今回はメディア発信をする上での基本のキ。
ランディングページを作る前に注意すべき点を解説していきます。
ランディングページというとWEB野にしか使われない印象ですが、実店舗の集客をはじめなんにでも応用できる基本ですから、どのメディア発信者でもおさらいしていきましょう。
流入客層を考える
ランディングページを作る時に一番気を付けなければいけないのは、どういった顧客層を狙っていくかです。
例えば大まかにTo BなのかTo Cなのかによっても変わりますし、簡単に男女のどちらかにしか売れないような商品だったり、ターゲット年齢層が限定されていたり。
こういった非常に大まかな背景から煮詰めていく必要があります。
さらに、これらのターゲット=ペルソナをより明確にしていく事で、打率が上昇します。
例えば、都内在住・26歳・未婚・年間給与360万円といった風にターゲットの具体像を作り上げます。
その世代だったら、その年齢だったら、その生活環境だったら。
こういうことに困っているだろう、こういう言葉に興味を示すだろう、こういう解決法を探しているだろう。
そういった事を想像していくのです。
そして別の視点から、顧客が対象のLPにどうやってたどり着いたかを考えます。
Google広告経由だったのか。
Twitterからのリンクだったのか。
依頼しているアフィリエイターからのリンクだったのか。
それらの飛んでくる元の位置から、何を期待してランディングページにたどり着いたのかを想像しなければなりません。
例えば、チョコレートの宣伝だと思って飛んで来たら、ランディングページがシュークリームの宣伝だったとします。
その時顧客層が考えることは。
- 「あれ?間違えて押したかな?」
- 「飛び先が間違ってる?」
- 「別の会社の商品?」
などなど、決してポジティブとは言えないどちらかというとネガティブな反応です。
これらの疑問を持たせない、ページ自体を肯定してもらう為には相手がどこから来たか、何を期待してランディングページにたどり着いたのかをひたすら考えなくてはなりません。
漫画広告などのページでは、基本的にすぐにサンプルが読めるようになっていますよね。
あれは将来の読者がどんな目的でページを訪れるのか、それが完全にマッチしているからあのような構成になっているのです。
ランディングページの役割は?
ランディングページの役割は基本的には訪問顧客の興味を引き、コンバージョンまで至らせることです。
もっと言うと『利益を上げる事』です。
利益を上げるには訪問ユーザーが行動をしてくれなければいけません。
その為、訪問者の『悩みを解決』できるオファーを置いておくのです。
- 解決できる悩みの内容
- 解決した事によってもたらされる利益
- そもそもどうやって解決するのか
- メリットとデメリット
などなど。
これらの内容を置くことで、訪問者はその商品の価値を見極めることができ相手の求める答えを差し出すことができれば、こちらの利益にもなる行動が期待できるというわけです。
基本構成は結論から
この内容を先に持ってくる教科書的な書き方も多いですが、この記事ではこれを3番目としました。
通常物語では【起承転結】という言葉に表される様に、物事の始まりから順序だてて説明するものです。
しかし、モノを売るという時には【結】を先に持ってこいと言われています。
これは後述のファーストビューより重要な物はないとも重複しますが、結局訪問ユーザーは早い段階での情報の出を求めているわけです。
ファーストビューからもったいぶって「あなたはこんな悩みありませんか?衝撃の解決方法はこの下」とかやっているのは愚の骨頂というわけですね。
悩みがどう解決されるのかを先に書かないと、訪問者は興味を失って早々に離脱してしまうのです。
ファーストビュー以上に重要な物はない
ランディングページにたどり着いた顧客は『この商品を見る必要があるか』『このページは読むに値するか』というのをものの数秒で判定しています。
そして、そのものの数秒の間に見てくれるものはファーストビューの分しかありません。
ここに重要な情報である『ベネフィット』や『USP』を入れていきます。
ベネフィットは顧客が享受できる利益の事で、簡単に言うと『睡眠が快適になる』だとか『毎日のご飯が美味しくなる』だとか『電気代が浮く』など分かりやすい内容の事です。
USP(Unique Selling Proposition)とは、英語でユニークと書いてある通り掲載している商品独自の強みの事を指します。『業界初』であるとか『還元率が高い』であるとか。
広告との連動性・商品のベネフィットもしくはユニーク性を強調したコピーと、それらを連想できる写真を添えることでユーザーの興味をページ内に留めます。
こうして初めて『訪問者に読んでもらえる』という初動が生まれるのです。
さらに、ファーストビューにはオファーを掲載するタイプが主流となっています。
オファーは購入でも資料請求でもセミナー申し込みでも基本は同じで、常に最初に見えるところに設置せねばなりません。
これには機会損失を防ぐ意図があります。
法則は映像メディアには向かない
映像メディア。
特にYoutubeなどは、視聴回数や市長継続時間といったところに評価のウェイトを置いている為、結論を冒頭に持ってくる方法だけでは長い時間視聴者を引き付けることができません。
触りにちょっと話すのは勿論OKですが、ランディングページとは評価方法がそもそも違うという事ですね。
会議とLPは結論を先に。
映像は結論を後に。
という事になります。
メディアによって重要な要素や構成順を変えることで、訪問者が満足の行く適切なコンテンツを作る第一歩になる事でしょう。
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