今回は8匹の王対面シリーズ。
今回ピックアップするのはメガニウム。シーズン7終盤でメチャクチャ強くないか?と話題になった御三家です。ジャローダの事も思い出してあげて。
ハイパーリーグにおいてXLポケモンに、我らが鋼御三家であるメガニウムがどれほど通用するかを調べる記事となります。
基本的にはクッションの採用が多く、シミュレーターの様な奇麗な対面になる事は稀だと思いますが技発動回数の差、残存HPなどは覚えておくと役に立ちます。
気になった方は是非確認していって下さい。
対面はみんポケさんのバトルシミュレーターを基に解説しています。
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メガニウムVSムキムキXLポケモン
メガニウムはフシギバナと相互互換となる草単タイプの御三家です。
明確にひこうタイプに弱くなった代わりに、地震を習得している為鋼に強いだけではなく、くさタイプ複合ナットレイにも等倍ダメージを与えることができます。
シーズン7では安定した引き先として話題になりました。
フシギバナより高い耐久。
つるのムチとハードプラントのメインウェポンゴリ押しが変わらないところが評価のポイントです。
ただし、シーズン8ではニドクインが台頭してきており毒タイプがないのは一長一短といったところ。
さらに育成難易度が高く、XLの飴の要求個数が比較的高めなのが特徴です。
チコリータを見かけたら積極的に捕獲しておきましょう。
そんなエンペルトを下記8体と戦わせます。
- アローラキュウコン
- ガラルマッギョ
- ズルズキン
- ニドクイン
- ブルンゲル
- ブラッキー
- ファイアロー
- デンチュラ
選から漏れているXLの強ポケモンは以下の通り。
【ピジョット】
フェザーダンスバグで執筆時に出場禁止になっている。
【ニョロトノ】
ニドクインとどっちをあてるか正直迷いましたが、ニョロトノと似た様なCP境遇で新顔となるニドクインの調査がしたかった。
【フワライド】
ブルンゲルより見ない為。集める人が少ない為XL化が困難。
【ピクシーなどあまえる族】
ピクシーだけは前から環境に居る為、今回の対面調査から除外。またアローラキュウコンのあまえる型とも被る為。
【ハガネール】
恐ろしく育成難易度が高く、MAX個体を見かけない為。
条件
- お互いにSCP1位の最適個体同士の組み合わせとします
- ブレイク・被ブレイクなどの特殊個体は考えません
- メガニウムの技1はつるのムチ
- メガニウムの技2はハードプラント+じしん
- 相手の技はよく使われる型を採用
- シャドウは未実装ですが参考値として記入
- HPの残りやエネルギー残量などは所感として各ポケモンの項目に付け足す
では実際に確認していきましょう。
アローラキュウコン
【こなゆき型】
シールド数 | ノーマル | シャドウ |
0枚同士 | × | × |
1枚同士 | × | × |
2枚同士 | × | × |
くさ対こおりの絶望対面。
まぁまぁ善戦している方と考えていいでしょう。
特にいう事はありませんが、長期戦は不利になります。
【あまえる型】
シールド数 | ノーマル | シャドウ |
0枚同士 | 〇 | × |
1枚同士 | 〇 | 〇 |
2枚同士 | × | × |
少し勝てるようになった甘える対面。
つるのムチ+ハードプラントが如何に強いかがわかります。
元々SCPではメガニウムが上ですし、結構面白い結果ですね。
ちなみに相手のアローラキュウコンの個体値がかなり悪いとシールド二枚同士のノーマル対面も採れるようになります。
【総評】
あまえる型アローラキュウコンというのは特にハイパープレミアにおいては珍しく、10体中1体程度しか存在していません。
それらを考えると対面した時点で引く以外の選択肢が無いのですが、その辺りは手持ちと相談して考えると良いでしょう。
おすすめは初段のウェザーボールに合わせて交代受けをしてしまう事です。
ハードプラントのダメージが40%を超えており、サイクル戦を挑めば勝てる可能性も出てきます。
臆せず立ち向かっていける対面です。
ガラルマッギョ
シールド数 | ノーマル | シャドウ |
0枚同士 | 〇 | 〇 |
1枚同士 | 〇 | 〇 |
2枚同士 | 〇 | 〇 |
完全な後追い+シールド差1枚が実現する趙有利対面。
ガラルマッギョにここまで明確に有利なのはなかなか居ないのでそれだけでもメガニウムの採用価値が高いことが分かります。
環境的に育成が完了しているプレイヤーは少なく、これから増えてきた時にさらにメガニウム優位な環境になるかもしれません。
ズルズキン
シールド数 | ノーマル | シャドウ |
0枚同士 | 〇 | 〇 |
1枚同士 | 〇 | 〇 |
2枚同士 | × | × |
結果が明確でうれしい。
等倍のズルズキンを抑え込みやすいというのはかなり評価ポイントが高く、優秀です。
