今回はコミュニティデイでハードプラントがようやく実装されるジャローダについての特集です。
持ち技がつるのむち・ハードプラントということで。
「メガニウムと変わらねーじゃん!」
と壮大なツッコミが来そうですが、何とか差別化をして使えるポイントを考えていきましょう。
さ、探せばジャローダにもきっといいところがあるさ……。
多分。
タブンネ。
ちなみに進化前のジャノビーについてはCPは1600以上になりますので、スーパーリーグのベースの戦闘力は満たしていますが、技が如何せん恵まれておらず特に使う利点は無いので厳選して確保する必要はないと思われます。
ジャローダの基本データ
前提となりますが、ジャローダが有利なポケモンは似た様な性能のメガニウムも大体有利です。
ジャローダのライバルは常にメガニウムなのです。
タイプとSCP
ジャローダは純粋な草タイプ。
最大CPは2574。
最大SCPはスーパーリーグで1624。
ハイパーリーグで2651。
特にペラペラポケモンが多いハイパーリーグにおいて高SCPのかなり硬いポケモンとなります。
特にハイパープレミアではこのレベルのSCPは結構貴重なので、環境によっては非常に重要な草ポケモンになるかもしれません。
ただ、ハイパーリーグはファイアローが最も活躍するリーグでもあるので、くさポケモンの需要がどの程度あるのかは疑問ですが。
コミュニティデイでやきつくすを習得し、ゲージのチャージ効率が上がったファイアローの活躍は言わずもがな。
炎怖い。
所有技と回転率
御三家技をもらい、草としての役割を確立したジャローダ。
その技構成がこちら。
技名 | 威力 | Eチャージ量(その他) | E消費量 | タイプ |
つるのムチ | 6 | 8(2ターン) | ー | くさ |
グラスミキサー | 54 | 相手の攻撃力を50%で 2段階ダウン | 40 | くさ |
ハードプラント | 120 | 45 | くさ | |
つばめがえし | 55 | ー | 45 | ひこう |
くさむすび | 108 | ー | 50 | くさ |
この他アイアンテールも覚えますが、特に採用理由は無いので割愛。
ハードプラントの性能が圧倒的という事が良く伝わる表になりましたね。
あとは技選択としてグラスミキサーにするか、つばめ返しにするかといった感じです。
つばめ返しの性能の悪さが如実に出ていますが、タイプをバラす為にも基本的にはつばめ返しをオススメします。
逆にグラスミキサー付近までエネルギーをチャージしたら、ハードプラントを打っちゃった方が良い局面もいっぱいありますからね。
追えるポケモン
ジャローダの大きな特徴として、相手のクッション役・万能枠の多くのポケモンを後追いできたり対面を維持したりできることにあります。
基本的に互角か、強く出れるのが下記の有名なポケモン達です。
- ブラッキー
- チャーレム
- ガラルマッギョ
- ミュウ
- ヤミラミ
- ペリッパー
これらに加えて、みずポケモン・でんきポケモンに強い為実は相当な範囲をカバーすることができます。
それぞれのポケモンに勝つ為のシールド枚数の条件は異なりますが、これらと勝負ができる時点でやはり優秀なポケモンであることは疑いようがないでしょう。
メガニウムとの違い
メガニウムとの大きな違いですが……。
HPが2ジャローダが低い。
攻撃力も1強低い。
その代わりに防御力が5強高い。
といった感じです。
正直この差がどの程度意味があるのかという処ですが……。
そしてやはりじしんとつばめがえしの役割の違いでしょう。
採用技スロットの2つは同じ。
とくれば3つ目で差別化するしかないのですが、結構差があるんですよね。
つばめ返しは言わずと知れた弱技で、正直視るところがありません。
つばめがえしが威力を発揮するのは、対草・対チルタリス位です。
くさ技が二重耐性であるとか、そのレベルの差でないと打つ意味がありません。
つ、つらい……。
ちなみに基本的にはじしん持ちのメガニウムの方が有用ですよ。
一応トロピウスに打点がある処とかが、数少ない差別化ですかね。
そうなるとフシギバナと比べられてしまうのですが。
プクリンのあまえるを軽減
スーパーリーグ環境において、甘える族のゴリ押しというのは結構脅威に感じます。
お互いにHPが少ない上に、余裕があると思っていたところからでも簡単に押し切られてしまうからです。
その中で唯一のメガニウムとの差別化ポイントとして、防御力があります。
そしてSCP1位のジャローダの防御力であれば、プクリンの攻撃個体値を5程度にされない限りはあまえるのダメージを軽減することができるのです。
この対面でメガニウムは基本的にダメージが11になります。
シールド1枚以下の対面に大きな影響はありませんが、問題はシールド2枚の時です。
なんと本当にミリ単位の差が……。
プクリンは次のゲージ技が間に合いませんし、上手く追う事が出来れば明確に結果を変えることが出来そうです。
役割はクッションか
メガニウムと比べていく過程で気付いたのですが、ジャローダもメガニウムもその本来の役割はクッションにあるのかもしれません。
ヤミラミと同じチャージ効率にして、同じゲージ消費利用の大技であるハードプラントを所持しているからです。
特にスーパーリーグ環境ではチルタリス・エアームドは天敵となりますがほのおタイプが少ない為、そもそも天敵と会う確率は非常に低いです。
ユキノオーやアローラキュウコンはちょっと多いですけどね。
この二匹を引き先想定の新しいクッションとして組み立ててもいいのではないでしょうか。
というのが今回の結論です。
特に紹介した様に相手のクッションを後追いできる点が素晴らしく、環境が変われば明らかに優秀なクッションとして機能しそうです。
ジャローダを妥協せずに捕獲することは、もしかしたら結構重要かもしれませんね。
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