーという硬度の高いブランドポケモンを一方的に殴り飛ばせる枠であるという事です。
推奨技:カウンター・グロウパンチ・イカサマ
さらにこの編成での役割はパーティ全体で苦手なアローラガラガラ、そしてニョロトノやラグラージを見れる事が重要です。
またかくとうタイプなのでエアームドを釣り出す役割も持っています。
キュウコンの起点にするもよし、だらだらしている間にエアームドを吹き飛ばしてしまうもよしです。
そんなわけでクレセリアと組ませる+21趣旨張りの中ではズルズキンという格闘枠の異端児が適任でしょう。
マリルリと組ませるのであればチャーレム。
もしくは全く別のポケモンに重きを置くのが良さそう。
はっぱカッタートロピウスとかね。
これであれば水もガラルマッギョも見ることができます。
このパーティは後ろのファイアローが辛いのも特徴で、技を打つ時は常にイカサマを打つ為のエネルギーを貯められる様にしていきましょう。
シャドウキュウコン・クレセリア・ズルズキンの立ち回り
まず、このパーティですがメチャクチャ出し負けます。
- なので、引くタイミング。
- ブラフを打つか打たないか。
- どちらに引くか。
というとんでもない処に生命線を張っています。
では細かい立ち回りを見ていきましょう。
初手出し負け応戦
実はキュウコン、大抵の等倍ポケモンに負けてしまいます。
ほのおのうずとウェザーボールは相性はそこそこいいのですが、やはり10ターン以下でチャージが完了してしまうポケモンが一定数居るので、勝ち目がないのです。
カイリキーとか。
しかし、引いたところで後ろにズルズキンという状況では負けてしまうので、紹介している編成では応戦するといった感じです。
出し負けているけど応戦しなければいけない主な対象を挙げていきます。
- マリルリ
- チャーレム
- ズルズキン
- カイリキー
- デオキシス
- アローラガラガラ
- ファイアロー
- スリーパー
これらはパーティ全体で重い為、初手で当たってしまった場合はキュウコンに任せるしかなくなってしまいます。
ただし、立ち回り方は存在します。
まずマリルリですが、ソーラービームを持っている振りをして8回ゲージを貯めます。
その間全ての技を打つことができますが、ハイドロポンプを打ってこない事に賭けましょう。
逆にこちらはブラフのウェザーボールを打ちます。
シールドをしてくれば儲けもの。
ダメでもその後オーバーヒートを入れて一旦クレセリアに引きます。
あとは展開次第です。
次にカウンター勢の耐久力が高い組。
一発目からオーバーヒートをあてに行きます。
相手が受ければ突破、受けなければ敗北必至です。
大抵相手は耐久力を過信+まさかオーバーヒートを積んでいるわけはないという考慮外で受けてくれます。
突破するにしろシールドされるにしろ、この後クレセリアに引くパターンが多いです。
カイリキーはウェザーボールで十分圧力になるので、いわなだれに気を付けてウェザーボールで対応。
ファイアローに関してはサイコショックの振りをしてウェザーボールを打つ。
位しか対応策がありません。
相手がニトロチャージを打ってもブレイブバードを打っても分が悪いという最悪の対面です。
ちなみに、通常スリーパーはほのおのうず+オーバーヒートで落とせません。
技を打つタイミングには十分注意して下さい。
初手貯め引き
初手でほのおのうずを三回貯めて引くという特殊な対面です。
該当はガラルマッギョ。
こちらはほのおのうず3回で9ターンで引き。
相手はマッドショット5回で10ターン目に技の予約をしてきます。
この時、クレセリアに引くとサイコカッターが一発入る上にいわなだれを交代受けできる確率が非常に高いです。
キュウコン対ガラルマッギョは、技一発はキュウコンの方は重いですが回転率で負けており対面を取られてしまいます。
そこで、耐久力に優れたクレセリアに引いて、技を受けてもらおうという考え方です。
クレセリアは環境に多くなく相手がどれで応戦するか悩んでいる間に結構なエネルギーがチャージできる為、後ろのキュウコンと合わせてエネルギーで優位を作っていくことができます。
ガラルマッギョは大抵引きますが、応戦してくる場合はシールドをはらずにある程度くさむすびを連打。
残りは相手のチャージ量を計算して後続で起点にしましょう。
この他通常マッギョもこの対応でうまく立ち回れます。
初手即引き
ニョロトノとラグラージ、そしてトリデプスだけは応戦もチャージもしません。
即引きです。キュウコンと長く対面させるだけ状況が悪くなるからです。
ほぼ居ないと思いますが、カメックスやたきのぼりのみずポケモンなどもこれにあたります。
トリプルレガシーアズマオウなども引いていいでしょう。
とにかく、みずポケモンだけど後ろの2匹どちらでも見れるなら即引きです。
例外は先に挙げた様なマリルリとなりますので、即引き出来る分こちらはまだ楽な対面となります。
通常、みずポケモンの場合はズルズキンに。
トリデプスの場合はクレセリアに引きましょう。
トリデプスにズルズキンを投げてしまうと100%逃げられて、今後対面できなくなり勝ち筋が薄くなります。
より相性のいい方のポケモンを、なるべく残す様に立ち回ります。
オーバーヒートについて
最後に、このパーティの要であるオーバーヒートについて考えていきます。
シャドウキュウコンのオーバーヒートの威力は、マリルリに対してでも30%削りを入れていけるオバケじみた火力です。
等倍ならほのおのうずと合わせてほぼワンパン。
ムキムキチャーレムなどは少しだけHPが残ります。
オーバーヒートで吹き飛ばないのは、ほのお技がいまひとつになるポケモン、通常スリーパー、トリデプスなどです。
ただし、先のマリルリで示した通り基本的にはどんなポケモンにも30%以上のダメージが入るので、交代権があるのなら積極的に打っていきたいところです。
特に、出し勝ちしたけど追ってきたポケモンがズルズキンでかなり微妙だった。
そんな時は思い切ってオーバーヒートを打って相手を沈めていきます。
相手がシールドを貼ってきたらクレセリアのムーンフォースで打ち取りに行きましょう。
どの道不利ですし、ムーンフォースなら一撃なのでウェザーボールでちまちま削る意味もあまりありません。
パーティの生命線オーバーヒートは、まさかそんな技構成無いだろう。
という虚を突くのが最大の強みです。
シャドウ化されたキュウコンの火力を相手にお見舞いしてあげましょう。
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