今回はゲームが苦手な人って、もしかして自習・工夫という点が苦手ではないかという話、そして未だにゲーム悪理論をかざす人は本当に頭使ってる?という話です。
よく「ゲームばかりしているとバカになる」と小さい頃は揶揄されたものです。
しかしどうやら合っていたのは「テレビばかり見ているとバカになるぞ」の方だったようで、ゲームが得意だった友人たちは成功している人が多いです(私調べ)。
あなたの周りはどうですか?
ゲーム得意な人が、仕事でもちゃんと成果を発揮していたり、頼りになるアドバイスをくれたりする人だったりはしませんか?
少なくともゲームが苦手な人は「ちょっとこういう思考が苦手かな?」と思うことがありますので「ゲームは悪!」という古い考えの方々には物申したいです。
思考力、足りてますか?
とね。
というわけで、ゲームで培われる思考力について考えていきます。
ゲームは工夫するから
上手くなったり強くなったりできるのよねぇ
工夫する力がゲームによって育まれている
ドラクエで例えます。
ドラクエの戦闘には、単体・グループ・全体という考え方があります。
これは攻撃の属性と出現した敵モンスターの判定に使われています。
行われる攻撃が、対単体であるのか、対グループであるのか、対全体であるのかというというのでダメージを与えられる範囲が変わるのです。
例えば、スライムABCがグループで出現した時に、味方が単体攻撃しかできないとすると、最低三回殴らなければ戦闘の決着が付きません。
しかし、味方がグループ攻撃、あるいは全体攻撃ができるとしたら、一回の行動で戦闘が終了する可能性があります。
範囲的には全体>グループ>単体なので、全体攻撃のほうが一見便利で強そうですよね。
ですが全体攻撃を可能にする武器は、単体攻撃の武器より攻撃力を下げることでバランスを取っています。
さてここでゲーム脳の効率化が出てくるのですが、多くの人が通常戦闘では全体攻撃武器の方がいいことには気付きます。
(中にはこれすら検証しない人もいますが……)
しかしボス戦で単体攻撃武器に持ち替えずに、ボスに勝てないと嘆く人が出てくるのです。
ドラクエのボスは伝統的に単体で出現する場合が多く、全体攻撃武器はほぼ意味がない場合が多いです。
ここで単体攻撃武器に持ち替えて攻撃力を上げる。
ということに気がつくことができれば、ボス攻略が少し簡単になるというわけです。
こういった考え方は他のゲームに舞台が移っても役に立ちます。
ドラクエではこういったダメージの優位性があったから、新しく始めたこのゲームもシチュエーションによる装備の優位性が存在するかもしれない。
こんな風に考えることができれば、攻略スピードが上がったり倒せない敵が倒せるようになるかもしれません。
水属性が有利といったシチュエーションがあっても、強キャラが属性なしで攻撃を放つのと、中堅キャラの水属性攻撃どちらがダメージが上がるのか見ない人と言うのもいます。
ダメージ実数値という確実な物があるのですから、ここを検証することができればどちらが役に立つかはわかるけです。
こういった検証も
攻略に役立つというものですよね。
こうして、色々なシチュエーションをゲーム内で体験することにより、日常生活や現実の仕事でも推察能力が上がると考えることができます。
ゲームが苦手な人は検証意識や原因追求の意識がない
ゲームが苦手な人というのは、こういった検証が苦手だなと感じます。
例えばプレイ動画を見ても、何故それを選ぶのかという根拠に乏しい選択をしたり、数値的に明らかな間違いがあるのに気づかないといった行動を繰り返します。
「前は勝てたのに、何故か勝てなくなっちゃって」
という言葉も出てきたりします。
これは過去分の自分が行った勝ちパターンの記憶が、全く飛んでしまっているということです。
なぜ、できない事自体に疑問を提示することができないのでしょうか。
差があることを検証せずに、できないと嘆くのです。
これは学習的な物に限らず、炎上しやすい有名人の対応にも現れていますよね。
過去何故世間の怒りを買ったのかを考えず、被害者ヅラをしたり・馬鹿な世間が悪いと言ったり。
過去に対する検証を身に着けられなかった人たちが、こうして同じ失敗を何度も繰り返すのです。
ゲームのやりすぎはただの時間の浪費ですが「工夫してものを考える」というプロセスを定期的に供給してくれるという点については、非常に意義のあるものです。
遅れている自称有識者たち
声高にゲーム悪説、漫画悪説を提唱する自称有識者の方がまだまだいます。
しかし、そういう人たちこそ脳内アップデートができておらず、思考することが苦手なのではないでしょうか。
自分で考える力をつけるのに、ゲームをやる。
工夫して攻略をするという癖をつけるのは、とても大事なことだというのをここで宣言しておきます。
実際に体験し、検証することを忘れないようにしたいものです。
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