マスタープレミアのギャラドスはたきのぼり型? りゅうのいぶき型?徹底比較!

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マスターリーグのギャラドスは、たきのぼり型とりゅうのいぶき型という技1の選択から個性が付きます。

では、これらは比較してどちらが良いのでしょうか?

現在の環境と照らし合わせて有利不利を考えていきたいと思います。

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りゅうのいぶきとたきのぼりの比較

ギャラドス

ではギャラドスが使った場合の、りゅうのいぶきとたきのぼりを性能面から比較していきましょう。

項目りゅうのいぶきたきのぼり
ターン数13
エネルギー増38
威力414.4(12)

ここで注目したいのは、これらの比較時には何を考えるべきかということです。

エネルギーチャージに関しては、単純に比較するとりゅうのいぶきは3ターンで9、たきのぼりは8溜まります。

威力に関してはタイプ一致の分たきのぼりの方が高いですが、ダメージ実数値で差が出ない事には意味がありません。

まんま14ダメージが入るわけではないので。

また1ターン技であるりゅうのいぶきの方が、交代や無駄ターンを減らすという小回りに優れており、単純な技比較ではりゅうのいぶきの方が上となります。

次に技2を絡めて見ていきましょう。

技名消費エネルギー
アクアテール35
かみくだく45
たつまき45
げきりん60
ハイドロポンプ75
※ただし、たつまきは技性能が著しく低い

比較表の様にわざ2の消費ゲージは5の倍数で構成されている為、8の倍数では余る数値が多くこのあたりの1~2ターンの差という微妙な値が勝敗を分けることがあります。

こういった数値上の比較で見るのであれば、りゅうのいぶきに軍配が上がります。

元々このりゅうのいぶきは技性能が良すぎるのです。

では単純にりゅうのいぶきにすればいいのか、と言うとそうではありません。

こんどは環境のポケモンに対する比較を見ていきましょう。

下記は主なポケモンに対する、ギャラドスの与ダメージ表となります。

条件はギャラドス対相手ポケモンで、両方個体値マックスのがんばリボン無しで集計したものです。

対戦ポケモンりゅうのいぶき竜の息吹(3ターン)たきのぼり
メタグロス2610
カイリュー5157
カビゴン41213
トゲキッス2611
ギャラドス4128
ガブリアス61812
ジバコイル2611
カイリキー41214
ローブシン41214
ドサイドン41230
マンムー51524
ラグラージ41213
ドリュウズ31227

単純なダメージ比較ではマスタープレミアに存在するポケモンの種類で言うと、たきのぼりに軍配が上がる様です。

ダメージレースで損をするのは、カイリュー・ギャラドス・ガブリアスだけという優秀っぷり。

流石通りやすい水技のタイプ一致なだけはあります。

しかし、比較はここで終わりません。

例えば、3ターン技は3ターン目が経過するまでダメージが計算されません。

対メタグロスでは3ターン換算で6:10と当然たきのぼりが有利ですが、5ターン目の時点では10:10となり、ダメージ量が互角なのです。

6ターン目で再び12:20となるので、もちろんたきのぼりの方がダメージを与えられます。

しかし、若いターン数ではカビゴンやカイリキーに与えられるダメージ量が勝っていたりと、りゅうのいぶきが1ターン技であるが故の利点もまた存在するのです。

【例:カビゴンへのターン経過毎の与ダメ】

対カビゴンターン数りゅうのいぶきたきのぼり
140
280
31213
41613
52013
62426

これはその他多くの対面にも言える事ですが、りゅうのいぶきが勝っているターン数というのが実は結構存在しています。

終盤にギャラドスを使用する場合、この細かい差が勝敗を分ける可能性がありますのでそういった特徴も頭に入れておきましょう。

わざ2が連発できるりゅうのいぶき

こいつがライバル

冒頭触れましたが、りゅうのいぶきはEPT3.0とそれなりに高くまた1ターン技である為結果的にたきのぼりよりも早く技2を打てます。

比較してみましょう。

主要な技の消費組み合わせとなります。

使用技りゅうのいぶきたきのぼり
アクアテール(消費35)12回(12ターン)5回(15ターン)
かみくだく(消費45)15回(15ターン)6回(18ターン)
げきりん(消費60)20回(20ターン)8回(24ターン)
アクアテール×2(消費70)24回(24ターン)9回(27ターン)
ハイドロポンプ(消費75)25回(25ターン)10回(30ターン)
アクアテール+かみくだく(消費80)27回(27ターン)10回(30ターン)
かみくだく×2(消費90)30回(30ターン)12回(36ターン)
アクアテール+げきりん(消費95)32回(32ターン)12回(36ターン)
アクアテール×3(消費105)35回(35ターン)14回(42ターン)
※貯められるエネルギーの上限は100

