みんな大好き、大きな針のカッコイイスピアーは、ポケモンGOスーパーリーグ環境で活躍できるか。
という処を軸にパーティを模索していたところシーズン3で6日目にして7割勝てるパーティを構築できたので、紹介していきたいと思います。
環境は生き物なので、これが絶対に続くとは言い切れませんが、スピアーは比較的有利不利がハッキリしているポケモンであり、特に環境に草が多く初手の飛行と鋼が少ない時に活躍できます。
その点を踏まえて、使える時にはこのパーティを使うというスタンスで取り組んでいきましょう。
シーズン3で勝率7割を超えた初手スピアー
初手スピアーで勝率7割を超えたスピアー軸のパーティを紹介します。
レートは2200台。
スピアー、マリルリ、ラグラージの3匹です。
虫、水、水。というギミックパーティみたいな編成ですね。
このパーティは基本草に弱い為、全員草を見れる技を搭載しているのが特徴。
スピアーは耐久が無く、抱え落ちする可能性が高いのでシザークロスを優先採用しているという感じですね。エスパーもギリギリ見れる様になります。
ジラーチとスリーパーは怖いですが。
みんポケさんのシミュレーションツールにPVP対戦ダメージ表というのがあります。
これを使って今回紹介するパーティを判定してみるとこんな感じです。
赤が有利、青が不利となります。
1画面で撮れるところで主要な苦手を載せました。
パーティ単位でエアームドとスリーパーが苦手ですが、立ち回り次第という事と特にスリーパーの裏は有利なポケモンが多いので、そこまで脅威でも無いですね。
初手エアームドは嫌いです。
滅びて下さい。
ちなみに私の個体はSCP16位。
立ち回り紹介
立ち回りは基本出し負けを意識しています。
スピアーを初手で出す。
相手がマリルリ、デオキシスディフェンスフォルム、草、フェアリーならばそのまま押します。
スピアーに強い相手は大概裏の2匹で処理できるので、この時点でかなり有利です。
交代画面だけ準備しておきましょう。
技1が飛行、炎、岩のポケモン、さらに属性が鋼であればマリルリに即引きします。
こうするとパーティに草が居ればほぼ確実に草が飛んできます。
相手からみると草の使いどころが対マリルリしか無さそうな上に、下手に冷凍ビームを貯められると余計なシールドを使わされるからです。
この時、シールドはスピアーに残しておきましょう。
マリルリが草に滅ぼされた後、スピアーを出して起点とします。
ドリルライナーとシザークロスをたっぷり打てるスピアーが場に残った場合、脅威は飛行だけです。
他のポケモンとは互角以上の対面になる為、相手は対面を取ったのにもかかわらず若干不利なリスタートを強いられるわけです。
スピアーがドリルライナーを貯めた状態で待っている為、炎・岩・鋼をうかつに投げられないというのがミソですね。
ただし、この動きで問題なのがエアームド→草と引いてきた時です。
エアームドとスピアーを対面させるとほぼ何もできずに死ぬので、ここだけは絶対避けたい対面です。
このエアームドが再度投げられた場合はとりあえずラグラージを投げます。
相手の裏が鋼や炎なら相手が詰み。
エアームド+草2体ならこちらが編成負けというわけです。
相手が初手→デオキシスの様な引きをしてきた時は基本突っ張ります。
シザークロス連打で勝てます。
シールドは使ってしまいますが対面を取りつつ技を貯められるからです。
アレンジパーティ
実はラグラージにする前にスピアー・マリルリ・ジュゴンで何度か使っていたのですが、裏の岩と格闘持ちがあまりに多く、また岩と電気が一貫してしまうのが辛すぎるので変えた経緯があります。
岩はスピアーとジュゴンに強いです。
格闘はジュゴンにしか通りませんが、シャドウカイリキーなどは誰と当たってもある程度仕事をすることでかなり脅威でした。
また、ガラルマッギョをマリルリ意外と対面させられる可能性が高い事も問題です。
さらに、デオキシス(ディフェンスフォルム)を後半に持たれた場合も詰むことが多かったです。
このパーティはクッションをマリルリとしている為、マリルリの有利なポケモンをマリルリにあてられない事が多いのです。
その為、どうしても温存された格闘をジュゴンにあてられてしまい、最終的なじゃんけんで力負けする場面が多くなりました。
そこで、ラグラージに変えて、岩を無双し格闘に回転率で勝つという対策に乗り換えたわけです。
アレンジの考え方
このパーティの肝は『不利対面の場合マリルリに引いて相手の草を引っ張り出す』ことにある為、初手スピアー2番手マリルリの面は崩せません。
