パーティ構築を考える時に、流行を追う事は重要で(受け売り)ポケモンGOの対戦はある程度習熟してきたので本家の様に流行サイクルを追うフェーズに入ってきました。
という事で今回は、クッション最強の一角として解説したヤミラミのパーティを見ながら何を狙った構築が成されているのか。
以上の様なことを考えていきましょう。
ちなみに一部画像出典と、データ参照はポケマピさんの下記ページとなります。
ブックマークしておくと便利です。
いつもシーズン終りにしか見てなかったんですが、これ日々変動しているらしいですね。
だから流行を見る意味でも、週1回とかもしくはまとめて潜る前に眺めると良いらしいです(ここぺりさん談)。
マリルリ+ヤミラミ+アローラガラガラ
シーズン4から流行した超有名なパーティです。
解り辛いですが、要点としてはフェアリー+ゴースト2枚。
もしくは水+ゴースト2枚といった捉え方をしてください。
基本立ち回り
いわゆるギミックパーティで、基本クッション役のヤミラミに引いて、シールド差をつけたり苦手タイプを処理したり。
そうして最後にアローラガラガラをなんやかんや通していくといった立ち回りをします。
なぜ、アローラガラガラをフィニッシャーに置いているかというと、アローラガラガラってシールド差があると色々なポケモンを瀕死に追い込めるんです。
当時はニョロトノもウェザーボールを持っていなかったしペリッパーも環境に居なかったので、高回転なみずポケモンと言えばラグラージしか存在していません。
エアームドやトロピウス、スリーパーなどアローラガラガラで見易いポケモンが後ろにいる事も多くフィニッシャーとして非常に優秀なんですよね。
これはシーズンが変わっても優位なままです。
そしてそのアローラガラガラまでに消費をさせようと流行したのがヤミラミなのです。
ヤミラミの役割
このパーティにおけるヤミラミの役割はズバリシンプルに『相手のマリルリを釣り出す事』です。
特にマリルリの採用率が高い環境では「如何にマリルリを処理するか?」というのが、パーティ構築上の命題になってきます。
逆にマリルリが入っているパーティは相対的に他でほのおポケモンに弱い事が多くあります。
例としてはエアームドやユキノオー、そしてほのおではなくゴースト技に弱いスリーパーなどの採用です。
これらは当然アローラガラガラで見ることができるので、マリルリさえどうにかしてしまえば。
というのがありました。
そこでマリルリを釣り出すのに非常に都合が良かったのがおんがえしを搭載したヤミラミの採用です。
これはあわ弱体化後+マリルリが限界突破後というシチュエーションでのシミュレートです。
圧倒的に負けていますね。
でもエネルギーに着目して下さい。
ヤミラミは【先に場に出る】マリルリは【追ってくる】という状況なので、実はここにおんがえしを一回打っている状況が結果になる可能性が高いのです。
そうするとどうなるか。
マリルリのHPが110ですから、【110-74=46】で黄色ゲージまで。
さらにシールドを2枚ずつ貼るとHP10以下までもっていくことができます。
これはシャドークローのタイミング。
技2で同時発動を取れたか。
差し込んだ、差し込まれた。
マリルリがじゃれつくを持ってない。
などなどいろんな要素が絡んでくるので、一概にどうとは言えないのですが。
あく対フェアリーなのに思ったより善戦できる。
という事実が伝わったかと思います。
マリルリを瀕死に追い込んだり、チキンしてきたマリルリからシールド差優位を取ったり。
色々な展開がありつつも、ヤミラミはきっちり仕事をこなしてくれます。
非常にバランスのとれた優秀なパーティ
消耗させた相手の二番手をマリルリで潰し、マリルリのエネルギーの起点に。
大技で嫌がらせをしつつ最後にアローラガラガラを通していきます。
補助、場の整理、フィニッシャーと全てがうまくかみ合った理想的なパーティです。
環境にあくが集中的に多くない事も利点で、例えば相手のバルジーナやブラッキーを倒したら、基本的にアロガラの通りが良くなりますよね。
ヤミラミの釣り出し能力と迎撃能力が優秀だからなせる業です。
シャドーボーンとあわの弱体化により、単純にパーティパワーが減ってしまいましたがまだまだ健在な編成の様です。
この記事を書いている時点で使用統計8位ですしね。
パーティに困ったら一度組んでみるのをオススメします。
シャドウユキノオー+マリルリ+ヤミラミ
これはたまーに見るパーティ
私の愛用していた。
シャドウユキノオー+マリルリ+シャドウカイリキの汎用版みたいな感じです。
本当は私もカイリキー→ヤミラミとしたかったのですが、当時は持っていなかったので断念。
実はシャドウユキノオーとマリルリの相性補完が非常に良いのです。
結構有名らしく、なんでだろう?
という感じでした。
いつの間にか有名人が使ってたのかな?
知ってる人の多いパーティになったみたいです。
基本立ち回り
このパーティは先に紹介したギミックとは違って、基本的には対面を守るパーティです。
初手のシャドウユキノオーは弱点のオンパレードですが、強いポケモンにはとことん強く。
攻撃力がそこそこあるので誰とでも結構戦えたりします。
そして、アロガラをはじめとするほのおや格闘タイプが弱点なのですが、後ろの2匹が強いので引く引かないを即判断することができます。
出し負けでも出し勝ちでもやる事は一緒。
基本的には対面を守る。
出し負けたらマリルリに引いて無理やり対面を取りなおす。
これだけです。
先に紹介したパーティと違うのは、ユキノオーの相性がはっきりしすぎている為、1体目+2体目で必ずしも相手を迎撃するのではなく、展開によっては早々に3体目を見せてしまっても良いという事です。
そうしないと、ユキノオーに有利対面を作られて負けてしまいますからね。
マリルリとヤミラミの役割
先に書いた通りですが、後ろの2匹で初手ユキノオーを全力でサポートします。
どちらもクッションであり、どちらもサポート役であり。
3体どれもがフィニッシャーになる可能性があるパーティです。
通常ギミックパーティでは3体目にシールドを残して貫通させる方法が主流ですが、こちらのパーティは全員で勝ち筋を拾いに行く動きをします。
使ってみるとわかりますが、交代回数やタイミングを他のパーティより考慮する機会が増えます。
そういった練習にもなりますし、裏読みもガッチリしていかなければいけない。
中級者から上級者になる為のオススメパーティです。
シャドウユキノオーはHP管理が難しいのも面白い処ですよ。
ギミックパーティに限った運用ではない
ヤミラミは貴重なゴースト+あく枠で、クッションの回でも紹介した様に対応範囲がとても広いのが最大の特徴です。
今回紹介したパーティ二つでクッションとギミックパーティそれぞれの役割理解。
そして、ぐるぐる回すパーティの役割理解が深まれば、またヤミラミの様なポケモンを使うのが楽しくなるでしょう。
もちろん、ペリッパーも同様ですね。
ヤミラミは単体で入れてもそつなく仕事をこなすので、個体を用意するのは難しいですが是非使いこなすという事に挑戦して欲しいポケモンの一体です。
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