4回目のスーパーリーグリミックス。
シーズン9の採用率の高かったポケモン20種を出場禁止として開催されるスーパーリーグの特殊レギュレーションです。
開催期間は2021.11.30(火)5:00~2021.12.14(火)5:00まで。
初手からですが二週間開催です。
レートが出るまでに4~5日程度普通はかかるでしょうから実質一週間強の機関ですね。
前回のリミックスの記事はコチラ→
シーズン10スーパーリーグリミックスのルール
ではこの日程の禁止20体を見ていきましょう。
まず解禁されたポケモンは下記の3体
- アローラガラガラ 解放
- ニョロトノ 解放
- ペリッパー 解放
対して新規で入ったのは下記の3体
- ニドクイン NEW
- バルジーナ NEW
- タチフサグマ NEW
まぁ順当ではないでしょうが、ウェザーボールが弱体化を食らっている為ニョロトノとペリッパーの採用率は激減しており、高耐久で強い3体が新たに入っています。
しかし、この変動によりアローラガラガラを止められるポケモンがほぼ消えてしまったような印象があります。
あくタイプの上位が軒並み禁止枠に入ってしまっている上に、強じめん枠、いわ枠も禁止になっています。
ついでにマリルリとラグラージも。
こうなるとアローラガラガラは戦略上、解放してはいけなかったポケモンなのではないか?
という疑問が残りますね。
おさらいするとマリルリ、ブラッキー、バルジーナ、タチフサグマ、ズルズキン、ガラルマッギョ、トリデプス、ラグラージ、ニドクイン、チルタリス、ヤミラミという実に半分を超える数がヤミラミの苦手ポケモンですからね?
あれ?おかしいな?
ではオススメポケモンを見ていきます
アローラガラガラ【スーパーリーグリミックス】
推奨技:ほのおのうず・ホネこんぼう・シャドーボーン
天敵が減りまくってしまった旧王族緊急招集です。
私はシーズン9の最終で使っていたのですが現在でもメチャクチャ強く、実はとても使い害のあるポケモンです。
環境に色々なポケモンが増えたために見放されがちですが、素のポテンシャルはやはり相当なものがあります。
タイプ・技ともにあまり強くないのですが、不思議とどこに置いても善戦する絶妙な耐久と攻撃力を持っています。
ここまでしっかりハマっているとシャドウ個体は使えないのでは?と思うほど数値の妙に救われています。
リミックスでは出ずっぱりのユキメノコの迎撃役、そしてシシコの迎撃役としてお世話になりそうなだけでなく、中間クッションとして面白い役割を果たせることでしょう。
ベロリンガ【スーパーリーグリミックス】
推奨技:したでなめる・のしかかり・パワーウィップ
相棒つれ歩きという努力の末に完成する人権枠。
強ゴースト枠である、Aガラガラ・ユキメノコ・オーロット全てに対して強い働きをするベロリンガを最強クッションとして推奨します。
カントーカップから引き続きの活躍になりそうですね。
技構成上、ゴースト・みず・じめん、そして等倍ポケモンにすこぶる強く、かくとうタイプ以外の目立った弱点がありません。
はがねポケモンが苦手ではあるのですが、代表格の二匹が出禁になっている為追い風です。
かくとうも出場枠ではカイリキーやオコリザルが出てきそうな部類であり、その採用率がそこまで高くない事を考えると圧倒的有利な立場は揺るがないでしょう。
ミュウ【スーパーリーグリミックス】
推奨技:シャドークロー・なみのり・ニトロチャージ
リーグが更新されるたびに検討されるミュウの活躍、今回もバッチリデス。
ニトロチャージは今回ワイルドボルトの対象が少なそうな点と、メガニウム・ユキメノコなどへの配慮となります。
シャドークローの高速チャージから放たれる、ドラゴンクロー・なみのり・ワイルドボルト・くさむすび・ニトロチャージ・きあいだまの択は対戦相手からすると相当に厄介です。
その器用さを活かし、何でもできる、どんなポケモンでも追いつめられるといった処理能力を持っており、純正ゴーストとあくタイプ、そしてノーマル以外には基本的に力を発揮します。
また、万能枠のアローラガラガラにも結果的に有利な点等が見逃せません。
初手でも引き先で都合の良い技回転を誇るミュウは、常に勝負ポケモンの一角として有利な強みを持っていると言えるでしょう。
逆に言うと、ノーマルタイプのベロリンガはミュウにも強いことになってしまいますが。
オーロットが環境に根差している分、シーズン9までの環境よりは少し弱体化している感じもしますが、一発逆転の切り札として、はたまたシールド剥がし役としてまだまだ期待できます。
メガニウム【スーパーリーグリミックス】
推奨技:つるのムチ・ハードプラント・じしん
大概のミュウ(なみのり・ワイルドボルト型)に打ち勝つことができ、アローラガラガラにはじしんで打点を持ち、ベロリンガのパワーウィップを受け止めることができます。
特殊リーグの常連であるユキメノコとは相性が悪いですが、実は技の回転効率が全く同じなので、シールド2枚同士でメガニウムが先に場に出ていた場合は勝つことができます。
つまり、ユキメノコに対しては実は後追いを許していません。
オーロットの増殖状況によっては分が悪いですが、ほぼドラゴンも居ないような環境では等倍の御三家ポケモンは常に考慮に入れるべき、その代表格として非常に面白い位置に腰を下ろしています。
エンペルト【スーパーリーグリミックス】
推奨技:たきのぼり・ハイドロカノン・ドリルくちばし
現実的に運用できる水ポケモンの中では通常打点が一番高い方のポケモンです。
アローラガラガラやユキメノコが氾濫する環境になった場合は、ピンポイントリリーフとしての活躍が見込まれる事となります。
また、これもベロリンガと同じ状況ですがかくとうポケモンが少ないのも追い風となっていますね。
ただし、耐久が低いので有利なポケモンにあてたとしても基本は役割遂行型としての使いつぶししか聞きません。
実戦でのシールド枚数は意識しつつ、さらにシミュレートは存分に行っておきましょう。
また、ワイルドボルト持ちのミュウへの対策もパーティ内補完で行わないと危険です。
さらにアローラガラガラの後追いに関しては、かなり危険なので覚えておきましょう。
シールド1枚で逆転する可能性の非常に高い組み合わせとなります。
とはいえ最初の2週間だけ
初期はレート変動がそこまで強くなく、意識してパーティを組むというよりは実験でやるべき事をやるという事をしていくのが良いと思われます。
レートも浅いですし、次にやれることを試すには絶好の機会です。
紹介した様な強いポケモンだけではなく、ホリデーカップの用意をしたり使った事の無かったポケモンを使ってみたりして、この期間自体を後々の戦略の為に役立てられると良いですね。
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