今回は12/25日二行ってきたイベントのシナジーがあまりに強すぎたため記事にします。
そのイベントというのがSchool Daysのおばけ救急車と劇場版呪術廻戦0の一気体験です。
うん、全く関係性が無さそうですね。
今回そんな奇異なイベントをクリスマスに詰め込んで体験してきたので紹介していきます。
午前9時に伊藤誠になる為に秋葉原に移動する
今回体験してきたイベントはまずこちら。
「School Days」あなたも誠になれる!甘酸っぱい青春と鮮血の結末を体験できる“誠ザ・リアル”
引用元:アニメアニメ
『School Days』は、2005年4月28日にオーバーフローから発売されたゲームでいわゆるエロゲーです。
フルアニメーションでという事で当時から話題性はあったと記憶していますが、何分最早古い事なのであまり覚えておらず。
フルアニメーションでという事で当時から話題性はあったと記憶していますが、何分最早古い事なのであまり覚えておらず。
その後アニメなどへメディア展開しています。
私はゲームもアニメも内容を知らなかった為、今回の為に履修。
とりあえずサイコホラー恋愛という感じの分類だなというのは理解して臨みました。
今回のイベントではデリバリーお化け屋敷とのコラボイベントという事で、自分が主人公である伊藤誠になってスクイズの世界を追体験するといった代物です。
今回用のオリジナル脚本で、どう考えてもボイス取りおろしっぽいです。
多分。
ちなみにスクールデイズはAbemaのプレミアムに登録すれば見ることもできます。
特別編も含めて十四話分すべて見ることができるので、履修に最適です。
10時から整理券配布と衝撃の11時開催
10時からの整理券配布という事で、まぁ10時に即入場したいなという事でツレと『大体9時ごろ』を目安に集合したのですが、やはりというか人はおらず。
というかまず会場がフジソフトの玄関スペースってなんやねん。
秋葉は回数来ているわけではないので塵を把握しておらずやや迷いつつ、言質をふらふら。
ツレから『もう着いている』旨の連絡が入り、微妙な誘導を頼りに現場を目指していると『あ、救急車来た』とのニュアンスのラインが。
これ控えめに言ってこの時点でホラーですが。
そしてようやく合流。
現地には人はまばらでしたが、特に何かしている様子もなく雑談して一時間を潰すことに。
その間も例の救急車はもぞもぞと準備を進めているさまが中々に面白かったです。
知らない人が通りかかったら何かと思うでしょうが、いや秋葉だから思わないか。
そんなこんなで10時になり整理券が配られたのですが、これまたちょっと誤算で、開場が11時から。
とりあえず他の場所で時間を潰し戻ってきました。
お化け救急車はその名前の通りボロボロの救急車ペイントをされた車で、その中で音声+振動などによる疑似3D体験をさせてくれるという代物。
前述した通り今回はこのお化け救急車とのコラボの為ストーリーダイジェスト的な内容で新たにシナリオが書き下ろされており、その肝となるのが指輪。
今回は運営さんが用意したその指輪を実際に装着。
お化け救急車に乗車して、ヘッドを本を付けて体験すると言う者です。
ちなみに中は真っ暗。
そして、これがなぜ呪術廻戦とシナジーがあるのかというと…。
※以下ネタバレを含みます。
なんと今回のシナリオ、ヒロインである世界が主人公誠のしている薬指の指輪を、ラストシーンで指毎持ち去っているんです。
大枠のシナリオはスクイズの原作メインルートの進行でありながら、新たに足された指輪というテーマに沿って進行されている為、誠の殺害シーンが刺殺だけではなく指輪に関連するシーンに変更されています。
その後屋上でもう一人のヒロイン言葉と世界の殺し合いのシーンになるのですが、その時言葉は既に真の殺害現場を訪れており「体が少し足りなかった」と発言しています。
もうお分かりですね、私もこの時点で気付きました。というか刺殺シーンに入った時点で気付いたのですが。
誠の指輪をしていた指を世界は指輪ごと持ち去っていたのです。
その指と指輪を持ち去るというシーンに変更することで言葉の体が足りないという発言につながります。
本編と違い世界が妊娠している内容に触れられなかった為、言葉が誠の指を探しに来たという感じで殺し合いのシーンは進行。
途中、気が狂っている世界は誠の指を取り出すと、そのまま飲み込んでしまいます。
私はこの時思いました。
「この後呪術廻戦見るんだけど神シナジーかな!?」と。
いや、スゴイですね。
指を重要アイテムにした作品をまさか2連チャンで見るとは。
呪術廻戦0は宿儺の指関係ないんですけどね。
それにしてもすごい偶然だ。
ちなみに体験型お化け屋敷という事で、振動や一部放水演出などもあり、なにより3D音声だったため左右からの音声やエフェクトなどで非常に臨場感がありました。
で、怖くは無いんですが私感受性が高いというか。
スプラッタシーンが自分にフィードバックしちゃう体質なんですよね。
