環境的にドはまりすると強いポケモンの一つに、ユキノオーが居ます。
CPも中途半端で、そんなに強くない様に見えます。
しかし、貴重なこおりとくさの複合タイプであり、技にも恵まれている為有利対面では無双する強さを誇ります。
その強さに惚れこんで、スーパーリーグでも使用していましたが、ハイパープレミアでは通用するのでしょうか?
今回はその辺りを考察していきます。
ハイパープレミアのユキノオー
ハイパーのユキノオーというポケモンは、実に微妙な立ち位置に居ます。
環境に一定居る格闘技に弱く、草が入っている為氷対面も弱いです。
さらに、ハイパーになると増えるほのお勢には全く仕事ができないなど泣き所が多いのが特徴。
一転して氷・草というのはハマるとかなりの制圧力を誇ります。
みずポケモンの打点を食い尽くし、飛行タイプとは弱点の付き合いによるデスマッチを開催と思いきや、ひこう技があまりない為一方的に惨殺できます。
トゲキッス、ラグラージ、カイリューなどの強力なポケモンに対して強く出れるのが特徴で、技の回転率も良い為相手からすると非常に厄介です。
威力の高い草技と氷技を搭載している為、とりあえずシールドをはがすという行動もでき、挟み方によっては非常にいやらしい動きができます。
ユキノオーのステータス
そんなユキノオーのステータスは。
FFFの理想個体値推奨です。
【最大CP】2362
【HP】175
規定値の2500に足りないので、がんばリボン対象となります。
その場合はHPが上昇し以下のステータスになります。
【最大CP】2392
【HP】176
さらにがんばリボンをつけると、マックスウツボットに対してこなゆきのダメージが上昇し、理想個体値のピクシーとグランブルのあまえるを1ダメージ抑えられる様になります。
ただし、グランブルはCPが攻撃型にブレることがある為、このあたりではリボンの影響はほぼないと言えるでしょう。
HPも1しか変わらないので、リボンはおまじない程度の効力といったところです。
では次の項目から実際によくある対面を見ていきましょう。
条件はお互いに理想個体値。
ユキノオーはがんばリボン付の一番強い状態とします。
また、技はシミュレーターが提示する推奨を素のまま利用しています。
ユキノオーの有利対面の考察
対ラグラージ
エナジーボールを一発あてれば飛ぶのはご愛敬。
【ラグラージ】
シールド | 結果 | 勝利側残HP | 勝利側残EN |
2回ずつ | 勝ち | 48 | 4 |
1回ずつ | 勝ち | 104 | 2 |
0回ずつ | 勝ち | 119 | 1 |
実はヘドロウェーブを1発食らっても落ちず。
ヘドロウェーブ2発分となる16発のマッドショット込みでもまだユキノオーが生きています。
ですのでこの対面は基本シールドを貼らずにオラオラできる趙有利対面となります。
【シャドウラグラージ】
シールド | 結果 | 勝利側残HP | 勝利側残EN |
2回ずつ | 勝ち | 30 | 15 |
1回ずつ | 勝ち | 95 | 2 |
0回ずつ | 勝ち | 110 | 1 |
一転してマッドショット込みのヘドロウェーブ一発で落ちる様になっています。
シャドウラグラージの方が、辛い相手と言えるでしょう。
とはいえ基本的にエナジーボールの方が回転力が高い為、有利なことに変わりはありません。
ラグラージ相手の場合は、長期戦ではウェザーボール。
短期決戦ではエナジーボール推奨となります。
対フシギバナ
【フシギバナ】
シールド | 結果 | 勝利側残HP | 勝利側残EN |
2回ずつ | 勝ち | 126 | 15 |
1回ずつ | 勝ち | 19 | 7 |
0回ずつ | 勝ち | 35 | 2 |
ウェザーボールを2発あてなければならないフシギバナ戦では、同時にヘドロばくだんの着弾数も多くなります。
ここが非常に面倒で、つるのむちとあわせてかなりのHPを持っていかれます。
ただし、ラグラージの様に高威力技の読み合いが発生しないので、その点が楽な相手と言えるでしょう。
同シールドなら勝てます。
対カイリュー
【カイリュー】
シールド | 結果 | 勝利側残HP | 勝利側残EN |
2回ずつ | 勝ち | 62 | 42 |
1回ずつ | 勝ち | 103 | 2 |
0回ずつ | 勝ち | 136 | 5 |
カイリューには回転率、ダメージ効率全てで勝っている為、全く怖くありません。
【シャドウカイリュー】
シールド | 結果 | 勝利側残HP | 勝利側残EN |
2回ずつ | 勝ち | 60 | 18 |
1回ずつ | 勝ち | 85 | 2 |
0回ずつ | 勝ち | 126 | 5 |
シャドウカイリューでもこの様に結果がほぼ変わりません。
ウェザーボールを一回あてる。
これで終わりです。
ただし、ぼうふうを貰うシチュエーションになるとユキノオー側が一発で吹き飛ぶので、長期戦からの後出しは注意しましょう。
対デンリュウ
【デンリュウ】
シールド | 結果 | 勝利側残HP | 勝利側残EN |
2回ずつ | 勝ち | 79 | 4 |
1回ずつ | 勝ち | 94 | 7 |
