マスタープレミアで初手ラグラージを使ってはいけない理由【強い?弱い?】

Pokemon

ラグラージって強いですよね。

高回転で威力の高い技の組み合わせに、第三ウェポンとしてじしんとヘドロウェーブを選択できる器用さ。

全リーグを通して一定数が採用されていて、みずタイプを代表するポケモンの一匹です。

そんなラグラージですが、マスタープレミアで初手ラグラージを結構な機関回してみて、思うところがありその強さについて述べていこうかと思います。

正直初手には使わないほうが良いのではないかというのが本音です。

採用率や流行りのパーティ構成から考えると、同も初手にマッチしていない気がするのです。

ジバコイルやメタグロスにめっぽう強い筈なのに、なぜこんなに微妙になってしまうのか、是非一緒に考えてみてください。

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マスタープレミアで初手ラグラージが弱い理由

トゲキッス

何故マスタープレミアの初手ラグラージは弱いのでしょうか。

弱点の草も居ないのに……。

それは『出し負けが多すぎる』この一点に尽きます。

まず事実を俯瞰する為にマスタープレミアの環境で初手に来るポケモンをピックアップしてみましょう。

ポケマピさんの採用率ランキングが参考になります。

これによると、シーズン4の初手採用率トップはなんとトゲキッスとカイリューです。

実にこの2体で初手採用率30%を誇っており、やる前から初手3割出し負けという非常に厳しい戦いを強いられます。

画像を見て下さい。

トップ10までのデータを引用しました。

単純に考えていきましょう。

シールドを1枚ずつ使うとして、ラグラージが勝てる相手はジバコイルとメタグロス、カイリキー、マンムー位の物です。

これら4種の初手採用率を足すと36.8%になります。

1/3強ではありますが、逆に言うとこれら以外に勝つ見込みは殆どありません。

ラグラージを初手採用する場合、6割は出し負けなのです。

なんとなく突破できそうなトゲキッスですら、ヘドロウェーブを通しても次のハイドロカノンに貼られれば突破されてしまいます。

この様にラグラージを初手で使う場合は、出し負けを追われる前提の戦いとなります。

つまり、出し負けギミックを意図的に構築するか、カビゴンなどのクッションポケモンを後続において戦況をかき乱すしかないのです。

一見出し勝ちも負けている?

カイリキー

前段で、シールド1枚以下の前提ならばカイリキーなどにも勝てることは明言しました。

しかし、実際問題としてのしかかってくるのはカイリキーを抜いたその後なのです。

カイリキーの裏には、実は本来の役割対象であるメタグロスとジバコイルが潜んでいる割合が非常に高いです。

これはカイリキーが苦手な飛行ポケモンやトゲキッスに対応する為、当然と言えば当然です。

私も前季鋼二枚のパーティを使っていたのでそのギミックがよくわかります。

つまり、カイリキーと初手対決になった場合は一見出し勝ちに見えて、裏で負ける確率が跳ねあがって今うのです。

もし、初手ラグラージに控えでトゲキッスなどを採用していると、負け確率がグーンと上がってしまいます。

カイリキーの様な技1でもダメージが入り高回転で技を打てるポケモンを初手に出されるのも、実は非常に苦手となります。

ラグラージの強さが初手で際立つシーン

ラグラージ

散々こき下ろしましたが、当然初手特有の強さもあります。

フォローの為に、強いと思った有利な点を書いていきます。

鋼に滅法強い

それはパーティに入っている可能性が高い、ジバコイルとメタグロスに絶対的に有利な事です。

この2匹のポケモンはラグラージに明確な打点を持ちにくく、シールド同数による突破は基本的にできません。

これらを初手で制圧することができれば、あとは追っていくだけで勝てることもありこの対面が作れると非常に強いです。

初手でこの対面が多かったのはシーズン2でジバコイルの強さが認識されだしたときという印象でしたが、今も三割程度は初手がメタグロスかジバコイルな事も多いです。

もし構成上の勝ちを拾いに行けるよう組めるとしたら、やはりラグラージ初手が相当刺さる日も出てきます。

ゲージを貯められる

マッドショット9回

初手の有利な点はゲージを溜めやすい点です。

ラグラージは9回マッドショットを打つと、ハイドロカノン2発分のエネルギーを充填できます。

実はマスターリーグに、この間隔内でラグラージを倒せるポケモンは居ません。

草技があれば別なのですが、モジャンボやエルレイドは環境上見たことが無いので除外します。

つまりマッドショット8回で打てるヘドロウェーブやじしん、9回で2回打てるようになるハイドロカノンを保持することが容易なのです。

相手の出方を伺いつつチャージして下がる。

という事ができるので、完全な出し負けでもまだ後半に戦局をひっくり返せる可能性が残っているのです。

チャージできずにずるずる負けてしまうといった相性のポケモン達よりはよほどましなので、対面がうまく回ったり後手で勝っていたら逆転の可能性も残っています。

ラグラージは後ろの方が強い

メガラグラージ

色々書きましたが、総合的にはラグラージは後ろで使う方が強いと考えられます。

メタグロスとジバコイルは採用率の割に、裏に控えている事が多く。

初手でカイリキーと対面するのは気まずいが、裏で対面する分には勝てる。

といった、状況による要因も考えられます。

特にメタグロスは採用率57.7%に対して初手採用率が13.3%と実に3/4ものメタグロスが裏に控えている事になります。

この様に、ラグラージは裏の方が『腐りにくい』のです。

実はラグラージ初手パーティで25戦中16勝を挙げたこともあったのですが、最終的に確率が丸くなっていったのか勝率52%程度に落ち着きました。

これではランク10には到達できません。

ここまで述べてきた事実にもっと早く気付くべきでしたね。

もし将来的に環境が移行していってもう少し初手に地面や鋼が来るようになれば少しは評価が変わるかもしれません。

しかし、現状の環境で言えることは、ラグラージは出てきた鋼を後ろから追うべき。

という事です。

ラグラージ採用を検討している方は、是非初手採用率なども考慮して考えてみてください。

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