突然ですが、ハイパーリーグの初手カイリューでモジャンボに負けます。
負けました。
「え?」
と思われる方も多いでしょう。
はい、言いすぎました。
これはちょっと誇張表現が過ぎるのですが、CCTとターンカウントを把握していないと、実はカイリュー側が自滅しているというパターンがあるのに気づきました。
ドラゴン対草なのに、実質負けてます。
そんな恐ろしい組み合わせが存在するのが、このターン制の重要な所なのです。
というわけで、幾つか検証をして怪しい処やタイムカウントで不自然な処。
読み込み遅延などありましたが検証と推測結果が出ましたので、このカイリューでモジャンボに負ける現象というのを解説していきます。
この記事を読む前に
CCTの基礎については下記の記事2つをお読みください。
技の同時発動をずらされると危ない
12ターンずつの技発動で勝負している時に、技のズレがどう発生するのか?
というのが気になったことがありませんか?
合計12ターンで技発動が可能になるパターンは結構あります。
例えば。
- カイリューの【りゅうのいぶき+ドラゴンクロー】
- モジャンボの【つるのむち+いわなだれ】
- エルレイドの【ねんりき+リーフブレード】
- デンリュウの【ボルトチェンジ+かみなりパンチ】
といった具合です。
もっと早い発動可能な組み合わせもありますが、2・3・4全ての公倍数の12で技の出が被るというパターンは非常に多いです。
話をカイリューとモジャンボに戻してみましょう。
この2体はハイパーリーグで戦うと、お互いにドラゴンクローといわなだれを打ち合うという構図になります。
まず、対戦結果のシミュレートをご確認ください。
こちらです。
シミュレート上ではこの様に、カイリュー優勢です。
ドラゴン対草なので、こうあって欲しいという結果ですね。
お互いにドラゴンクローといわなだれが同時発動になり、りゅうのいぶきがダメージソースになるカイリュー側が勝つという構図です。
エネルギーも29溜まっており、シールド消費同数で突破した上で後続にドラゴンクローを一発打てそうです。
では次にこちらの結果を見て下さい。
はい、負けています。
何が起こったのでしょうか?
先の結果ではドラゴンクローといわなだれを同時に打ち合ってカイリューがりゅうのいぶきでとどめを刺すという場面でした。
対して後者は、同時打ちを一回やめて、相手の経過ターン数を意図的にずらしています(カイリュー側CCT失敗誘発)。
これをすることによって、つるのむちが一発多く入り、抱え落ちするはずだったエネルギー38が45になります。
そしてラストターンで、いわなだれが間に合い、モジャンボ側が勝利したという構図です。
シミュレート上のズレがこちらです。
真ん中の数字は経過ターンです。
13ターン目にカイリュー側はドラゴンクローを最速打ちしていますが、モジャンボ側がつるのむちを選択した事によりドラゴンクローの発動ターンがつるのむち一発分(2ターン)にされてしまったいます。
方やその後発動したモジャンボのいわなだれは、りゅうのいぶき一発分で発動しています。
つまり、この時点でモジャンボ側が1ターン得をしている事になります。
細かい差ですが、先ほどのシミュレート結果の様にモジャンボが逆転します。
ただし、この一発目につるのむち一発分を貯められる状況になっても、まだカイリュー側にも勝てる可能性が残っています。
それは次のドラゴンクローでCCTを決めることです。
もし次のタイミングでカイリュー側がCCTを決めることができた場合、結果はこうなります。
1枚目に示した状態より、カイリューのHPが2減っています。
加えて、モジャンボのエネルギー抱え落ちが45になっています。
そうです、モジャンボのターンが1つだけ進んでいるのです。
これらの結果はモジャンボが側で2ターン猶予を作ることができればカイリュ―に勝てる。
という事を示しています。
カイリュー側は奇数回で打つ
カイリュー側は1回目or2回目のドラゴンクロー発動に際し、りゅうのいぶき13回をカウントしてから打つようにすれば、負けることはありません。
ただし、1ターン技を任意の回数で止めて技2を打つというのはかなり難しく『理屈の上ではわかっていてもできない』という非常に難しいプレイスキルになってしまいます。
毎回CCT決めるだけでしょ?
と言われればその通りなのですが、なかなかどうして対3ターンへの差し込みよりかなり難易度が上がってしまうのが、1対2のCCTなのです。
この事実を意識できている、できていないではこの様に技の打ち合いで対面をひっくり返されてしまう事があります。
カイリュー対モジャンボは非常にわかりやすい対面への影響でしたが、もし勝ち負けが不安定になっている対面があれば、この様に2ターン技側がズレて勝ち負けが変わっているのかもしれません。
対戦環境こそ一番大事?
というわけで疑惑の初手カイリュー対モジャンボの考察でした。
実はこの現象、遅延しやすい環境に居ると最早腕ではなくて普通にどっちにでも傾きうるのです。
しかも、つるのむちを予定通りずらしても上手くいかない事もあり、成功タイミングが運なのか遅延なのか判断つかない部分があります。
しかし初手カイリューなどの1ターン技+相手と発動タイミングが同じになりやすい組み合わせにしている人は、もしかしたらこういった動き1つで損をしているかも知れません。
だって最大シールド1枚の差や、対面がひっくり返るといった状況が付きますからね。
有利対面が一転不利対面となります。
そりゃ勝てなくもなるわというわけです。
シミュレーターを回したときに、何故か勝てないといった場合、この様なCCTに関連するズレが起きているのかもしれません。
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