フシギバナと言えば御三家の中でも最も安定した性能を誇るポケモンです。
特にハイパーリーグでの汎用性が高く、パーティ運用の安定化に一役買ってくれます。
今回はフシギバナの強さを再認識する為に、ノーマルとシャドウで与ダメージを比べてみようと思います。
やはり等倍だと50%以上楽に入れてくれるんですね。
ハイパーリーグの計算なんですけどね…?
一撃が重いハードプラント
というわけで異常に活躍するフシギバナについて確認していきましょう。
【条件】
- フシギバナはハイパーリーグのSCP1位
- シャドウも判定
- 相手ポケモンも基本SCP1位
- シャドウの場合は【S】を記載
ハイプレクラシックっぽい相手を選出していますが、相手はムキムキという矛盾。
まぁ、その辺は気分で。
ガチガチのXLポケモンへのフシギバナの強さはコチラ→
相手 | ハドプラ | Sハドプラ | ヘド爆 | Sヘド爆 |
ラプラス | 129(55.1%) | 155(66.2%) | 65(27.8%) | 78(33.3%) |
Sラプラス | 155(66.2% | 185(79.1%) | 78(33.3%) | 93(39.7%) |
ニドクイン | 79(43.2%) | 95(51.9%) | 25(13.7%) | 30(16.4%) |
Sニドクイン | 95(51.9%) | 114(62.3%) | 30(16.4%) | 36(19.7%) |
ギャラドス | 87(54.0%) | 104(64.6%) | 70(43.5%) | 84(52.2%) |
Sギャラドス | 104(64.6%) | 125(77.6% | 84(52.2%) | 100(62.1%) |
シュバルゴ | 32(22.7%) | 38(27.0%) | 25(17.7%) | 30(21.3%) |
オーロット | 56(32.6%) | 67(39.0%) | 72(41.9%) | 86(50.0%) |
ラグラージ | 220(122.9%) | 263(146.9%) | 43(24.0%) | 52(29.1%) |
Sラグラージ | 263(146.9%) | 316(176.5%) | 52(29.1%) | 62(34.6%) |
カイリュー | 35(23.6%) | 41(27.7%) | 70(47.3%) | 84(56.8%) |
Sカイリュー | 41(27.7%) | 50(33.8%) | 84(56.8%) | 101(68.2%) |
カビゴン | 93(37.2%) | 112(44.8%) | 75(30.0%) | 90(36.0%) |
Sカビゴン | 112(44.8%) | 134(53.6%) | 90(36.0%) | 107(42.8%) |
エンペルト | 80(50.0%) | 96(60.0%) | 25(15.6%) | 30(18.8%) |
ニンフィア | 76(44.4%) | 91(53.2%) | 97(56.7%) | 116(67.8%) |
まず注目したいのは対ノーマルラプラスへの打点です。
フシギバナ側は実はれいとうビーム込みでのシールド0枚同士という条件でラプラスに勝つことができません。
この条件で勝ちが成立するのはお互いにシャドウだった場合のみです。
ラプラス側の順位が相当低く、どちらかがシャドウだった場合もれいとうビームが飛んでくる前に決着がつくのでフシギバナがノーリスクで勝てる可能性はありますが、それは相当HP個体値の低いラプラスとなります。
また、意外とビックリするのがくさへの耐久面に関してはギャラドス>ラプラスという状態です。
ひこうが入っているので等倍になっているのが主な原因ですが、両ポケモンをハードプラントと7発のつるのムチで落せないのは何気にショックですね。
特にフシギバナ側は例え相手がなみのりやアクアテールのブラフであろうと、油断しないように対応しないと対面を取られてしまうかもしれません。
と、弱い処をピックアップしましたが当然強みだらけなのがフシギバナ。
まず等倍のハードプラントはつるのムチ込みで50%以上相手のHPを削る事が強みに挙げられます。
特にシャドウカビゴンなどの等倍万能ポケモンに強いのが良い点です。
フシギバナのハードプラントは3発目まではのしかかりと回転力が一緒。
3発目は2ターン早くハードプラントが打てます。
つまり、前段理不尽な差し込みがあったとしても同時着地であれば確実にカビゴンに勝てますし、相手がシールドを貼ったらこっちも貼る、相手が貼らなければこっちも貼らないといった選択肢もあります。
カイリューに対しても50%前後のダメージを与えるヘドロばくだんがあります。
同様に、シャドウフシギバナであればヘドロばくだんでニンフィアなどの強フェアリーを一撃で追い詰めることが可能です。
さらにシャドウフシギバナはあまえるトゲキッスに何もさせないで勝つことも。
この様にフシギバナのスペックが高いことに加えて、シャドウならではの一方的な対面というのも存在しています。
この点からハイパーリーグで主役級に強いフシギバナが、さらにシャドウ化でリーグの耐久力に対して最適化されている。
と言い換えることができそうです。
ただし、通常対面ではノーマルフシギバナの方がHPの残り香多い体面もあります。
シャドウフシギバナを使うにはシャドウ化に際してそこが強みになったかをよく覚えておく必要がありそうです。
シャドウフシギバナの魅力
シャドウフシギバナの一番の魅力は、その火力があまり認知されていないという点です。
「どの程度ダメージをくらわされるのか」が相手からすると想像てきていない為、相手が必要のない処でシールドプレッシャーを感じたり、逆に貼らずに勝手に落ちたりといった事が頻発します。
その圧倒的な火力で苦手な筈のカイリューやシュバルゴもHP管理でシールド計算をさせられる場面があり、腐りにくいというのが最も大きな魅力です。
さらに、ラプラスやニンフィア、エンペルトの増える環境では『フシギバナガン無視』構築をしている方も居て、結構ナチュラルに刺さっているのです。
フシギバナの苦手なほのおタイプやひこうタイプはそもそも数が少ないですからね。
シーズン9においてはクロバットやオーロットも出てくるようになりましたが、やはり絶対数が少ないので、相対的にフシギバナの通りが良いという点が素晴らしいです。
また、全体的に刺さりが良いフシギバナは組ませる相手もある程度幅を持たせることができるというのも利点です。
勝率が安定しない時にこういった強力な御三家に立ち返って流行を冷静に見つめられると良いかもしれませんね。
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