デザイナーとかプログラマーの勉強は簡単じゃないよという話

仕事術・自己研鑽

デザイナーやプログラマーに最短3ヶ月でなれる!

そんな虫のいい話あるかなぁ?

そう思ってしまう現役デザイナーのワタクシです。

私は15年以上デザインっぽい業務に関わっていますが、デザイナーって成長曲線が大分偏る職業だという事をまず伝えたいです。

それと、習得に終わりがない職業だとも。

30過ぎてから此方の職業に片足突っ込もうとしてる人が居るという事例があるので、ちょっと冷静に立ち止まってください。

あなたがその転職活動を半年抑えて、自主勉強だけで半年続いたらまだ望みはあります。

それ以下であれば、ハッキリ言って無理ですやめましょう。

デザイナー、プログラマーは出力の関係上最後の作業になる事が多く、締め切りも非常にタイトな場合が多いです。

若い時に限らず、徹夜や早朝出勤は当たり前。

25時に業務報告できればいい方、なんていう現場もあります。

別にブラックマウントをしているわけではありません。

実際にそういう事があるので、ちょっと考えてみましょうというお話です。

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覚えることが沢山ある

デザイナーにしろエンジニアにしろ、覚えることは沢山あります。

デザイナーであれば、デザインに関するソフト複数種。

エンジニアであれば、言語を複数種。

では収まりません。

こんなものは基礎の基礎です。

服で例えると下着といったところ。

人前に出るならば、身に着けてて当たり前の物です。

センスがない人はセンスを身に付けなければいけません。

コードはよりコンパクトにまとめられる様に考えなければいけません。

『周辺ソフトを扱える』だけでは仕事にならないのです。

扱えることは当たり前、そこから何ができるかどれほど早く完成品に近づけることができるか。

そして、同じクオリティを保ち続けることができるのか。

そういったことが仕事の観点では求められてきます。

流行の観察や手順の省略検討、新しい技術の登場など常に学ぶべき事は多くあります。

先輩デザイナーもエンジニアも常に学びの最中なのです。

それなのに「半年勉強したらデザイナーになれますか?」という人の多い事。

答えは「そんな聞き方をしている時点で思考力が足りないから辞めておきなさい」です。

半年程度ではまずソフトに慣れることすらままなりません。

職業デザイナーは1日8~14時間程度は常にデザインに関わっているのです。

そんな人たちに、半年でどうやって追いつくというのでしょうか。

と、少し厳しい話をしました。

ディレクター(調整役)不在の場合がある

これらの職業に関して問題の1つがここです。

わかり易く言うと『誰も案件をまとめてくれない』ということが起こりうるのです。

案件に関するディレクター、企画が不在の場合がケースとしては結構存在します。

特に個人受けや、小さい会社などの仕事(お金が小さいという意味ではなく、純粋に人数)で起こる場合が多いです。

小さい会社は個人スキルが無理くり高まっていく為、企画と何かやデザイナーと何かPLとプログラマーなどを兼任している人間が非常に多いです。

裏を返すと3人程度の小規模チームを組んだ時点で、どこかに欠けがあればかなりの苦戦を強いられるという事です。

企画無しで全員で企画を出すという事もあり得ます。

では、そんな中にほぼ初心者の「半年プログラマー」が突っ込まれたらどうなるでしょうか。

結果は言うまでもありませんよね。

師匠も居ないどころか、一人分より多くの役割を要求されるのです。

ただ『クライアントの要望に沿った物が作れる』ではなく『クライアントが言語化できない要望を言語化する』事が最も大切なのです。

「キャッチコピーは専門じゃないからわからないよ」

というのは通用しません。

発注側はプロは何でもできると思っているので、かなりの無茶な要求をしてきます。

その時あなたがか『デザインができるだけ』『コードが書けるだけ』の作業者ではお話にならないのです。

フリーランスは更に苦行

「フリーランスで自由に仕事をして自由な生活」

のような触れ込みを多く見ますが、フリーランスになれば1流の技術は当然のこと他にも持っていなければならない事が沢山あります。

  • 営業力
  • 会計能力
  • 交渉能力
  • 流行察知能力

これらは、スキルによっては会社側で守ってくれることの多い分類ですが、1人活動になった場合は貴方を誰も守ってくれません。

よしんば一件目でいいクライアントに巡り合えたとしても、継続してくれなければ決まった報酬額にはならないのです。

「自由に仕事!」というと聞こえはいいです。

しかし、現実はフリーランスで食っていけるほど甘くはありません。

会社精度というのは基本従業員側に優しい制度なのです。

まずは就職

なぜこのような記事を書いているかというと、フリーランスで出戻りを見ることが非常に多い事。

そして何よりフリーランスでも稼げる!

と無責任な誇大広告に載せた言動が非常に多いことに憤りを感じているからです。

どんな仕事もそれっぽい物を作るのには2年はかかりますよ。

それを半年でフリーランス生活などと。

そんなことできるわけがないでしょう。

何故なら半年で人脈や営業力は育たないし、デザインセンスやコード知識は身に付かないからです。

何処から仕事を拾って、誰が丁度いいレベルの仕事をくれるというのでしょうか。

そんな都合の良いことはあり得ません。

半年で全てを極められる超人というのなら話は別ですが。

甘言に誘われるまま、仕事を辞めたと宣言して消えてしまったSNSアカウントを見かけます。

これらの人は本当に困窮してしまったのではないでしょうか。

無責任な発言ではなく、現実的に考えておかしくない?

という認識ももって将来の職業選びをしてほしいと思います。

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