今回はみんな大好き【失敗】ギミックパーティを紹介します。
ギミックというか机上の空論で失敗しちゃった感じのなんちゃってギミックパ。
環境的にはスーパーリーグリミックスなので、レジスチルが入っていますが他の環境でも同じことが言えるので是非参考にしてください。
あまえる+レジスチル+ズルズキン
パーティコンセプトは単純に後続のエースズルズキンを通す。
というもの。
初手に置くあまえるが苦手なトリデプスなどのはがね対策として、それらに有効ななレジスチルと後ろで組ませることで相性補完を行う。
また、カウンター族がスチル・ズキン共に弱点となるので、二発あてたら大概のポケモンに勝てるレジスチルをクッションとして使い、あわよくば相手のシールドを一枚狩らすイメージです。
首尾よくカウンター族を釣り出せたら、初手のあまえるで駆逐しましょう。
流行りのヤミラミは全員が互角以上に戦えるうえに、チルタリスも2体で見れる。
という事で理論上は強そう。
という感じ。
実際トリデプス先頭のパーティには勝率は5割でした。
つまり、出し負けても何とかなるというのは守れているようです。
レジスチル+ズルズキンの弱点
この構築は先に述べた通り格闘ポケモンを釣り出し、最終的にズルズキンの通りを良くするという考え方でした。
しかしそれができない相手の構造や、首尾よく格闘ポケモンが釣れてもそもそも勝てないという存在があったのです。
初手デオキシスの存在
リミックスの特殊な環境では、通常クッションとして扱われるポケモンを先頭に置いた方が良い場合が多く見られます。
デオキシスが特にそれです。
初手でブラッキーやガラルマッギョと対面することが無いので、根本的に困る事が少ないのに、カモは沢山居ます。
アローラキュウコン・原種キュウコンなどはいわなだれで見ることができます。
トリデプス・レジスチル・ナットレイなどのはがねはカウンターで見れます。
カウンター族はそもそもエスパーの耐久で受けきれます。
ということで、私のアローラキュウコンを潰すかの如く恐ろしい頻度でコイツが出てきました。
後続で見るのもちょっとヤバめ。
特にズルズキンに交代できるパーティではありませんからね。
初手デオキシスヤバすぎ。
場所が噛み合わないあまえる族の存在
三番手あまえる族。今回考慮外でした。
「いや、当たり前ジャン」
と思うでしょう。
私の中ではそんなに当たり前じゃなかったんですよね。
あまえるは最後の詰めで動かしづらいですし、攻撃力があるとはいえ場持ち前提なのでシールドも必須ですから。
でも、意外と居たんですよね。
なんでかなーと思ったら、自分でその状況を作り出していたんですよね。
つまり、レジスチルをクッションで使っている所為で、図らずも相手があまえる族を温存する展開を作ってしまっていたわけです。
あまえるとズルズキンが当たった時点で、勝負は決してしまいますからね。
まさかこんなに裏にあまえるが待機しているとは。
つまり、レジスチルで釣れるポケモンが居れば何とかなるが、レジスチルを見て控えられると困るポケモンが居る環境でもあったわけです。
かといってこちらの抜きエースを、チャーレムにしたりドクロッグにするとゴーストタイプに勝てなくなるし。
というかそもそもコンセプト崩壊しているし。
やるならダストシュート型タチフサグマか……？
それはそれでパーティ全体のトリデプスの重さが増すという何とも悩ましいという結果に。
似たような状況を考える
似た様な後ろ2枚構成で考えると、レジスチル+ウツボットを後ろに控えさせた場合も今回紹介した様な事態が発生します。
両方ほのおが弱点で炎を釣り出す。
と考えたとしても、他の部分で噛み合ってない事が多いのです。
片方はひこうやドラゴンに強いが、片方は滅法弱い。
片方はみずや地面に強いが、片方は滅法弱い。
この様に後ろ同士で相性補完をしようとすると、それだけでは補いきれず結構悲惨な事になるので、もしギミックを組もうとしているのであればこういった事態をある程度回避できる環境でないといけませんね。
今回こちらのコントロールで控えさせてしまうポケモンがあまえる族やトリデプスであった場合は、結局ラストの勝負でじゃんけんになってしまうのでその日の運に大きく左右されてしまいます。
どちらにせよ、リミックスはバランス型のパーティが結局安定という結論は変わらなそうなので、初手デオキシスやクッションクレセリアなどのパーティを考えておいた方が良いかもしれません。
ちなみに今回紹介したパーティ。
勝ち越してはいますが、パーティ負けが17/25という驚異の負け率。
ちょっと初手デオキシス+後ろあまえるが多すぎましたね……。
コンセプト崩壊過ぎて泣けましたよ。
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