今回は私がドハマりしているポケモン。
エレキブルについて解説していきます。
このポケモンはワイルドボルト所持ポケモンの中でも最速で打つことができる、その為だけに生きている様なポケモンです。
ハマれば一匹で二体持っていく事もありますが、何もできないこともしばしばな困ったちゃん。
そんなエレキブルの魅力を今回は解説していきます。
ハイパーリーグでシャドウエレキブルを使って勝率が安定してしまったパーティの紹介はこちらからどうぞ。
解説してはいますが、なぜ勝ててるのかはいまだに謎です。
エレキブルの基本データ
それではエレキブルの基本的なデータから見ていきましょう。
ちなみにこのエレキブル、私の定義の中では『弱いポケモン』です。
理由は簡単で、でんきショックのダメージが低すぎるから。
感覚的にはオムスターに近いかも。
ま、とりあえず基礎能力を見ていきましょう。
タイプとSCP
エレキブルは弱点がじめんしかないでんき。
最大SCPはスーパーリーグで1360。
ハイパーリーグで2264という超攻撃タイプとなります。
どれぐらい攻撃寄りかというと、あのデンチュラよりもわずかに攻撃力が上になります。
しかも、デンチュラの攻撃力TOP個体よりも攻撃力が上となる為、同時発動は必ず先制できます。
エレキブルより攻撃力の高いポケモンは環境で見ると主に下記となります。
- ネギガナイト
- ゲンガー(ゴースト)
- ミュウツー
ミュウツーやゴーストはスーパーリーグで稀に見る程度ですが。
また、同等程度にロズレイドが居ます。
わずかにエレキブルの方が攻撃力が高いですが、個体値次第といった感じ。
そしてエルレイドやドクロッグはかなり離れていますので、まず先制できます。
所有技と回転率
コミュニティデイで貰ったのはなんと火炎放射。
タイプ不一致。
そこまで高くない性能。
そもそも打つ相手が居ないという不遇な実装でした。
というわけで元からある技構成で十分です。
その技構成がこちら。
技名 | 威力 | Eチャージ量(その他) | E消費量 | タイプ |
でんきショック | 18 | 9(2ターン) | ー | でんき |
れいとうパンチ | 55 | ― | 40 | こおり |
かみなりパンチ | 66 | ― | 40 | でんき |
ワイルドボルト | 120 | 自身の防御2段階ダウン | 45 | でんき |
かえんほうしゃ | 90 | ― | 55 | ほのお |
かみなり | 120 | ― | 60 | でんき |
けたぐりもありますが、あれは壊れ技(弱い方向)なので割愛。
構成に使う技は太字色付きにしておきました。
最早比べるまでもありませんね。
でんきショックで高速チャージをしてれいとうパンチかワイルドボルトを打つだけです。
簡単ですね。
ただし、本当に耐久ペラッペラなんですけどね。
れいとうパンチは消費40なので、ラグラージのハイドロカノンと同じ5→4→5→4という回転率。
ワイルドボルトはチャージしたエネルギーを丁度使い切るのでずっと5→5→5というサイクルです。
エレキブルの役割の考え方
先に説明したように高速回転技を有するポケモンなので、役割は高速で相手を倒していく。
という風になります。
では、同じように10ターンで回転できるポケモンを考えてみましょう。
この枠に当てはまるのはカイリキーやネギガナイトなどごく少数に限られます。
あとはシャドークロー+シャドーパンチやこなゆき+ウェザーボールなどでしょうかこちらは5→4→5→4の回転率ですが。
カウンターやシャドークローを有するポケモンとの違いとしてはでんきショック自体が威力がなく、エレキブルは通常技でのフィニッシュに当てづらいことが挙げられます。
また、本体がペラペラで技1もダメージソースにならない。
高威力の技が打てるという点ではダーテングも同じような運用を求められるかもしれません。
しかし、ダーテングやカイリキーとの明確な違いも存在します。
それはワイルドボルト自体に必殺の威力が与えられているため、クロスチョップやリーフブレードと違い相手にシールドを強要することができるのです。
これが、同様の回転率を誇る攻撃力重視のポケモンとの差別化になります。
回転率が同じレベルと言うことでこれらと対面する場合は基本的には先にフィールドに出ていた方が有利です。
これを考慮してなるべく早くエレキブルを展開していき、相手にプレッシャーを与えていくことをお勧めします。
ブラフを打たない
このポケモンは『如何にワイルドボルトの試行回数を増やすかどうか』という運用がキーになってきます。
ワイルドボルトを使うと防御力ががくっと下がるので躊躇してしまいがちですが、そもそも2回打てれば御の字。
3回どれかを打っていたら完璧、活躍しすぎ。と言う程度の耐久力しかありません。
タイミングに気を付けて防御力を気にせずに弱点をつけるもしくは威力が高くなる方を撃ちます。
実際に相手が1番嫌がるのはワイルドボルトを連発してくるいわゆるヤンキープレイです。
やられる方は「来ないかも知れない」と言う淡い期待を寄せてシールド張ってこないこともあり、それ自体がゲームを決定づけるアドバンテージになることもあります。
そうした相手の緩みや隙をついていく形になりますので、臆さずにドンドン撃っていきましょう。
また防御力が下がること自体も見方を変えると利点になります。
つまり元から耐久がなさすぎるので通常技で落ちてしまうのですが、さらに防御力を減らすことによって相手のチャージ機会を減らすことができます。
起点回避ですね。
また、防御力の関係ない技術もあります。
例えば技を打った後の差し込みはダメージを交代先に移すことができるので、直後に交代して後のポケモンにダメージを引き継いでもらうといったことも可能です。
つまりワイルドボルトが持ち合わせているデメリットは状況に応じて利点になったり相殺できたりとコントロールすることができるのです。
あと単純にぶっぱなしワザは気持ちが良いですよね。
通った時の爽快感。
パねぇ。
天敵の裏にはカモが居る
エレキブルが苦手なポケモンと言えばラグラージ。
エレキブルよりも早い回転数。こちらの技を全て等倍以下で受けきるタイプ相性。
これほどエレキブルにとって都合の悪いポケモンはいません。
しかし光明もあります。
ハイパーリーグに限らず地面タイプのポケモンの裏には飛行タイプがいることが多いのです。
代表的な例で言うとラグラージ+エアームド。
これらは草や電気に対する相性補完に優れているだけでなく、単純に強ポケモンがこのタイプを所持していることが多いから選出されるのだと推察できます。
エレキブルパーティを組む際はラグラージを見ても絶望することなく、むしろラグラージさえ処理してしまえば勝率が上がるものと思って希望を持って対応していきましょう。
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