あなたの記憶の中の世界地図、あなたの記憶の中にあるピカチュウの尻尾。
本物と合致していますか?
記憶に絶対的な自信がありますか?
そんなあなたにお伝えしたい今回の議題【マンデラ効果】について。
実は人間は集団でもなんでもない無作為な抽出においても、事実と記憶が異なっているという現象があります。
ちょっとオカルトチックで、正式な学問でもないマンデラエフェクトとは何なのか。
是非確認していって下さいね。
マンデラ効果とは?
マンデラエフェクト(効果)とは、ある事象に対する真実とは、異なる情報を持っている人が世界中に居るという都市伝説的なものの総称。
名前はネルソン・マンデラから。
南アフリカの指導者だったマンデラは、1964年~1990年にかけて投獄されていた。
この投獄期間中の1980年代に、獄中で死亡していたとされる記憶を持っている人が多数いることに由来しています。
史実ではマンデラは釈放の翌1991年にアフリカ民族会議の議長に就任。1993年にノーベル平和賞を受賞。1994年には南アフリカ大統領に就任しています。
つまり、1980年代に無くなっているどころか存命して数々の活動をした人物なのです。
マンデラエフェクトの成り立ち
はじめにマンデラエフェクトを提唱した作家のフィオナ・ブルームはマンデラは1980年代に獄中で亡くなり、葬儀の放送の記憶も持っているというのです。
その後葬儀に関する関係者の話や、南アフリカの暴動まで記憶としてブルームは持っていました。
これが単なる記憶違いで片付けば、話はそこで終息するのですが終わりません。
ブルームは会話で、自分と同じようにマンデラが極中止した記憶があるという人物に出会います。
2010年、どうしてもおかしいと思ったブルームが自身のブログにそのことを投稿すると、たちまち反響が付きました。
この獄中死亡説に賛同する人が予想以上に現れたのです。「自分もそう思っている」と。
大勢の人たちが「自分も同様の記憶がある」というのです。
ブルームと同じ無いはずの記憶を持つ人が、世界中存在していたという事になります。
さらに、2013年実際に死去した際に「彼は既に死亡していたのではないのか?」とする問い合わせたが数メディアに来たと報告されています。
オカルト?
学術的な用語ではなく一種のギャグやミーム、オカルトといった類に分類されます。
風刺や皮肉も含めての物になりますが、一番多く言われているのが、この世界には別の世界【パラレルワールド】から移動してきた人たちが数%混じっているという説。
現実的な否定では、人間の記憶は不確かで曖昧なので、そうした記憶の揺らぎや補填の所為でここまで事実とズレるのだとする説があります。
ズレたにしては『そう思ってる人』が多すぎるのが謎だと言われますが、これがこの説の面白いところですね。
では、主題となるマンデラの没年以外にも、有名な物をマンデラエフェクトを紹介します。
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世界地図でオーストラリアは何処?
想像してください。
あなたの中の世界地図でオーストラリアは何処ですか?
「え? あの辺じゃないの?」という処は浮かんだでしょうか?
では、確認してみましょう。ちょっと間を空けます。
はい、これが標準的な世界地図です。
あなたの頭の中とあってますか? 大丈夫ですか?
いや、私の頭の中とはずれてるんですよね。
もしかして同じくずれてる、って人は下の様な地図ではないですか?
これ。
オーストラリアは正規の地図より何となく真ん中に寄ってて、ニュージーランドは右上。
ちなみにこの地図。探しても出てきません。
そして私の中学時代の地理の教科書も確認しましたが、やはりこの様にオーストラリアが東へ。
ニュージーランドがその北へズレているという事実はありませんでした。
後者の地図は私がコラージュした物なので存在しないはずなのですが、これに類似した世界地図を記憶している人が何人かいるのも確かです。
「図法の問題では?」という指摘もあります。
しかし、ロシアの大きさの記憶違いなどが報告される場合は、もしかしたら図法による違いかもしれませんが、さすがにオーストラリアの相対位置や、ニュージーランドが北なのか南なのかがずれて居るというのはおかしいだろうする向きもあります。
ちなみにオーストラリア、ニュージーランド以外には『ロシアの領土』『北アメリカ大陸の形』『アフリカ南西の形』『ヨーロッパ諸国の国の位置』などなど。
記憶違いですまされそうな物も交じっています。
考えるとまたハマりそうですね。
あなたの頭の中の世界地図はどうですか? いまの『正しい世界地図』と合致していますか?
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地図以外の例
地図や地理に関するもので以外の例で、有名な物は下記です。
さらに、日本でも独自のマンデラ効果が存在します。
ファンタのゴールデンアップル味についてはコカ・コーラボトラーズジャパンが正式に否定をしたという話も存在します(少なくとも当時の資料に無い)。
こういった事実と記憶の違いは、多くの地域で存在しているのです。
また、人間が30年単位で代替わりをすると、やがて100年前の記録が無くなるので、今後こう言った事実の捻じ曲げが増えてくる可能性もあるでしょうね。
嘘も100年言えば真実になる。といった皮肉もあります。
集合的虚偽記憶
こういった事実とは異なる記憶を、世界中の人がもつ現象を『集合的虚偽記憶(collective false memory)】と言います。
マンデラエフェクト自体はオカルト・ミームに分類されていますが、集合的虚偽記憶は学術的な研究対象の位置づけではあるのです。
爆破テロ事件によって故障したボローニャ中央駅の時計の記憶に関する研究で、集合的虚偽記憶の解明を試みている。時計は実際には1980年に起きた爆破事件によって一時的に故障したがすぐに修理され、以後自然故障する1996年まで動き続けていた。しかし、駅の利用者や職員を対象に聞き取り調査を行ったところ、9割以上もの人が時計は事件発生から現在までずっと止まったままだったと記憶していたことが判明した。
引用元:wikipedia
この集団虚偽記憶は『一度止まった』という事実と『1996年以降止まってしまった』という二つの事実から合成された、虚偽の記憶ではないかとする説が濃厚です。
しかし、実際にこうした勘違いやアリエナイ記憶は怒り得るという発見となりました。
やっぱ、この世は創りもので
大型アップデート時のバグ説を提唱したいわ
そうだと面白いけどねぇ…
あなたの中の真実は、どうですか?
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