他の漫画とか読んでてもそうなんですが。
ええ、大分やられましたね。
ガンガンに車酔いをぶっこまれたような症状になりました。
それ位楽しめました。
倒れそうでしたけど。
最後に卒業証書と、選んだ指輪をそのままもらって退場。
誠としての人生は全うしたくねぇわ…。
事前説明と合わせて1回転20分くらいの体験でした。
とにかくすごかった。
呪術廻戦0鑑賞
上野のTOHOシネマズに移動して呪術廻戦0の鑑賞をする為、ふらふらした足取りで移動を開始。
ツレが「本当に具合が悪いのか?」といったニュアンスの事を言っていた気がするが、本当に具合が悪いです。
ここで今回話題にしている呪術廻戦0のおさらい。
呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校 (ジャンプコミックスDIGITAL)
原作は週刊少年ジャンプで連載中の芥見下々先生で、本編の呪術廻戦の前日譚のようなお話。
元々『0』の方をを読み切り(計4回)で掲載しており、それを週刊連載用に構成し主人公を変更したのが現在連載中の呪術廻戦本編。
『0』と連載中の本編に設定変更はなく、大きな矛盾は見られないものの本編より一年前の設定、また本編構想前という事で少し違いがあります。
- キャラクターの髪形や装飾が変わっている
- 伊地知のキャラクター設定が漫画『0』だと強者感が出ている(誤魔化せる範囲で)
設定的な矛盾ではなく作中で1年経過したという感じなのでまぁ気にならないでしょう。
乙骨、犬巻の髪形変更に関してはファンブックでも語られています。
呪術廻戦 公式ファンブック (ジャンプコミックスDIGITAL)
とまぁそんなこんなで、本編17巻から本格参戦乙骨を主人公とする作品です。
本作品は主人公である乙骨がいじめられており、その相手を呪いで『ロッカーにグチャグチャに詰めてしまった』シーンからスタートします。
乙骨を『呪っている』とされる、怨霊折本里香の膨大な呪いの力を危惧した呪術連から秘匿死刑の決定が下されるものの、作中最強のイケメンこと五条先生の進言によって呪術高専に送られ、1年生として生活を開始、里香の解呪を目指します。
本編構想前であったため、現在の主人公である虎杖や京都のメンバー、七海や冥冥などの人物は原作では登場しなかったものの、今回の劇場版では呪術廻戦0の最大バトルシーンである『百鬼夜行』にはゲストキャラとして本編キャラが参戦しています。
つまり、本編ファンの人にもちゃんと満足いただけるキャラクター配置が成されているわけです。
勿論、五条悟の六眼開放のイケメンシーンも出てきます。
本編でも語られる事の無かった京都メンバーの戦闘も描かれており、特にテキストでしか登場していない東堂の『京都での百鬼夜行の暴れっぷり』にもほんの少しだけ触れられています。
また、明言は無いものの七海の戦闘シーンでもちゃんと『7:3』で全ての部位を切断していたりなど、キッチリキャラクターによっての呪法や呪術のスタイルも練り込まれています。
そしてこちらも明言されていませんが『黒閃』の発動らしきシーンもありました。
冥冥は金の話しかしてませんでしたけどね。
それぞれの戦闘シーンはわずかなのですが、本編を読み込んで考察したであろう脚本と演出がガッチリ映画を盛り上げる為に新しいシーンを組み込んでいるのが想像できる出来栄えです。
単行本一冊分をどうやって長編映画化するのか?
という取り組みにおいて、丁寧な心理描写と補完し辛かった本編キャラクターの登場などにより見事な尺調整と満足感を演出しています。
ラストシーンでは禪院真希がメガネの呪具を装備していないものの、その場の事象におぼろげながら反応しているなど。
カメラフォーカスはされないところでも丁寧な作画とキャラクターの目線異動により、より細かい心情が描かれており、総じて捨てるシーンの無い大満足な出来となっています。
また、乙骨役が緒方恵美さんという事もあり、伝説の『あのシーン』もオマージュされています。
演出の都合により原作の表現と一部差し換えがあったようにも見受けられましたが、逆に原作を読んでいなくても問題ないほど情報は丁寧に盛り込まれており、どなたでも楽しめる作品になっていました。
当日は入場特典である『呪術廻戦0.5』の配布も行っていました。
中身はキャラ設定とちょっと書下ろし。
豪華版パンフとソフトバンクのチラシ。
いやぁ、面白かった。
というわけで『指を飲み込む』という謎つながりでやってしまったクリスマスの個人的なツアーでした。
ツレも楽しんでいたし、その偶然性に二人で目を見合わせていました。
いやぁ。偶然ってあるものですね。
これだからエンタメは良い物です。
どちらの作品も作り手の熱が伝わってきましたよ。
呪術廻戦 18 (ジャンプコミックスDIGITAL)
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