0回ずつ | 負け | 73 | 5 |
シミュレーターはきあいだまを持たせています。
きあいだまはダメージが97.9%であり、即死です。
基本的にはきあいだまに失敗するデンリュウが引くのを待つ対面となります。
きあいだまはボルトチェンジ5回で飛んでくる為、その数値を境にシールドを貼る様にして下さい。
勿論ブラフの可能性もあります。
有利対面ですが、積極的にやり合いたい相手ではありません。
ユキノオーの互角対面考察
対ラプラス
初手でラプラスは結構面白い対面です。
シールド枚数によって結果がかなり変わります。
【ラプラス】
シールド | 結果 | 勝利側残HP | 勝利側残EN |
2回ずつ | 負け | 69 | 0 |
1回ずつ | 負け | 5 | 0 |
0回ずつ | 勝ち | 30 | 2 |
ユキノオー側のこなゆきがたったの【2】しか通りません。
二重耐性のラプラスにはエナジーボールを打ち続けるしかないのですが、シールド枚数によって勝敗が大きく分かれます。
シールドをフルで貼ると、ラプラス側にかなり余裕が出るため、即打ちせずにエネルギーを貯めることもできます。
エナジーボールでは49.2%相手にダメージが入り、相手のロケットずつきでは47.2%のダメージが入ります。
【シャドウラプラス】
シールド | 結果 | 勝利側残HP | 勝利側残EN |
2回ずつ | 負け | 48 | 40 |
1回ずつ | 負け | 59 | 0 |
0回ずつ | 負け | 68 | 15 |
シャドウラプラスはヤバいですね、全てのパターンで負けてしまいます。
しかもエネルギーに余裕のある負け方をするので、本当にきついです。
これはちょっと勝負にならないので、即引き出来る様にパーティを考えておきましょう。
対カビゴン
【カビゴン】
シールド | 結果 | 勝利側残HP | 勝利側残EN |
2回ずつ | 勝ち | 39 | 1 |
1回ずつ | 勝ち | 11 | 4 |
0回ずつ | 負け | 96 | 0 |
【シャドウカビゴン】
シールド | 結果 | 勝利側残HP | 勝利側残EN |
2回ずつ | 負け | 2 | 12 |
1回ずつ | 負け | 15 | 0 |
0回ずつ | 負け | 46 | 2 |
個体値によりかなり結果が変わります。
上の結果は理想個体値なので、カビゴン側で攻撃力を上げるとしたでなめるのダメージが変わる事もあり、全体的にユキノオーがやや不利といった感じです。
さらに、カビゴンのばかぢからは50%以上のダメージが入る為、黄色ゲージ付近では警戒が必要です。
ユキノオーの苦手対面考察
対リザードン
【リザードン】
シールド | 結果 | 勝利側残HP | 勝利側残EN |
2回ずつ | 負け | 96 | 10 |
1回ずつ | 負け | 51 | 30 |
0回ずつ | 負け | 57 | 25 |
絶望案件ですね。
相手のエネルギー残量も何もかもが不利。
こおり技は等倍なのでそれなりにダメージは入るのですが、リザードン側のほのおのうずでそれ以上にもりもり削られてしまう為、勝ち筋がありません。
こちらのウェザーボールは33.3%程度しか入らないので、最低2発あてる必要があります。
ちなみに相手はドラゴンクローを連打すれば十分という状況です。
対シュバルゴ
【シュバルゴ】
シールド | 結果 | 勝利側残HP | 勝利側残EN |
2回ずつ | 負け | 64 | 22 |
1回ずつ | 負け | 74 | 1 |
0回ずつ | 負け | 90 | 1 |
シュバルゴは色々なタイプが居る為、どれがという事はありませんが。
サブウェポンは結局どれも苦手です。
計算ではメガホーンとドリルライナーを持たせています。
そもそもカウンターがビックリするほど刺さっているので、できれば当たりたくない相手です。
省略しますがその他カウンター持ちにも基本勝てません。
環境にはタチフサグマ、カイリキー、ドクロッグなど一発一発が重いポケモンが存在しています。
ユキノオーは対面を操作するパーティで組む?
というわけでよくある対面をピックアップして紹介しました。
対面結果に意外な物はありましたか?
この他キングドラが互角で、オクタンほうの部分やや向こうが有利であったりなど、詰めるべき対面はいくつかあります。
ユキノオーは初手で使う場合は、格闘に対する回答を後ろで用意しなければならないので、クッションポケモンの代表格であるカビゴンとはコンビが組めません。
出し負けシチュエーションがはっきりしており、交代を余儀なくされる事になる為必ず引き先のギミックを用意しておきましょう。
カイリューとトゲキッスを後ろに控えさせて置き、カイリューで氷ポケモンを釣るなどは面白そうですが、ラプラスがパーティに一貫してしまうのでかなり環境的には危険です。
いくつか試していく中で、ベストな組み合わせを見つけてみてください。
ユキノオー側からすると、みず・くさ・ひこうは完封対象の為、暴れる時は爆発的にあばれてくれるでしょう。
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