YouTubeの動画再生数が何故伸びないのか? 視聴者始点の考え方

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「私のYoutubeの再生数、何故伸びないんだろう?」

「内容には自信あるのに、最後まで見てくれない」

「最初の1分で離脱されている気がする」

こんな悩みはありませんか?

私はずーっと、伸びている動画と伸びていない動画の違いはないか?

と地道に観察や統計をWEBディレクター視点でとってきました。

その中から、今回は伸びている動画の傾向、伸びていない動画の傾向を主題に記事にしていきたいと思います。

まず、何故これが話せるのかというと、丁度よくあるYotuberさんの開始時期に立ち会えたのです。知り合いではないので偶々でした。

その方は、内容はとてもいい動画で、二番煎じなどそういった類のものでもなかったのですが、なぜか再生数や登録数が伸びませんでした。

その方を注視しているうちに、似たような境遇の方で、伸びるチャンネルと伸びるチャンネルに遭遇できました。

そういったサンプルが増えてきたので、ここに概要としてまとめようと思います。

中身が良くても伸びないYoutuberさんは必ず当てはまる法則

こういったものを最後に解説します。

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【最重要】サムネイルを目立たせる

Youtube

最重要はサムネイルを目立たせることです。

カッコつけたサムネイルは要りません。

とにかく目立つサムネイルを作ることが、押してもらう条件です。

適当にスクショしてみました。どれが目立ってますかね?感覚的に。

勿論中央付近に目が行くのは当然なんですがTOP3を上げるならこれでしょうか?

次点で中段の左から二番目でしょうか?

でもこの3つは明らかに目立ってますよね。

共通点は文字が大きい事です。

目立つサムネイルには当然注目が集まり、何となくタイトルを読んでしまいます。

その時に、内容が気に入れば視聴に繋がりますよね。

しかし、目立たないサムネイルではその土俵にすら立てないという事です。

上記は、有名ななかやまきんに君の動画を見た後に表示されるオススメです。

きんに君だらけと思いきや、他の方も入ってますね。

似た様な動画をサジェストするので当然なのですが、その中でもどうでしょう。

目立つ動画はありますか?

個人的には真ん中にあるのも関係してますが、白文字にピンクの枠線の【腹筋を割るなら】が結構目立っているかなと思います。

ただ、純粋に文字だけを見た場合は一番右下の【8種目4分】という動画かなと。

この様に類似の動画の流行に対する目立たせ方も無しではないですね。

また、余談ですがこの様にサジェストで並ぶ場合、端っこが切れる可能性があります。

この様にですね。

暗くなってる部分が16面サジェストで表示される部分です。

この割合も考慮しておくと、文字を入れる時の参考になります。

ちなみに、急上昇に表示されているサムネイルは参考になりません。

何故かというと、既に成熟したチャンネルの可能性が高いからです。

固定ファンの付いたチャンネルは、ある程度サムネイルの力に頼らなくても安定して視聴回数が稼げている為、しばしばオシャレにしたり冒険してくることがあります。

最初は泥臭くても、サムネイルを目立たせる事だけに注力した方が良いですね。

冒頭にユーザーベネフィットを配置する

興味

ユーザーベネフィットとは、ユーザーが受けられる利益の事です。

Youtubeですから、ユーザーとは当然視聴者ですよね。

視聴者は『楽しめるか』を主眼に『知識欲を満たせるか』『興奮できるか』などを副次的な要素として動画を楽しみにしています。

その欲を満たせるかどうかは。冒頭1分で程度で決まっているのです。

探求者
探求者

え?1分?そんなに短いの!?

はむらいと
はむらいと

コンテンツは無限にあるからね
自分が楽しめない物に時間はかけないでしょ

探求者
探求者

う~ん、確かにつまらなそうだったら
すぐ次の動画押しちゃうかも

例えばYoutubeで流れるような15秒前後の動画広告では、その広告を最後まで見るかどうかは1.5~3秒までに決めており、実際に5秒強で離脱することが知られています。

動画を見ている人たちはせっかちなので、広告の様に5秒とはいかなくとも、1分程度で離脱することが多いです。

では、ユーザーにこの動画は面白いよと宣伝するにはどうすればいいでしょうか?

