PokemonGO PVP 出し勝つ方法 本当に出し勝ちは重要なのか?

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「うぉ! 今日全然出し勝てない!」

「マッチング運悪すぎ! しょうがない!」

PVPをやっていると、この様な心理的な状況に追い込まれる事は無いでしょうか。

私もよくあります。

勝負に狂った俳人にはよくある現象ですね。

そこで今回は、出し勝ち、出し負けについてキッチリかっちり定義をかましていきたいと思います。

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出し勝ちとは

出し勝ちが重要かを考える上で、出し勝ちとはそもそも何ぞやという処を定義していきたいと思います。

PVPにおけるいわゆる出し勝ちとは『初手対面で明確に有利不利が決まっている組み合わせ』『さらに、自分が有利側になっている』という意味です。

もう少し分解します。

例えばほのお技しかないリザードンと、みず技しかないカメックスが向かい合っているとします。

リザードン
カメックス

この場合、明確にカメックスが有利でありリザードンは成す術がありません。

本家で言うとリザードンが晴れ状態からソーラービームを放ってくる可能性があるので、出し負け確定とは言い切れません。

しかしポケモンGOの環境ではリザードンは明確なカメックスへの有利材料がない為、一方的に不利な対面となります。

ポケモンGOは実装技が少ないポケモンが多く、手の内がバレている事前提でバトルを強いられる為こうした優劣関係がはっきりしてしまうのです。

それゆえ常に交代のタイミングが重要課題になってきます。

出し勝ち50%はありえない?

では、ここで本題を提起します。

「出し勝ち50%はありえない」ということです。

負けが込んでくると「出し負けが5割を超えてる!」「マッチングが悪い!」などと叫びたくなりますが、そもそも出し勝ちが5割になるという事があり得るのでしょうか?

下記はポケマピさんのシーズン4初手採用率のスクリーンショットですがちょっとこちらを見てみてください。

こちらはランキングのトップテンまでの集計で、全体の90.7%に当たる数字です。

ちょっとこの10種類で出し負け率、出し勝ち率をそれぞれ考えてみることにしましょう。

全体で90.7%ですから、この中で比べた計算結果にそれぞれ1.1倍をすれば大体の数値的に合うはずなので。

ギャラドスはたきのぼり型とりゅうのいぶき型で明確に役割が分かれるところがありますが、ここではそれぞれを半分として捉えます。

トゲキッス

トゲキッス

まず全体1位のトゲキッスから見ていきましょう。

出し勝ち:40.45*1.1≒44.495%

カイリュー・ラグラージ・ガブリアス・竜ギャラドス・カイリキー・オノノクス

互角:16*1.1≒17.6%

トゲキッス

出し負け:34.25*1.1≒37.675%

ジバコイル・メタグロス・滝ギャラドス・マンムー

先に示した通りギャラドスは3.05%ずつの計算としました。

流石採用率1位のトゲキッスと言いたいところですが。それでも出し勝ちは45%を超えないようです。

疑似的な確率なので確実とは言えませんが50%を超えることはなさそう。

次のポケモンも見てみましょう。

ジバコイル

ジバコイル

次にジバコイルです。

出し勝ち:34.2*1.1≒37.62%

トゲキッス・メタグロス・ギャラドス

互角:28.9*1.1≒31.79%

ジバコイル・カイリュー

出し負け:27.6*1.1≒30.36%

ラグラージ・ガブリアス・カイリキー・マンムー・オノノクス

カイリューには勝ちたいところなのですが、展開次第なので互角の枠に入れました。

トゲキッスは優劣がはっきりしていましたが、ジバコイルはそれがあいまいになり互角以上の対面が疑似的に69%となりました。

全体的にかなり平均な印象です。

カイリュー

カイリュー

三番目はカイリューです。すでに嫌な予感がプンプンですね。

出し勝ち:26.35*1.1≒28.985%

ラグラージ・ガブリアス・滝ギャラドス・カイリキー・オノノクス

互角:31.95*1.1≒35.145%

ジバコイル・カイリュー・竜ギャラドス

出し負け:34.4*1.1≒37.84%

トゲキッス・メタグロス・マンムー

ちなに身に驚くべき事にマンムーやりゅうのいぶきギャラドスはほぼ互角なんです。

今回はちょっと分けてみましたが。

予測されたことですが、出し勝ち率が下がり、ドンドン互角と出し負けに数字が振られる形となりました。

出し負けに着目すると、トゲキッスとそこまで変わりませんが、そもそもあっちは出し勝ち率が40%を超えており、比べるのもおこがましいといった感じです。

如何でしょうか?

「出し負けが多い」状態とは、これらの単純亜統計を見る限り「互角を含まな純粋な出し負けが40%を超えたら多いのではないだろうか」というのが今回の定義です。

出し勝ち出し負けそして互角

今更ですが、初手対面においての状態は3種類あわります。

  • 出し勝ち
  • 互角
  • 出し負け

極端に言うと確率が均等なのであればそれぞれが33%強という状態を持っており、少なくとも「今日全然出し勝てねぇわ」という人はそれを意識したほうが良いという事です。

こうして並べれば当たり前の事実なのですが。

何故か頭の中では「出し勝ちは5割無くてはならない」となってしまいがちです。

しかし、あなたの対面運が悪いのではなく、30~37%程度の範囲の出し勝ち率であればそれは至って普通のことだと気が付くはずです。

トゲキッスを使っている人は状況をハッキリさせたく初手で使っている事が容易に推測できます。

反対に、ジバコイルはとにかく出し負けだけは嫌だ、という心理が働いているとも言えますね。

当然後続のポケモンの構成や、交代後の2番手の処理などによって勝負は分かれていく為一概に出しが手ばいいという物ではありません。

しかし最初の選択肢を相手に強要する状況は作れる為、やはり出し勝ちするに越したことはないのです。

さて、そんな中で出し勝ち率がトゲキッスより高いポケモンが誕生しました。

こちらの記事をお読みください。

そう、ブーバーンです。

実がこのブーバーン、シーズン4の初手対面TOP10に対しては互角が存在せず、勝つか負けるかしか存在しないとても極端なポケモンなのです。

トゲキッス以上にヤンキーですよね。

その出し勝ち率は46.7*1.1≒51.37%。

なんと疑似計算ですが、夢の五割越えになります。

当然このことに気付いたシーズン6のマスタートレーナーたちが対策を取り始めるので、最後までこの数字のままとはいかないでしょう。

しかし少なくともマスター開幕2日間程度は確実に暴れられるのではないでしょうか。

この様にして考えると普段何気なくとらえている事も変な思い込みやバイアスがかかっていたりするものです。

思い込みの枷を外して、PVPと向き合ってみれば突破口が見えるかも知れません。

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