辛い物が苦手なんだけど、結構激辛好きの友達が多くて…
あー、同じ店に行ってもシェアするの厳しいよね
わかる
今回はこちらからすり寄っていく、辛い物が苦手な人の為の激辛攻略法です。
我々繊細な舌の持ち主は、激辛大好き軍が食べる謎の砦を攻略することを時に求められます。
その時に、我々の舌が死屍累々にならない様に、幾つか対策を打っていく必要があります。
対策方法の中でも、直ぐに取り入れられる物、訓練する物、そもそも諦めるものなど、いろいろありますので、辛みに対する知識を付けつつ、それぞれ対処できるものは対処していきましょう。
僕だってたまには激辛カレーを美味しく食べたいんですよ
辛いの克服しても
結局汗は噴き出そう
それはそうだね
とりあえず辛さへの対応を身に付けよう
辛いのが苦手なあなたへの克服方法
辛味は慣れる
スパイスを主軸とした辛味に対しては、慣れがあると、多くの辛味大好き国家では主張されます。
日本の料理店で真っ先に思いつくのはタイ、インド、中国、韓国などですね。
彼ら本当に辛いの好きだな…。
スパイス、つまり香辛料のもつカプサイシンを中心とした辛味は、回数や習慣性によって慣れていく事が可能です。
実際に現地に滞在した人たちが、一定の辛味に対して抵抗力を持ったりするのはよく聞く話。
ですので、これらは良くある1辛からチャレンジしていき、慣れたら徐々に上げていく、というのが一番簡単な克服方法です。
激辛大好きなツレも慣れるっていってたわ
ドM発言やね…
ちなみに、わさびやからしといった物は、慣れるのとは違います。
そもそもこれらは揮発性が高いので、一瞬耐えれば何とかなるものなんです。
唇と舌の先端の接触を避ける
対策法の1つとして挙げられるのが、『敏感な処への接触を避ける』ということです。
唇と舌の先端は、辛みに対して敏感な部分が多く、特に唇の場合は乾燥などでひび割れてしまっている場合もある為、コンディションも辛みへの抵抗力を下げる原因。
辛いのをなるべく感じたくない場合は、なるべく舌の奥の方に持っていく事で対応をしていきましょう。
辛いスープはこの方法使えないわね
あきらめが肝心。
ラッシー・緑茶・牛乳が効果あり
緑茶や牛乳は、辛味に対してそれらを感じにくくしてくれる効果があり、もし激辛料理に対して用意できる場合は、これらも用意してみましょう。
理由はメチャクチャ簡単で、これらは防御膜を張ってくれるから。
ラッシーと牛乳は舌の表面などに薄く幕を貼ってくれて、直接から見に晒されるのを避けるように守ってくれます。
また、緑茶の場合はカテキンに皮膚や粘膜の保護作用があり、同じように保護する役割を果たしてくれます。
ただし、緑茶の場合熱いものが出てくると、カプサイシンなどの辛味を刺激する原因となるので、冷たいものを飲むようにしましょう。
※ここについては後ろの項目でも触れます。
昨今カレー屋さんではラッシーを出すところが多くなっていますが、ラッシーはカレーを食べる前に飲むのが効果的だったんですね。
食後に飲んじゃったりしていませんか? 辛味防止目的なら勿体ないことしてますよ?
食事の途中や食後に飲んでた…
あれあんまり効果なかったのね…
コーヒーやお酢でも中和できる
コーヒーなどの『苦味』やクエン酸などの持つ『酸味』にも辛さを和らげる効果があります。
コーヒー、お酢、レモネードなど選択肢として考えておくとイイでしょう。
きゅうりの漬物や、福神漬けといった副菜は、一緒にとると少し楽になる事が思い出されませんか?
日本のカレーのサーブって、マジパーフェクトですよね。
そもそも辛味って?