動画の見所を解説する

書物

動画冒頭では見所を解説します。

ブログ記事もそうですが、そもそもこの動画は何の動画なのか、これを見ると何の欲が満たせるのかを視聴者は求めています。

「ホラー好き必見ですこれまでに出会った事もないような恐怖に出会えますよ」

「私の使っているこのポケモンが大活躍します!是非立ち回りを参考にしてくださいね!」

勿論この程度では具体性が無いので、動画の中身に合わせてさらに具体性を付与してください。

「トゲキッスが鋼相手に無双をします」

とか話していると、ポケモンファンからしたら「はぁ?!」ってなるので、視聴継続間違いなしです。

動画の有益性を解説する

お金と時間

動画の有益性とは視聴者が理解しやすく、かつ実践しやすい内容です。

例えばゲームの実況解説動画で「この動画を見ることで、コンバットナイフを使った地上戦の立ち回りを上位ランクの私が解説します」とされていれば視聴者の興味を引くことができます。

  • 特定の武器の使い方が分かる。この場合は【コンバットナイフ】
  • シチュエーションが分かる。この場合は【地上戦】
  • 誰が解説しているかのお墨付き。この場合は【上位ランカー】

この様に動画から取得できる有益性が明確になるので、その情報を欲している層をホールドして逃がしません。

これができると非常に強く、動画を長い時間視聴させることが可能になります。

逆に言うと、何が行われるか動画内の予告ができない物、動画内容が想像できない物を継続視聴させることは難しいという事です。

よく即本編に突注してしまう動画がありますが、小さいチャンネルほど冒頭に解説を設置した方が良いですね。

いきなり本編に富んでしまう動画は、本編の出来が良くても再生数が伸びていません。

有益性や、見所が出てくるか確証がなくそれを繰り返してしまう為「このYoutuberは優先しなくてもイイや」と思われてしまうからです。

再生が伸びる伸びないのYoutube動画のチェックポイント

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ここまで、伸ばす方法を書いてきましたので、逆にここでは『伸びない理由の分岐店』としてまとめて、この記事のくくりとしたいと思います。

私がほぼ立ち上げから見ていて、注目していたチャンネルが4つありまして。

このうち1つだけは登録者数が1ヶ月ちょいで3000人に伸びました。

恐らくあのチャンネルはこれからも伸びていくでしょう。

対照的に他の3つのチャンネルは1カ月経っても登録が120未満です。

この4つ、実は本編の内容の密度はほとんど変わりません。

というかクオリティの高い物ばかりです。

でも、実際に伸びていないチャンネルが3つもあります。

違いは以下の通りでした。

  • サムネイルが目立っているか
  • 冒頭のひきが強いか
  • 動画の中で視聴者へ語り掛けているか
  • ジャンル内の考察で物凄く考えられた理論回があるか

え?たったこれだけ?

と思うかもしれませんが、特に専門性の高いチャンネルは本当にこれらが問われます。

本当にたったこれだけでノビの違いが出ていました。

言い換えると誘目姓、有益性、独自性そして理論です。

これが達成できている配信者は、多少喋りが下手でも伸びます。

勿論運もあるでしょうが、目視するという性質がある以上サムネイルの重要性は非常に高いですし、動画である以上冒頭のベネフィットは非常に重要です。

ユーザーへの語り掛けを独自性としているのは、ユーザーがチャンネルに特別性を見出す為です。

質問コーナーとかね。

理論は言わずもがなチャンネルへの信頼性です。

全てがそろって初めて高クオリティと言えますが、実は4つ目の理論しか実践していないチャンネルがとて多くありました。

もっと基本的であざとい事から始めれば、もっともっと伸びていく要素があるのです。

もし、チャンネルが伸び悩んでいる人が居たら、同ジャンルの伸びているチャンネルと比較してください。

きっと違いはこの4つの内どれかの筈です。

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