さて、新規実装されたメロエッタボイスフォルムを掘り下げていきましょう。
ビクティニの実装の時と違い、あまり注目されていない気もしますが、もしかしたら使い道があるかもしれません!
いや、あるはず。
誰かさんとは違って!
メロエッタの基本データ
というわけで新しくエスパーポケモンが実装されました。
あいかわらずのねんりきタイプで、ほかのまぼろしポケモンと差別化が難しいですが見ていきましょう。
タイプとSCP
メロエッタはとても珍しいノーマル・エスパーの複合タイプ。
このタイプがとても重要で、弱点の一つであったゴーストに強くなっています。
最大CP4490ですがXL飴の投入が現実的ではない為マスターリーグは微妙。
マスタークラシックなら出場可能といった感じ。
捕獲時のSCPが1500を超えている為、スーパーリーグルールへの出場可能性はありません。(トレーナーレベルが低ければいける?)。
SCPはハイパーリーグで2431。
マスタークラシックの相棒込みで3880。
硬さだけで言うとほぼニャイキングと一緒です。
けっこうペラペラですね。
所有技と回転率
では注目の所有技を見ていきます。
技名 | 威力 | Eチャージ量(その他) | E消費量 | タイプ |
でんこうせっか | 6.0 | 7(2ターン) | ー | ノーマル |
ねんりき | 19.2 | 12(4ターン) | ー | エスパー |
サイコショック | 75 | ー | 45 | エスパー |
10まんボルト | 90 | ー | 55 | でんき |
マジカルシャイン | 110 | ー | 70 | フェアリー |
はかいこうせん | 180 | ー | 80 | ノーマル |
技範囲は比較的広いですが、技2への初動が非常に重い為小回り用途としては使えないポケモンではあります。
まず、技1ですが両方タイプ一致で打つことができますが、基本的にねんりきの方が性能が高いです。
でんこうせっかも及第点ではあるのですがどうしてもカウンターやどくづきと比べると見劣りしてしまいます。
最小回転数はねんりき4回からのサイコショック発動で、実に16ターンチャージ。
でんこうせっかだと14ターンになりますが、でんこうせっかにした瞬間に役割対象が居なくなってしまうのでNG。
基本的にはねんりきでゴリ押しをするポケモンです。
うーん破壊光線を持たせた方がインパクトあるのだろうか。
メチャクチャ対象が狭くなりますが。
ちょっとタチフサグマにはかいこうせんを持たせるのとはわけが違うので、やっぱり二個目は10万ボルト安定なんですよね。
個体値について
メロエッタのハイパーリーグ個体に関しては【10・14・15】という個体が一番順位が高そうなので、暫定でこれをトップとして扱っています。
メロエッタは現在交換不可能、最厳選不可能となっている為、一発勝負です。
良い個体値は引けたでしょうか?
技の発動タイミングや、技1の推奨がねんりきとなる点から感覚としてはゴチルゼルに近いですが、ゴチルゼルよりもさらにペラくなっています。
攻撃力がそこそこあるおかげか、ニョロトノへの10万ボルトのダメージが50%を超えるなど、意外と善戦できるという点が評価できます。
ちなみにシールド0枚同士のシャドウニョロトノには勝てます。
なんだかんだ言ってやっぱりねんりきは強いんです。
メロエッタが勝てる対面
メロエッタの仕事は凄く単純で下記のタイプを狩る事です。
重要な点として、複合タイプとしてノーマルを持っていますので、ゴーストタイプを借りに行くことができます。
この辺り、通常のエスパーより優秀かもしれません。
ゴースト系
意外ですが、エスパーの苦手なゴーストを狩れるんですよ。
なんたってメロエッタはノーマル複合ですからね!
完封というわけではないですが、ハイパーリーグ最強ポケモンの一角であるブルンゲルをガッツリ仕留められます。
ブルンゲル側から見ると、まともな打点がれいとうビームしかなく。
逆にブルンゲル側から見ると殆どが等倍以上で通されてしまうので、非常に厄介です。
では、ギラティナAには勝てるのか?
というのが結構問題で、ギラティナAはシャドークローとドラゴンクローの構成でもほぼメロエッタと互角なのです。
SCPの差もありますが、本当にギラティナAは恐ろしい。
ゲンガーとかなら問題無いんですけどね。
格闘系
当たり前ですが技1がねんりきですので基本的に勝てます。
勝てます。
が。
これ、メロエッタ対カイリキー。シールド一枚同士。
負けます!
相手のいわなだれが早すぎるので負けます!
ネギガナイトも同様。
つじぎりの二発目までにカウンターで良い感じに削られるので負けます!
シールド一枚同士では負けます!
何度でも言います。
カウンターが等倍なんです!
カウンター強すぎ。
毒系
ハイパーリーグに居る毒タイプと言えば。
ゲンガーやフシギバナ、そしてニドクインです。
あとはアローラベトベトンとかドクロッグとか。勝負がはっきりついちゃうのも居ますが。
フシギバナとゲンガーに関しては相手の技を食らわなければ有利。
相手の技を食らい続けたら不利というはっきりした対面となっています。
原因は当然ねんりきの性能で4ターン技でややダメージ寄りの性能になっているから。
確実に勝てるわけではありませんが、後追いなどでもシールド状況に対しては基本結果が変わらない為、使用する場合はこの辺りのメジャーな独との対面を覚えておくと活躍させることができるでしょう。
メロエッタは強いのか?
正直、あんまり強くなさそうです。
やはり技が重いのが一番の原因で、エルレイドの様な軽技持ちでも苦戦している事を考えるともう一つインパクトが足りない気がします。
実は原作では三色パンチを筆頭にグロウパンチも憶えるなど、なかなか面白い技構成をしています。もしかしてデータ的にはステップフォルム用?
その他くさむすびやシャドーボールそしてシャドークローも憶えることができるので、もし技追加があればミュウとはタイプ違いの運用方法を検討できそうです。
現状では一線級とは言えず、シュミレベルとはなりますがブルンゲルがクッションで蔓延しているなどの構築が流行れば、お呼びがかかるかもしれませんね。
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