マスターリーグ期間に入って大幅にレート調整が入りました。
スーパーやハイパーリーグ期間半分までのおおよそ2倍です。
それまで調子が良かったのですが、レート調整が入った瞬間席を切ったようにボロ負けを喫し、一気にレートを280溶かしてしまいました。
頼むから試合数を考慮して、最初からレート変動幅を一緒にしてほしい所です。
今回はそんなボロ負けの状態から、試合に負ける要因を探っていきたいと思います。
勝者の皆さんも敗者の皆さんも読んでいって下さい。
メタグロス中心の環境なのは何故?
マスタープレミアの環境はメタグロスを中心に形成されていると言っても過言ではありません。
圧倒的な種族値と技性能、優秀な耐性がなどがそれらを支える大きな要因ですが、本質的なところはもう一つあります。
コメットパンチとじしん両方を抑えて受けられるポケモンが、環境には存在しないという事です。
つまり、技2を打てば相手のHPを最低30%は持っていけるorシールドを消耗させられるというのがこのポケモンの一番の強みです。
さて、ジャンケンと言われるポケモンGOの戦闘では初手対面に出し勝って勝負を決めに行く事、逆に出し負けた時に捲れる事はとても重要とされています。
例えばこちらがメタグロス、相手がトゲキッスを出してきた場合、圧倒的な出し勝ちとなります。
バカ正直に殴り合うとこんな結果になります。
お互いにシールドを一枚貼るが、メタグロスのエネルギーは83も貯まった状態になると。
コメットパンチは消費50、じしんは65なので、どちらでも即打てる状態です。
この状況になったメタグロスを止められるポケモンは、環境には居ません。
この状況を防ぐ為、必ずトゲキッスが引いてくる対面というわけです。
メタグロスに明確に有利なポケモンは比較的少なくて、ジバコイル・ガブリアス・ドリュウズ・ラグラージ程度しか環境に居ません。
だからこそ、初手・裏を問わずメタグロスが多いというわけです。
また、それらに対抗する為ジバコイルやガブリアスの採用率も上がっているのが現状です。
マスタープレミアの初手の選出を考える
では、メタグロスに勝てるポケモンを初手にすれば、勝つことができるのでしょうか?
ジバコイルは地面と格闘に弱く、それらも環境に一定数存在すること。
そして、ジバコイルはワイルドボルトという自身へのデメリット技を中心に立ち回る為必ず交代をしなければいけない事などもあり、扱いが非常に難しいです。
メタグロスを打ち損じると、途端に苦しくなりますね。
しかし、基本有利なポケモンが多いジバコイルは結局初手採用率も非常に高いです。
そのジバコイルに対抗する為、格闘枠が初手に投入されることもしばしばあります。
格闘ポケモンは初手であればメタグロスとも互角ですしね。
しかしながらジバコイルは有利不利がかなりはっきりしているポケモンでもある為、不利なら即引きでそれらを考慮されているパーティが組まれている事も多いです。
この様なジバコイルじゃんけんに勝っても負ける場合というのを、次の見出しで用意してみました。
出し勝ちしても負ける場合とは?
例えば、出し勝ちをしても負ける場合があります。
引き続きこちらが、カイリキー相手がジバコイルだとします。
出し勝ちです。
当然この対面だけを見ると負けますが、相手が出し負けた時対策にギャラドスを後ろにいれているとしましょう。
この対面はジバコイル側が常に弱点を突かれる為非常に不利な上に、メインのダメージソースのクロスチョップがワイルドボルトより早く飛んでくる為、相当な不利対面となっています。
飛行を持っているギャラドスはカウンターを耐性持ちで受けられるから、一転カイリキー側が不利となります。
この時ギャラドスを明確に追えるポケモンが手持ちにいれば、それらを投入して追う事ができます。
しかし例えば、こちらの裏がギャラドスとメタグロスしかいない場合はどうでしょうか?
基本的に後から追う場合は、同種のポケモン同士では勝つ手段がありません。
相手の技が先に飛んでくるからです。
メタグロスも万能とはいえギャラドス相手には不利なのでこれも勝てません。
仕方なくギャラドス同士の対面にしますが、この対決勝っても負けても消耗が激しいです。
負けた場合、ここから有利対面を維持されます、恐らくこの時シールド枚数は同じです。
勝った場合、シールドを使い切り、相手のシールドは1枚残っている状況でジバコイルを再投入されてこちらのギャラドスが倒されます。
そうすると、こちらはカイリキーを投入するしかありませんが、ここで相手のジバコイルはエネルギーが溜まった状態です。
相手はここからの選択肢が広く、そのまま殴り合うかワイルドボルトを打って引かれるか裏のポケモンに交換するかといった事が考えられます。
シールドを1枚残し、攻撃力の高いジバコイルの技を一発撃てるという時点で相手が主導権を握っているのです。
これで相手の最後の1体がメタグロスに対して互角なポケモンであると負けが確定します。
メタグロスやジバコイル、ガブリアスですね。
この布陣は、見た目だけ見ると勝てそうなんです。
でも実際は、ギャラドスを先に場に展開できた方が勝つ可能性が高いというわけです。
初手は勝ってて、裏は同じなのに負けます。
不思議ですよね。
こうした、初手だけでは決まらない対戦というのが良く存在するのがPVPが日夜研究される要因とも言えます。
裏読みでノイローゼ
上の例では、自分の裏にジバコイルが居れば勝つことができますが、相手の3体目がガブリアスやドリュウズであった場合負けが確定します。
組み合わせ中2体は相手に有利なのに最後の一体にシールドを残されて、絶対的な負けを喫する組み合わせ。
では3体目ガブリアスが万能かというとそうでもありません。
トゲキッスには何もできないのです、こやつは。
という様に、鋼勢、ドラゴン勢、地面勢、格闘勢、トゲキッスが複雑に絡み合っているのが、マスタープレミアの環境構築なのです。
初手出し勝っているのになぜ負けるんだろう?
というのは今回の記事で少しは参考になりましたでしょうか?
結局万能なパーティというのは存在しないので、少しでも結果を丸くしたければ万能選手であるカビゴンやギャラドスを使うという結論が出てきます。
しかし、どの組み合わせでも微妙に負け越す可能性がある為、それらはメタグロスカイリューの様な脳筋パーティに負けてしまうのが悲しい処。
環境に読み勝って、パーティ選出と展開を考察して勝利を重ねていきましょう。
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