パンプジンとの同時実装で大きな話題になったオーロット。
何より素晴らしいのはシャドークローを貰っている点で、この技構成により圧倒的な火力を存分に発揮することができます。
今回はそんなオーロットについて解説していきます。
オーロットの基本データ
オーロットは本気で機体の要素を詰め込んだポケモンです。
超期待。
タイプとSCP
オーロットはゴーストとくさの複合タイプ。
このタイプは他にバケッチャ系・シュナイパー・ダダリンですが結構珍しい複合です。
珍しいですがバケッチャとボクレーが同時に実装されてちょっと面白いですね。
SCPはスーパーリーグで1465。
ハイパーリーグのチョイムキでLv.43.5のSCP2448。非ムキムキでは2410。
とかなり攻撃に寄ったポケモンです。
レべル40でハイパーリーグ用に仕上げる場合は【10・15・15】や【12・13・13】程度の個体にするのが良さそう。将来タスク産が出てきて、それが平均個体値12を超えている様であれば大体非ムキムキハイパーリーグ用になるというわけです。
ただ、良質な個体がどれかについては考えることが色々ありそうですね。
所有技と回転率
技構成は超優良です。あるべきところにあるべき技があります。
技名 | 威力 | Eチャージ量(その他) | E消費量 | タイプ |
ふいうち | 5.0 | 7(1ターン) | ー | あく |
シャドークロー | 7.2 | 8(2ターン) | ー | ゴースト |
タネばくだん | 66 | ー | 40 | くさ |
イカサマ | 70 | ー | 45 | あく |
シャドーボール | 120 | ー | 55 | ゴースト |
構成が少しユキメノコを思わせるところがありますね。
技1はシャドークローというチャージ量8で同じ。
タイプ一致のシャドーボールが大技で、タイプ不一致の消費45技イカサマを持っています。ユキメノコはここがかみくだくになっています。
そして、ユキメノコと最も様相が違う点がゆきなだれの位置にある技がタネばくだんだという事です。
タネばくだんはタイプ一致で打てるものの、決して性能の良い技ではありません。35消費の弱体化したウェザーボールとダメージ効率が同じだからです。
しかし、ゆきなだれは消費45に対しタネばくだんは消費が40という比べる時の違いがあります。
40はチャージ量8の倍数ですから、ゆきなだれよりも効率よく打てる。そこがタネばくだんという技の利点です。
つまり、カウンター+クロスチョップと同じ回転でシャドークロー+タネばくだんを打つことができるのです。
ウェザーボールより弱い技と書くと弱そうですが、カイリキーと同じ様な動きができると言われると強そうです。
オーロットの強い点
オーロットは技配置が優遇されており、その回転数で低耐久を補っています。
例えば下記の様なデータがあります。
対ユキメノコ
シールド数 | ノーマル |
0枚同士 | × |
1枚同士 | 〇 |
2枚同士 | 〇 |
ユキメノコに対してはパッと見不利と思われがちですが、実は有利です。
技1はお互いにタイプ一致の弱点の突きあい。
攻撃力はオーロットの方が上。
技発動もタネばくだんの方が早い。
ゆきなだれは即死級のダメージがあるものの、殴り合ったら結局オーロット有利というわけです。
もし反応の良いプレイヤーであれば、回転数の違いから後追いもギリギリ成立します。
一番意外なのは基礎攻撃力がオーロットの方が上だという点です。
ユキメノコは攻撃力が高いと思いがちですが、そこに慢心するとオーロットに足元をすくわれるという事ですね。
それにしてもゆきなだれ強いな。
対ブルンゲル
シールド数 | スーパーリーグ | ハイパーリーグ |
0枚同士 | 〇 | × |
1枚同士 | 〇 | 〇 |
2枚同士 | 〇 | 〇 |
スーパーリーグとハイパーリーグの大きな違いとしては、お互いのシャドーボールのダメージ量です。
スーパーリーグのブルンゲルに対しては、シャドークロー込みでブルンゲルを一撃。
たたりめ+シャドーボールよりも発動が1ターン早く基本的に有利です。
ただし、ハイパーリーグの耐久力に対しては微妙に攻撃力が足りず落としきれないのでシールドが必須となります。
本当にあと一撃出せばという処なので、シールドを使えば対面が取れるというわけですね。
基本的に敵なしのブルンゲルに対して有利なのは非常に心強い事です。
その他
くさタイプであるのにメインがゴーストの為、同じ草枠に強いのも特徴の一つです。
くさタイプとして万能枠にあたるナットレイ。
御三家として凶悪な性能を誇るフシギバナ。
シールドの2枚貼り合いではトリデプス、ガラルマッギョに打ち勝つこともできます。
特にガラルマッギョは個体値次第ですが、全てのシールドシチュエーションで勝つことも可能です。
ハイパーリーグではガラルマッギョに後れを取る事はありません。
耐久が低いのにメインどころと貼り合えるのはシャドークローの性能に起因しているところもありますが、それらを含めてオーロットが優れていると言えるでしょう。
役割範囲が広い
格闘追い、水追いに大抵の草に強く、等倍対面も特徴さえわかってればきっちり仕事可能と非常に面白い性能をしています。
さらに、ハイパーリーグではしばしば見るエルレイドやシュバルゴにも強い為、非常に使いどころの多いポケモンです。
オーロットが丁度いい能力を持ってしまった為、ヨノワールやデスカーンが追い詰められ台頭していく事も考えられます。
それに合わせてマリルリが減少し、バルジーナが増える可能性も。
とにかく環境の一角には名を上げそうなポケモンなのでチェックは必須です。
また、ボクレーは進化に飴200が必要で、交換すると0個になるという仕様です。
0012交換厳選で飴を節約できる利点もあるので、積極的に交換パートナーを見つけると良いでしょう。
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