突然ですが、人にモノを教える時に、相手の能力値を分析するとダメだって知ってました?
正確には、その分析を相手に伝えてしまうとアウトです。
![](https://hamwrite.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/woman.png)
えっ?
人にものを教える為に、教えられる方の現状の把握は必須じゃない?
![はむらいと](https://hamwrite.com/wp-content/uploads/2019/05/animal_usaghi_netherland_dwarf.jpg)
確かに現状の把握は必須だよ。
でも、教えられる方にとっては、必ずしもそうじゃないんだ。
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どういうこと?
数学が苦手でも本人は知らなくてもイイって事?
![はむらいと](https://hamwrite.com/wp-content/uploads/2019/05/animal_usaghi_netherland_dwarf.jpg)
う~ん、そうじゃないんだけど。
大人は子供より子供なんだよ
大人はある意味、子供よりデリケートなんです。
何年も仕事をやってきて、自信とかプライドとかを拗らせちゃってるから。
今回は、そんな大人同士の仕事の教育に対してのタブーについて触れていきます。
否定と能力の関係 根性論が発動できない人に能力分析はNGです!
根性が無い人に事実は伝えてはいけない
![](https://hamwrite.com/wp-content/uploads/2019/10/ben-white-qDY9ahp0Mto-unsplash.jpg)
今回口を酸っぱくして言いたいのは、これです。
根性が無い人、プライドが高い人に、詳細な能力分析や事実を伝えてはいけません。
もっと簡潔に言うと
「今、お前は能力が無いんだからトレーニングされているんだ」
という事実を認識させてはいけません。
![](https://hamwrite.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/woman.png)
でも勉強する時って
出来ないところを把握しないと始まらなくない?
![はむらいと](https://hamwrite.com/wp-content/uploads/2019/05/animal_usaghi_netherland_dwarf.jpg)
大人はできないところを詳らかにされると
憤りを覚えるんだよ。複雑な生き物でしょ?
![闇の人格](https://hamwrite.com/wp-content/uploads/2019/08/yumekawa_animal_usagi.png)
面倒…本当に面倒よイチイチ
これからモノを教えるというのだから当然、その人はそれができないとか苦手な状態にある筈。
しかし、成人して脳みそが凝り固まってくると、この『今できないという事実』を受け入れられない大人の、なんと多い事か。
はむちゃんは知っています。
事実を伝えると現実を直視できずに逃げ出す
![](https://hamwrite.com/wp-content/uploads/2019/10/cat-1641959_640.jpg)
何故、トレーニングされている事実を伝えてはいけないのでしょうか。
それは簡潔に、相手が逃げてしまうからに他なりません。
人間は理想と現実のギャップから、鬱になってしまう事がある生き物です。
こういった人たちは、自己承認欲求が高く、また理想の自分の位置も現実より高い事がほとんどです。
そこに、客観的事実である
「今あなたはこの能力が低いから、私に教えられているんだよ」
という事実を、直球で投げても到底受け止める事はできません。
むしろそのボール(事実)は重すぎて、相手が潰れてしまいます。
![闇の人格](https://hamwrite.com/wp-content/uploads/2019/08/yumekawa_animal_usagi.png)
でも、そしたら対処法なくない?
![はむらいと](https://hamwrite.com/wp-content/uploads/2019/05/animal_usaghi_netherland_dwarf.jpg)
確かに明確な対処法は存在しないね。
でもトラブルを避ける方法ならあるよ。
嘘でもいい 褒め続けること
![](https://hamwrite.com/wp-content/uploads/2019/10/alexis-brown-omeaHbEFlN4-unsplash.jpg)
理想が高い人に『能力が低い事実』を伝えてはいけないのは、ここまで書いた通りです。
こういう人は、何かと言い訳をしてきます。
やれ環境が
やれ年が
やれ背景が
そんな事はこっちの知ったこっちゃないですし、本音を言えばこうです。
お前らいつも国の所為、会社の所為、親の所為、上司の所為だな
— はむらいと🐰連続更新170日の人の皮を被るうさぎブロガー🐰 (@hamwrite30) October 12, 2019
てめぇの所為だ
30以上はこれをしっかり持って
クソダサいから
しかし、こじれた属性が残っている以上客観的な能力の事実を伝えるのは、傷口に塩を塗る様な物。
本人が必死に見ない様にしてきた事実を掘る様な物。
よく子供の育成の場でも登場する例えですが。
「この子は天使の様だ」
と言われて育った子供と
「この子は悪魔の様だ」
と言われて育った子供は、対極の様に言葉通りの子に育つと言われています。
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ですので、子供に接する以上にベタベタに甘く相手を評価してあげましょう。
1つできるたびに褒める。
1つ失敗するたびにフォローする。
1つできるたびに何度でも褒める
決して、出来ないところを指摘したり、シビレを切らせてはいけません。
生の卵黄に触るくらい、慎重に扱ってください。
無理なんです、一突きで破れるレベルのセンシティブハートの持ち主が多いので。
だから慎重に慎重に扱ってください。
でないと爆発します。
ああ面倒くさい…。
褒めすぎて、大人が調子に乗ってくるとウザイ事極まりないです…が。
愚痴をこぼされ、あることないこと吐き捨てられて逃げられるのはもっと迷惑です。
だから、グッ…と我慢です。
え?そもそもそんな人員掴まされるなって…?
…。
大人には色々あるんですよ。
この話は反面教師的な物語として受け取ってください
![](https://hamwrite.com/wp-content/uploads/2019/10/steinar-engeland-GwVmBgpP-PQ-unsplash.jpg)
ここまでの話は、私の仕事現場で実際に何回かあった事です。
私は、適性の無い部分は
「ここは適性が無い、他の能力で補おう」
と相手に伝えてしまうタイプなのですが、それが大人たちにとっては深刻な様です。
勿論年下も年上も居ます。
私としては、得意不得意を現時点の能力から明確にすることで、最短コースで戦力になってもらうつもりでした。
しかし、その答え合わせの仕方は、どうやら一部の人間には相当堪える様です。
両極に人が居ると思ってください。
私の様に、できるできないをハッキリさせてからトレーニング方針を決めたい人間。
例の様に、できない事はオブラートに包んでゆるゆるとトレーニングを遂行したい人間。
人の出入り、雇った辞めたは会社にとって一番大きい無駄遣いの一つです。
であれば、人に合わせたトレーニングというのは当然の事、一般的に効率のいいトレーニングが万人に効率がいいとは限らないという事。
例外が存在する事。
追求レベルを落とした方が、その個人の中では効率が良い事など。
そういう事例も存在すると、考えてやっていきましょう。
この解説自体が独りよがりな文章ですが、それでも今までの経験から、自分の考えとは違う人が居るのは理解できました。
だからこそ、ここでこういった事もあるという事を気に留めて欲しいのです。
ちなみにスパルタ教師になれば、必ずいつか強い弟子が育ちます。
何故って、消えるか残るかしかないから。
そりゃそこそこの能力の弟子が、必ずできますよ。
屍の数も相応でしょうけど。
今回はそういうお話でした。
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