辛味は味覚分類としては存在しますが、感覚的には痛覚に相当しています。
痛み、です。
この技は…痛いよ
痛いのは、苦手だよ
というわけでwikiの冒頭を引用します。
辛味は、料理を調理したり食べたりするに当たって、重要な味覚のひとつと考えられている。しかし生理学的定義に基づく味覚は、味覚受容体細胞にとって適刺激である苦味、酸味、甘味、塩味、旨味の5種(五基本味)を指しており、辛味はこれにあてはまらない。神経刺激としての辛味の核心は舌・口腔のバニロイド受容体(カプサイシン受容体)で感じる痛覚であり、これに他の条件(トウガラシであれば、発汗および発熱)が統合されたものを辛味と呼んでいる。近年、カプサイシン受容体が単離されたが、口腔内に特異的なものではなく全身に分布しており、また従来の味覚受容器とは別のものであるため、5基本味が6基本味になることはない。
引用元:wikipedia
と、この様に特にカプサイシンの痛みが強調される説明です。
やはり唐辛子は怖いですね…。
辛みの違いと特徴
わさび・からしなどのツーンと来る辛さ
わさびやからしはツーンとしてて、鼻に来る辛さ表現されることが多いですよね。
また、ニラやニンニク、ネギといった食材も、実は同質の辛さを持っています。
英語だとsharpらしい。
あ、あんたの事なんか攻撃しちゃうんだからね
全然デレないんだから
ツンのみ…?
これらの辛さは硫化アリル・アリルイソチオシアネートという物質の化合物で、その化学反応で出るからさであり、冷刺激受容体を刺激する作用がある為、発汗と清涼感を同時に促します。
この清涼感が【ツーン】の部分となっています。
下記で紹介するカプサイシンとは異なり、熱いお茶などの熱を持った刺激を与えると、辛さが和らぎます。
こちらの辛さには冷水が逆効果と言われている為、辛さを抑える目的での氷水摂取は控えましょう。
そういえばお寿司屋さんのお茶は暖かいですね。
なにげなく出されていると思っている物も、結構理にかなってるんですね。
唐辛子・コショウなどの後を引く辛さ
とうがらしの辛味の主成分はカプサイシン。
コショウはピペリン。
とそれぞれ主成分は違いますが、辛味の感じ方はほぼ同じです。
舌が熱さを感じるように辛く、またその持続時間も長い。
英語ではHotと表現される辛さです。
これらは、ワサビなどとは違い液体で洗い流すのは困難。
カプサイシンは脂溶性で水に溶けないのです。
ですので、氷水でカプサイシンの根本的な辛味を軽減することはできません。
あくまで舌の温度が低くなり、温度の感覚で抵抗できているだけなのです。
また、タイ人は水を飲まずにじっと耐える方がマシ。
と表現します。水によって辛さが口の中に拡販するからです。
だからこそ、こういったスパイス類は、前段で紹介したラッシーなどによるコーティング対策が効果的になります。
こいつら舌に含むとヒリヒリするのよ…
多分私これが苦手なんだわ
山椒のピリピリ感
山椒のあの独特のひんやり感と後を引く辛さの様なものは、上で紹介した物とはまた別ですよね。
この分類はショウガなども持っており、清涼感とピリリとした痛みを同時に発生させます。
サンショオール・ショウガオールといった主成分がこれらのピリピリした痛みを所持しており、好きな人にはこの部分が刺激として好まれています。
そういえば初めて山椒を食べた時に涙が出てきたの思い出した…
山椒は食べたことない段階から考えると
ビックリする種類の味だよね。
簡単な対策法おさらい
というわけで、どこでも使える辛味対策は、食前にラッシーか緑茶。
ツーンとした食べ物なら、食べている最中に熱いお茶を。
スパイス系の辛味なら、食べている最中に冷やすこと。
ただし、水で広げるのはあまり良くない。個人的には氷を貰っておくのがベター。
コーヒーや酸っぱい物でも中和可能。
そして、唇や舌の先で触らない事。
といった事をとりあえず徹底してみて下さい。
これで辛い食事の席も何とかなるかも。
あと、何気にハンケチ重要じゃない?
ハンケチ
刺激物は汗腺が開いて、汗や鼻水が出やすいからね
ハンカチも重要。
はい、ハンカチなどの汗対策も重要ですね。
良い激辛ライフを。
追記
フォロワーのでんきちさん
が実践してくださいました。
蒙古タンメン食べる前に牛乳飲んだら良いんですね🌝
— でんきち (@6w0nB3AemYQV6d8) December 9, 2019
….腹痛くなりそう
【食べ合わせは別】
因みに辛味はマイルドになるけど、むせるので水は必須です。
— でんきち (@6w0nB3AemYQV6d8) December 9, 2019
喉の奥がネバネバして唐辛子が引っかかるみたいです
現場からは以上です😌
— はむらいと🐰連続更新220日の人の皮を被るうさぎブロガー🐰 (@hamwrite30) December 9, 2019
んーっ。絶頂<エクスタシー>!
やっぱりゆっくり慣れていきましょう…。
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