待望のフェアリータイプが2体も追加。
ペロリームとフレフワンが追加されており、今回はペロリームの特集となります。
個人的にペロリームはスーパーリーグとハイパーリーグで比べるならスーパーリーグでの需要を満たしていると考えていて、今回はその辺りについて考察を入れていきます。
とにかく実戦投入されるのが非常に楽しみなポケモンです。
ペロリームの基本データ
ではさっそくペロリームの基本データを見ていきましょう。
こんな見た目のくせして凶悪なんだから全く。
タイプとSCP
ペロリームはフェアリー単タイプ。
俗に言うあまえる族の一体です。
SCPはスーパーリーグで1564、
相棒リボン付きでハイパーリーグにもギリギリ参加できる程度の強さは持っていますがXLの飴が膨大に必要です。
フェアリータイプとしては、アローラキュウコンやピクシーには劣りますが、それでも安定したSCPと言えるでしょう。
もっとも注目すべきはその所持技にあります。
所有技と回転率
フェアリー待望のほのお技がきました。
アローラキュウコンみたいな化け物とは比べることができないですが、早速所持技を見ていきます。
技名 | 威力 | Eチャージ量(その他) | E消費量 | タイプ |
あまえる | 19.2 | 6(3ターン) | ー | フェアリー |
ドレインキッス | 72 | ー | 55 | フェアリー |
エナジーボール | 90 | 相手の防御力を10%の 確率で1段階UPDOWN | 55 | くさ |
かえんほうしゃ | 90 | ー | 55 | ほのお |
じゃれつく | 108 | ー | 60 | フェアリー |
このほかたいあたりを覚えます。
ドレインキッスは技の中でも最弱クラスなので割愛。
あまえるのチャージ量は6なので、全ての技を使うのには10回。つまりチャージには30ターンが必要です。
基本、あまえる族は技を一回しか打たない為、あまり重さを気にする必要もないのですがペロリームはその役割を広く持つ為にかえんほうしゃとエナジーボール確定で良いでしょう。
これを持たせることにより、ドラゴン・かくとう・あく・くさ・みず・いわ・じめん・こおりを見られるようになり、かつその他の等倍ポケモンとも互角に戦えるようになります。
なにより、はがねに打点を持てるようになったというところが非常に頼もしいです。
また、状況によってはユキノオーを1撃で追い込んだりとほかのフェアリーにはできない動きができる様になりました。
火炎放射はそれぞれスーパーリーグのはがねタイプにこの様な割合で入ります。
- 対エアームド:52%
- 対ガラルマッギョ:48%
- 対レジスチル:42.4%
- ナットレイ:85.9%
これは冗談抜きでかなり刺さってくるポケモンな気がします。
今まではグランブルのインファイトくらいしか選択肢がありませんでした。
が、安全に鋼対策のかえんほうしゃをいれていけるならそれに越したことはないですからね。
想定される運用方法
基本的な運用はプクリンやピクシーとほぼ変わりません。
まず単純なドラゴン・かくとう・あく対策としての一面。
あまえるでのゴリ押しによる等倍との状況分けなど。
そして、重要なのが何度も書いている通りかえんほうしゃを使えるという点です。
まともなほのお技を扱えるフェアリーは2021年5月現在でペロリームとトゲキッス以外に存在しておらず、例え相手が苦手な鋼であろうがタダでは退場しないという事ができます。
ペロリームの攻撃を完全に防げるのはほのおタイプしかおらず、ほのおタイプであれば全て今一つで受けきることができます。
ここが他のフェアリータイプとの違いで、ピクシーであればサイコキネシスなどのほのおへの等倍技もありますが、ペロリームにはそれがありません。
しかし、ほのおタイプというのは環境で言うとどちらかとマイナーであり、それ以外を広く見れるとあればむしろ利点として捉えるべきでしょう。
ほのお以外を狩る。
これがペロリームに期待されている運用です。
トゲキッスとの差別化
同じくかえんほうしゃ使いのトゲキッスとの大きな違いはタイプです。
トゲキッスはひこうタイプを持っており、いわ・でんき・こおりタイプを苦手としています。
くさやかくとう・じめんには強くなりますが、強いじめんタイプはいわ技を持っている事例が多いのがまず悲しい点。
さらにフェアリーは元からかくとうに強いので、ひこうの良さがあまり活かされていません。
その点ペロリームはフェアリー単体なので、余計な弱点が増えて居なくてよいのでは?
というのが私からの見解です。
特にカイリキーのいわなだれをほぼ警戒しなくても良いというのは利点かと思います。
またSCPもペロリームの方が高く、防御力ではなくHPの高さではじき出されている数値の為実際の硬さはかなりあるという事も想像に難くないでしょう。
ペロリームのサンプル対面
ではペロリームのサンプル対戦を見ていきましょう。
理想個体値同士、同時着地です。
マリルリ
ペロリーム対マリルリでは、他のあまえる族と同じく相手より多くシールドを使って無理やり突破するという方法が主軸です。
上の様な対面ではマリルリを無理やり突破した後、もう一発あまえるを打って後続に技2を一回打てるという事で、対面を取る事にちゃんと意味がある状況と言えます。
ガラルマッギョ
ツイッターで上位の方々の中で話題になっていたのがこれ。
対ガラルマッギョ対面は、シールド1枚対0枚の時に対面を取れるという。
通常のフェアリーであれば、最後にガラルマッギョが出てきた時点で負け確定でしたが、展開によってはペロリームはそれをひっくり返す力があるという事です。
ただ、そもそもシールド発動機会を無くすというのが甘々という構成でしたので、このシチュエーションにどうやって持っていくか?
という新しい模索を模索する必要があると思われます。
ミュウ
ミュウは色々なシチュエーションが予測できますが、ほぼこの様な結果になると予想できます。
ぺろろーむ側が無理して技を打つ必要はなく、シールドは1枚必須といった感じです。
HPが高い利点がここで出ており、例え初回のニトロチャージにシールドを貼ったとしてもこれだけHPを残せるという事です。
ニョロトノ
対ニョロトノは、マリルリ対面と似たような解釈になります。
シールドを二枚持てば強引に甘えるだけで突破できる。
という内容です。
一応エナジーボールが60%入るという事実を頭に入れて置き、水タイプと対面すると良いでしょう。
くさ技持ちはこういう時に非常に心強いですね。
スーパーリーグ用にSCP通りの厳選を
ペロリームは今後の選択肢の一角として確実に食い込んでくるポケモンです。
捕獲率がやや難しく設定されている為、見つけたら積極的にハイパーボールを投げて捕獲厳選を行っていきましょう。
フェアリータイプの選択肢を増やすことは、確実にリーグでの勝率向上につながります。
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