今回はコミュニティデイが行われるチルタリスについて、基本性能と新技ムーンフォースは有用かどうか?
について考えていきたいと思います。
結論から言うとムーンフォース修得は単純にチルタリス強化につながっていますので、良い個体を持っている人はぜひムーンフォースを覚えさせてあげてください。
では実際に根拠を見ていきましょう。
相手ポケモンの個体値は基本SCP1位と呼ばれる最適個体を基に抽出します。
守備特化個体・攻撃特化個体が居ることも考慮して下さい。
ブレイクの計算に関してはポケマピさんのシミュレートを参考にしています。
対戦シミュレートに関してはみんポケさんのシミュレーターを参考にしています。
ブレイクについて先に知りたいという方はこちらの記事もどうぞ。
チルタリスの基本データ
タイプとSCP
チルタリスはドラゴン・ひこうの複合タイプ。
レックウザやカイリューと同じ複合タイプとなります。
スーパーリーグの最大SCPは1697。
ハイパーリーグの最大SCPは2478、CPは2266です。
相棒込みでSCP2508、CP2293となります。
ハイパーリーグで2300に届かないCPでも戦えるレベルではあるので、いかに強いかがわかると思います。
あえて使ってくる人も少ないとは思いますが。
くさ・ほのお・みずタイプにはめっぽう強いですが、こおりが二重弱点なので、よく見るラプラスやユキノオーは苦手です。
初期ではその耐久力を活かしてスーパーリーグの頂点やTOP3と言われ活躍していました。
所有技と回転率
チルタリスは圧倒的な耐久力とりゅうのいぶきの性能を活かして戦うポケモンです。
技2の重さはちょっともったいないですが、りゅうのいぶき自体が優秀なダメージソースとなっていて、押し切ってしまう事もしばしば。
技名 | 威力 | Eチャージ量(その他) | E消費量 | タイプ |
りゅうのいぶき | 4.8 | 3(1ターン) | ー | ドラゴン |
ゴッドバード | 90 | ー | 45 | ひこう |
りゅうのはどう | 108 | ー | 60 | ドラゴン |
マジカルシャイン | 110 | ー | 70 | フェアリー |
ムーンフォース | 110 | 相手の攻撃力を10%の 確率で1段階UPDOWN | 60 | フェアリー |
この他につつくを覚えます。つつく……。
基本はりゅうのいぶきとゴッドバードだけでガンガン押しているポケモンですが、この度コミュニティデイの対象ポケモンに指定されて限定技を貰う事が出来ました。
それが【ムーンフォース】。
ムーンフォースはマジカルシャインの完全上位互換となっており、消費も同じでタイプ一致を考慮しても威力がりゅうのはどうを上回っている技です。
しかも相手のデバフ効果付き。
これは、ムーンフォースが単純に優秀な技で、りゅうのはどうとマジカルシャインはあまりいい技ではない為とも言えますが。
バフデバフというのは通常想定している計算とは変わってしまう為、一概にすべての盤面で必ずプラスになるとは言えませんが。
相手の攻撃力を下げるというのであれば基本的には9割以上プラスに働きます。
これは単純な強化と言えますね。
ゴッドバードは15ターンでチャージ。
りゅうのはどうとムーンフォースは20ターンでチャージできます。
最速勢と比べるとたまりが遅いですが、その分りゅうのいぶきで削っているので実は結構相手を消耗させられます。
ムーンフォースとりゅうのはどう比較
では、注目の新技ムーンフォースとりゅうのはどうを比較していきましょう。まずそれぞれの耐性面からです。
ドラゴン技とフェアリー技は攻撃面では実は非常に似ています。
技 | 効果抜群 | 耐性 | 二重耐性 |
りゅうのはどう | ドラゴン | はがね | フェアリー |
ムーンフォース | ドラゴン あく かくとう | はがね どく ほのお | なし |
どちらも鋼に抑えられるが、ドラゴンには効果抜群という点が面白いですね。
ちょっとでんきとくさの関係に似ているかも?
チルタリスは技1のりゅうのいぶきがそもそも優秀なドラゴン技であり、タイプをばらけさせる意味でもムーンフォースの方が有用なのでは?
というのがこの相性をみてわかります。
さらに、あくへの打点にもなるムーンフォースの方が範囲の面で優遇されているので、特にパーティとして毒タイプを苦にしていないのであれば、素直にムーンフォースを採用してしまうのが良いと思われます。
では実際に与えられるダメージ割合を確認していきましょう。
全てスーパーリーグ最適個体1位に基づく計算です。
相手ポケモン | りゅうのはどう | ムーンフォース |
マリルリ | 21(10.7%) | 54(27.6%) |
チャーレム | 51(35.7%) | 83(58.0%) |
ヤミラミ | 57(44.9%) | 92(72.4%) |
トリデプス | 18(12.7%) | 18(12.7%) |
デオキシス | 32(32.7%) | 33(33.7%) |
バルジーナ | 47(26.1%) | 76(42.2%) |
ドクロッグ | 76(57.1%) | 78(58.6%) |
ゴースト | 82(81.2%) | 53(52.5%) |
Aキュウコン | 21(16.7%) | 53(42.1% |
いかがでしょう?
主要なポケモン、差が付きそうなポケモンなどを選出してみました。
相手が炎タイプや毒タイプを含んでいなければ、環境にあくタイプやかくとうタイプの優秀なポケモンが居る為、ムーンフォースのダメージの方が相当おいしいことが分かります。
ほのおタイプの場合、基本チルタリス本体が耐性を持っている事で有利な点。
毒タイプの場合くさ複合などのポケモンが多く基本的にゴッドバードを打てばいい点など、ほぼムーンフォースにするデメリットが無いことが伺えます。
トリデプスの様な超耐久オバケにはりゅうのはどうもムーンフォースもダメージが一緒ですが、ドクロッグ相手になるとダメージが2変わって来るようですね。
小さい違いですが、レジスチルなどと組み合わせる時に1ダメージあるかないかで勝敗を分ける可能性がありますので、ちゃんとダメージが上昇す
るという事実をとらえておきましょう。
チルタリスは強くなる
強いポケモンの条件に、技範囲が広い。
という条件があります。
チルタリスはこれでドラゴンの強技・ひこうのチャージ技・フェアリーの強チャージ技を手に入れました。
元々持っているポテンシャルも相まって、また一段階強化された感じです。
状況によって、マリルリへの打点としてムーンフォースを打ち込んだり、格闘を一撃で消し飛ばしたりと色々な事が出来そうなので、是非コミュニティデイにはキッチリさんかして、チルタリスを育てましょう。
次記事ではチルタリスの個体値厳選に関しての特集となります。
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