当然長引けば長引くほどたきのぼりで打てる技の回数は少なくなり、その差が顕著になってきます。

いくらたきのぼりの方がダメージが入ると言っても、アクアテールの発動回数で与ダメージが抜かれては結果が入れ替わりかねません。

そう言った意味でもりゅうのいぶきの性能の高さがうかがえるという事です。

対面ポケモンに対して技構成で有利不利を考える

実際にダメージを比較してみましょうか。

下記はメタグロス対面で、理想の技構成にした場合のシミュレート結果です。

ほぼ差が無い様に見えますが、シールドが無い状態でメタグロスに弱点を突ける『かみくだく』が入った状況の数値ですので、ほぼ差が無くなっています。

実際はかみくだくが上手く入らないと、ここまで互角にはなりませんが、基本的にメタグロス対面は有利です。

この組み合わせは基本的にシールド使用数が同じであれば、ギャラドスが勝つ対面となっています。

次に対トゲキッスを、シールド1枚使用で見てみましょう。

トゲキッス戦はアクアテールを連打するしかない為、基本的に技1の性能差の勝負となります。

つまり、属性の差ですね。

りゅうのいぶきはドラゴン属性の為トゲキッス側が二重耐性でうけており、ダメージが通りません。

対してたきのぼりは等倍、タイプ一致で打っている為そこそこダメージが入ります。

というわけでこの対面は、僅差ですがたきのぼりの場合勝負に勝つことができます。

この様に、パーティ単位でトゲキッスが重い場合にたきのぼりを採用するという事が考えられます。

ただし、残ったトゲキッスのHPが少ししかなく、技を打てる体制も整っていない為後続の起点にできると考えるとりゅうのいぶき型で負けるのも選択肢としてはあり得る話です。

対面を取らなければいけない勝負なのか、ということも念頭に置いて置くと良いでしょう。

ここでは二例を紹介しましたが、パーティ単位で重いポケモンを誰で対策するのかという時に、特にギャラドスの様な技構成を持つポケモンがその検討課題として挙がってきます。

パーティ内の弱点を考える

ここまで話してきたことにプラスして、組むポケモンでパーティ内の弱点がどのポケモンになるのか、と考えると立ち回りを考える時に思考が明確になります。

例えばパーティ内で総合的にカイリューが重ければ、ギャラドスにりゅうのいぶきを持たせる方が正解です。

メタグロスだけが重たければ、たきのぼり+アクアテール+かみくだくという型もありかも知れません。

ただし、前述している通りたきのぼり型は基本げきりんを推奨します。

カイリューやガブリアスに逆転の目が残るからです。

自分がジバコイルをパーティに投入している場合は、メタグロスに強くカイリューがほぼ互角です。

ワイルドボルトのタイミングによっては、カイリューから逃げたい場合もあるでしょう。

その時の引き先として持ちたいのはたきのぼりギャラドスではなく、りゅうのいぶきギャラドスです。

反対に自身の初手がマンムーの場合、苦手ポケモンを抑えるにはたきのぼり型ギャラドスの方がマッチしている可能性が高いです。

マンムーから見て怖いメタグロスやジバコイル、ドサイドン、ドリュウズに対してりゅうのいぶき型よりもたきのぼり型の方が有利となるからです。

私は『自身の初手に合わせてギャラドスの技を変える』という選択肢が結構ありだと思っているのでこういった内容も鑑みて技を選択していく良いでしょう。

ただし、基本性能はどうしてもりゅうのいぶきが上なので、基本はそちらを重用することになると思います。

基本はりゅうのいぶき型で良い

ギャラドスを使い慣れていない、あるいは単純に広く対応できる用途が欲しい。

そういった場合はりゅうのいぶき型を採用する方が平均的な勝率が上がるでしょう。

先に出しました通り、パーティ単位でトゲキッスやマンムーが重い場合にたきのぼり型の採用を検討してください。

その際、どうしてもドラゴンのケアが甘くなる為やはりたきのぼり+アクアテール+げきりんの構成を考えた方が良いでしょう。

また、初手のギャラドスはたきのぼり型の方が強い印象があります。

これは特にジバコイル対面でも引く必要が無く立ち回れたり、メタグロスの場合は対応。

カイリューの場合は即引きと役割が分かりやすい為です。

置き位置、パーティ構成によって変わる為是非ギャラドスの技構成を今一度検討してみてください。

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