この点をを崩してしまうと別のパーティになってしまいます。
ですのでここのコンセプトを維持したまま、三体目を考えてみましょう。
チルタリス
「タイプ相性をご存知でない」と良く表現されるチルタリスさんです。
比較的どのポケモンに対しても仕事をしますが、初手だし負けを考慮するこのパーティではやや汎用性に欠けます。
草タイプの処理という役割がスピアーと被っているところもあまりよくありません。
その代わり環境に増えているアローラガラガラや氷技を持たない水タイプなどには圧倒的に強く出れるので、使う状況によっては無双できます。
私がこれを試したときはトリデプスとガラルマッギョを3体目に仕込んでいる方が多く、うまく回りませんでした。
また、使う場合はマリルリと対面させる目的が無く、シールドアドも取れない場面が多い為攻撃型の『2チル』よりも、SCP順位の高いチルタリスをお勧めします。
エアームド
チルタリスと役割が被るエアームドは、このパーティではさらに立場が悪いです。
アローラガラガラに対して強く出れない上に、苦手なポケモンも結構被っていていかんせんよくありません。
そして役割対象も結構被っている上、パーティ的には電気が一貫してしまいます。
想像以上にこのパーティだとお荷物になります。
エアームドは一体目主軸じゃないと活躍しづらいですね。
ジュゴン
先に紹介した、電気・岩がパーティ単位で苦手になるパターン。
特にパーティが水ポワルンに滅ぼされてしまいます。
利点は、3体目同士になると、こごかぜによる攻撃力ダウンをリセットできなくなるパターンが増える為、相手を封殺できる体制が取れる事です。
また、途中で出して交代を強要するといった使い方もできます。
ここまで一貫してアレンジはトリデプスとGマッギョが苦手。
ガラルマッギョ
岩・電気をパーティ単位で一貫されない為にもそこを付ける様に組みましょう。
技2が岩・地面標準のガラルマッギョは、マリルリを追ってこなかったポケモン達に刺さるポケモンです。
特に飛行ポケモンと鋼ポケモン、岩ポケモン、炎ポケモンにはめっぽう強く、結構な確率で出し勝てるポケモンです。
汎用性の高さから、環境に炎を呼んでいます。
そう、炎がスピアーと一貫してしまう、パーティ全体で地面が一貫してしまうのが難点です。
ただし、炎にはお互いに弱点となるので、そこまで絶望対面ではありません。
スピアーとマリルリで格闘を釣れないので、格闘が裏に居ると最終的に絶対対面するというのが難点ですね。
初手シャドウカイリキーが流行っているので、相手が早めに消費してくれれば逆に動きやすくなります。
覚えておきたい対面
何故か初手で多いドクロッグ対面。
シザークロスを打つ意味は無くドリルライナーが入るかどうかという勝負です。
後続に一回シザークロスを打てる状態で勝てるマリルリ対面。
基本どくづきだけでどうにかしたいところです。大きな役割対象。
シザークロスは打ち損が激しい為、ブラフはおすすめしません。
岩雪崩とサイコブーストが痛すぎる対デオキシス。
基本シールド貼り貼りで突破します。
サイコキネシスは犯罪。シールドを強制される案件です。
シザークロスが二重弱点の為、一発で相当持っていけます。
是非対面したいところです。
環境に増えているシャドウカイリキー。
格闘技はどうでもいいですが、いわなだれを受けると即死です。
カウンター7回。2発目はカウンター6回で打てるので、対面したら必ずカウンターの回数を数えましょう。
それ以下はクロスチョップになるのでシールドが要りません。
絶対に勝てない対面ですが、スピアーのドリルライナーは半分以上ダメージを入れられるという事に着目してください。
ゲージを貯めて、最終対面で対峙した場合のみまだ勝機があるのです。
立ち回りで必要な場合がありますので、ドリルライナーは堅い奴にも半分は居るという事は覚えておきましょう。
スピアーは可愛い
スピアーはお尻の針で毒突きを放つモーションが可愛いので、気になった人は是非使ってみてください。
メチャクチャ弱いわけではありません。
むしろ優秀な技を搭載しているので、キチンと使えれば光るポケモンです。
初代ポケモンから思い入れがある人も多い筈。
環境が回って飛行が増えたらどうにもならないですが、飛行が減る時期になったら是非使ってあげたいものです。
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