今回は初心者向け構築記事となります。
ギミックパーティというのを作りたいけど、自分でも作れるだろうか?
なんかすごい上級者しか作れないイメージだけど大丈夫だろうか?
そんな人のための簡単な考え方の記事になります。
ギミックパーティとは何ぞや?
という人は先にこちらの記事をどうぞ。
ギミックパーティとそうでないパーティ
さて、トリデプス+くさ+くさの様に超有名なギミックパーティ。
基本的な考えは何か1つとその相性補完を2つ入れる。
ということで、おおよそあっています。
では問題です。
次の打ちギミックとして成立しうるパーティはどちらでしょうか。
- ほのお+みず+みず
- ほのお+くさ+くさ
どちらも見たままタイプ相性違いを入れただけです。
答えは出ましたか?
答えは『1』です。
2は基本的にギミックパーティとして成立しません。
何故でしょうか?
答えは簡単です。
『二番手の苦手を出された時に初手で潰せるかどうか』というわけ。
例えば成立しないといったほのお+くさ+くさの場合を考えてみましょう。
単純に草ポケモンに引いた場合、出てくるのは相手の炎ポケモンです。
これ、自分の草ポケモンが負けた時初手のポケモンでその炎を見なければいけないのですが、互角ですよね。
ギミックパーティを安全に運用する上で重要な要素の一つに、二番手で釣り出したポケモンを初手で安全に潰せるか。
というのがあります。
正解とした、ほのお+みず+みずであれば、みずポケモンに対して出てくるのが草だと仮定できますから、初手のこちらの炎で圧倒できるわけです。
ここまでが基本ですね。
もちろん単純にほのお+くさ+みずという3タイプの分け方ではドラゴンには絶対勝てません。
あくまでも基礎の基礎だと考えて下さい。
『後ろの2体が苦手とするポケモンを圧倒できる初手』ここはギミックパの勝率を挙げる上で、鉄則なのです。
また、あまえるやはっぱカッターが初手になっているギミックパーティが存在しない理由ですが、個人的にはチャージ効率が悪いことが要因ではないかと考えています。
例えばあまえるポケモンが戦闘で、格闘を釣り出したとします。
あまえるで倒せば当然圧倒できますが、あまえるポケモンはチャージ効率が悪い為、まだ技が打てなかったり打てても一回だったりするわけです。
シールド1枚分との引き換えではどうにも圧力に欠ける為、初手のあまえるやはっぱカッターではアドバンテージが築きにくいのです。
従って有名なギミックパーティが存在しないのだと考えられます。
下記の記事では有名なギミックパーティを一つ紹介しています。
こちらの解説も是非読んでみてください。
実際に作るには
では、実際にギミックパーティを作っていきましょう。
ギミックパーティは先頭のポケモンから決めがちですが、本来やるべき事は『エースを如何に通すか』という考え方です。
エースが通るように試合をコントロールすれば、エースにシールドを残してさらにエースが狩れるポケモンだけを残すといった目的でパーティを組むことが可能です。
なので、先にエースを決めて目的に対して補強していく形をとるのをお勧めします。
エースを決める
まずはエースポケモンを決めましょう。
例えばチャーレムでぶち抜いていきたいとします。
チャーレムはグロウパンチを持たせてぐんぐん成長させるのも強いですし、れいとうパンチを持たせて広く相手を見る型も強いです。
攻守のバランスが本当の意味で良くて、エースにはもってこいというわけ。
ではチャーレムの苦手と言えばなんでしょうか?
純粋なエスパーとゴーストポケモンにフェアリー、そして飛行ですよね。
ではそれらに勝てるポケモンは何でしょうか?
先頭のポケモンを決める
先頭のポケモンの役割は、エースとの相性補完です。
つまりエースチャーレムの例でいうならば、エスパー・ゴースト・ひこうにまんべんなく勝てるポケモンが望ましいと。
そんなの都合よくいるか?
という感じですが、居ますよね。
トリデプスとか。
フェアリーを考慮しないならブラッキーとか。
もう一つフェアリーを考慮しない枠で言ったらチルタリスとか。
初手フェアリーは少なそうなので、一旦チルタリスにしてみましょうか。
チルタリス・中堅・チャーレムとなりますね。
中堅のポケモンを決める
さて、では誘い出しポケモン事中堅の選定です。
基本はチャーレムが動きやすくするために苦手なゴーストを引きづり出したいところです。
中堅ポケモンとして無条件に強いのは、ヤミラミ・ペリッパー・クレセリア・ブラッキーあたりです。
ただし、今回はチルタリスとチャーレムを選出してしまった為、いくらなんでもあまえるを見られないポケモンはちょっとNG。
というわけでヤミラミとブラッキーはちょっと荷が重いです。
ペリッパーは可もなく不可もなくといった感じですが、初手トリデプスがかなり重たくなるかなと思われます。
クレセリアを選出するとゴーストに対して弱点被りをするのですが、これはギミックとしては面白い事です。
特に相手のゴーストがブルンゲルの場合はくさむすびで戦えますし、アローラガラガラの場合は結局チルタリスで圧倒できます。
チルタリス・クレセリア・チャーレムであれば対あまえる以外ではかなり理想的なギミックっぽい動きができると思います。
その他、候補としてはゴーストや悪を釣り出す為の万能エスパーであるデオキシス。
ゴーストが釣れた場合はチルタリスを、あくが釣れた場合はしょうがないですがチャーレムを展開する選択肢もあるでしょう。
特に初手チルタリスがトリデプスやガラルマッギョという最悪の出し負けを食らっても、とりあえず投げるという事ができるのは強みです。
スーパーリーグのポケモンとしてはクレセリアよりもメジャーなので、こっちも面白そうですね。
実際に動かしてみる
簡単に組みあがったらあとは実戦です。
頭の中で組み立てたように動けるパーティなのか。
動けないパーティなのか。
欠陥はないか?
致命的に弱いポケモンは居ないか?
そのポケモンは採用率が低いか?
などなど。考えることは沢山あります。
例えば技とあまえるに弱い編成にしたけど、初手アローラキュウコンがやたら流行っていてそもそも勝負にならなかったり。
フシギバナとかくとうを一緒に組んでみたら、ひこうやアローラガラガラを全く見れなくなっていたり。
などなど。
自分では気が付かなかった弱点が出てきます。
そこに対して修正や補強は可能か?
そもそも不可能なのかを考えていくのです。
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