流石に長期戦になると積みゲーになってしまい倒すことができませんが、それでもそこそこ善戦しています。
シールド1枚以下であれば後追いも可能な為、ズルズキンが見えたらとりあえずメガニウム投げてしまってもいいでしょう。
ちなみにグロウパンチ型でもアシッドボム型でも結果は大差ありません。
1枚目のシールドは使わなくていいでしょう。
ニドクイン
シールド数 | ノーマル | シャドウ |
0枚同士 | × | × |
1枚同士 | × | × |
2枚同士 | × | × |
ダメージレース、回転率共に負けていますので勝ち目はありません。
唯一の希望として、地震のダメージが60%を超えている事、ハードプラントも等倍な事が挙げられますので、対面してしまった場合は逃げてサイクル戦に持ち込むことで勝機が見えてきます。
エアームドなどと違い、こちらの打点が失われていない事が強みです。
対面は悪いですが、パーティ単位で少し対応できていれば勝てない相手ではないので絶望せずに相手をしていきましょう。
ブルンゲル
シールド数 | ノーマル | シャドウ |
0枚同士 | 〇 | 〇 |
1枚同士 | 〇 | 〇 |
2枚同士 | 〇 | 〇 |
後追い可能、回転率・ダメージレースすべて勝っている対面です。
メガニウムの耐久がもともと高い為、れいとうビームを貰ってもまだまだ余裕です。
逆にブルンゲル側はハードプラントを一発通してしまうと残りはつるのムチで落されるというほどに差がある為、対面したらかなり絶望するでしょう。
ガラルマッギョ同様強気に出ていって下さい。
ブラッキー
シールド数 | ノーマル | シャドウ |
0枚同士 | 〇 | × |
1枚同士 | 〇 | 〇 |
2枚同士 | 〇 | 〇 |
後追い可能な有利対面。
懸念点としてはシールド二枚同士の場合HPの残量が5しかありません。
バークアウトのダメージは3の為個別体面上は気にする数値ではないですが、他のポケモンに一発でも殴られた場合は対面がひっくり返る可能性があります。
メガニウム→ブラッキーの後追いという状況になった場合、事前にダメージを受けてしまったらシールド2枚対面は諦めてシールドアドバンテージを取る様に立ち回るか、シールドを貼る気が無いことを示してシールド勝負に持ち込まれないようにしましょう。
SCPの高いポケモンが御三家技を持つとこうなるといういい例です。
ファイアロー
シールド数 | ノーマル | シャドウ |
0枚同士 | × | × |
1枚同士 | × | × |
2枚同士 | × | × |
特筆すべきところはないですが、しいて言えばノーマルメガニウムはブレイブバード一発では落ちません。
交代受けをしようとすると単純に起点にされますし、逆に最終局面でこちらの技が溜まっていればまだ打つことが可能です。
メガニウムはほのお・ひこう・どく・こおりというわかりやすいポケモンに弱いので、強いみずポケモンやみず技と組ませるのがセオリーとなります。
ただ、ファイアローは段々と減少傾向にあり、もし環境で極端に少なくなってしまった場合はあえてほのお対策を捨てるのもありです。
デンチュラ
シールド数 | ノーマル | シャドウ |
0枚同士 | × | × |
1枚同士 | × | × |
2枚同士 | × | × |
ファイアローと同じく何もできない対面の一つ。
ただし、じしんのダメージが58%を超えている為これもサイクル戦に持ち込めば勝てる見込みがあります。
とびかかるの性能が壊れすぎている為、基本は相手をするのが難しいです。
また、確実にとびかかってくる為メガニウムの代わりに誰かに交代受けを刺せるのは危険です。
初手対面の場合は即引きかとびかかるを一発貰ってから交代しましょう。
技に関してはクロスポイズンでも30%程度のダメージが入ります。
とびかかるとの回転相性は抜群で、クロスポイズン+とびかかるの消費エネルギーは80。
ボルトチェンジも5発で丁度80チャージされます。
不意打ちの可能性は十分にある為警戒を怠らないようにしましょう。
強い草枠
総括で見るとラグラージとの相性補完にそこそこ優れているメガニウム。
くさタイプとなる為弱点も多いですが等倍のハードプラントは予想以上に仕事をしてくれます。
環境にはフシギバナの毒が欲しい場面と、メガニウムの地震が欲しい場面、両方ありますので流行や使用者であるあなたの好みに合わせて入れ替えていくと良いでしょう。
ただし、メガニウムはXLポケモンとなり育成難易度がそこそこ高いです。
似た様な性能であればジャローダもありますが、ジャローダは地震を所持していません。
この辺りを踏まえ、メガニウムに育成コストをあてるかどうかも考えていけると良い計画が立てられるでしょう。
ただ、御三家TOPのSCPであるだけあってやはり強いです。
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