シャドウウツボット。
どのレギュレーションでも常に出張ってきますよね。
恐ろしく強いです。
シールド1枚の介護が確定しているにもかかわらず、パーティの足を引っ張らずに仕事がこなせるのは何故でしょうか?
今回はその辺りについて考えていきたいと思います。
負けてるはずなのに強気のシャドウウツボット
私はホリデーカップで結構ユキメノコを使っていたのでしばしばこの様な対面が発生しました。
ユキメノコ対シャドウウツボット。
初手です。
これ、こおりタイプ対くさタイプお互いタイプ一致なのでユキメノコが当然勝つと思うじゃないですか。
勝てないんですよ。
嘘だと思うでしょ?
下の対面結果を見て下さい。
「なんだ、シールドを一枚貼らせてるからイーブンじゃないか」
ですって?
いやいや、おかしいでしょ、こっちは相手の弱点を突いてるんですよ???
そうコレ、勝てないというよりは計算が崩れるんですよね。
それはどうしてか?
通常こおりタイプはくさタイプに対して『勝てる物』として計算をするわけです。
逆に言うとくさタイプの対策はその一体で完結している可能性があります。
当然そこで解決していない可能性もありますが『草タイプに強いポケモンを意図的に2体パーティに入れるか』という内容については非常に難しいです。
他のタイプを入れた方が有用な可能性も勿論ありますしね。
それはともかく。
くさポケモンをくじく為に配置しているユキメノコが、シャドウウツボットによって全く機能しない可能性があるのです。
そんなもんシャドウウツボットを対策していないのが悪いと思われるかもしれませんが、普通の草タイプならユキメノコでちゃんと役割を果たしているんですよ。
基本的に回転率と攻撃力で勝ってますから。
シャドウウツボットだけが特別なんです。
はっぱカッターという壊れ技と、超上位の攻撃力を持つあのポケモンだけが。
そしてシールドを1枚使ったシャドウウツボットに、まんまとゲージを貯められて突破されてしまう。
これではシールドアドバンテージを奪った意味がありません。
後続にリーフブレードでも飛んで来ようものなら、創ったアドバンテージをチャラにして返されてしまいます。
だから、シャドウウツボット側からすると強引に突破でき対面をコントロールできる対面であれば儲けもので既に有利なのです。
うーん!
理不尽の極み!
シャドウウツボットに村を荒らされるパーティ例
では実際にシャドウウツボットに荒らされるパーティ例を見ていきましょう。
今回はホリデーカップ期間中に執筆しています為、ホリデー仕様の選出となっています。
ルールはコチラ。
ユキメノコ・ヤルキモノ・タチフサグマ
カウンターをバックに添えたパーティです。
が、初手のユキメノコ対シャドウウツボットの具合が悪いのは先に示した通りです。
まず、ユキメノコを撤退させたところで後ろ2体がそもそもシャドウウツボットにダメージを与えるのが困難。
かと言ってユキメノコ出しっぱなしでやられてしまって対面操作を許していいのか。
というのも疑問です。
ホリデーカップではシャドウウツボットの裏が読めないので、3体のうちどれを犠牲にするかを決められないのです。
当たったら混乱必至。
タチフサグマ・アローラガラガラ・アローラゴローン
くさタイプを処理できるポケモンがパーティ内に一匹しかいない。
いわゆる、引くに引けない状態。
というやつです。
初手のタチフサグマを放置していればシャドウウツボットに無償突破されてしまいますが、アローラガラガラを投げては確実に交代されてしまいシャドウウツボットを処理できません。
かと言ってアローラゴローンを投げるのはもっと状況が悪くなり、結果タチフサグマを捨てて対面も明け渡すほかありません。
本当につらいです。
こうなってしまったら裏でパーティ勝ちしていることを祈るのみ。
あいてがエアームド、チルタリスを搭載していることを祈りましょう。
初手でも後手でも計算が狂うポケモン
パーティ全員がシャドウウツボットに強い構成。
というのは非常に稀なので、常に考慮外の癖にピンポイントにこちらを制圧しに来るのがシャドウウツボットというポケモンです。
自分で使うと出し負けが多かったり、出せる場面がなかったりするのですが相手に使われるとどうしても強いという印象が残ってしまいます。
それゆえパーティを組むときに真っ先に考慮に入れたり入れなかったり。
本当に環境を荒らしてくれるポケモンです。
そして、実際に出てくるときはきっちり出てきてこちらを困らせるという。
シャドウウツボットの様に攻撃に特化しつつシールド一枚を使って強引に相手を突破できるポケモンは、やはり使われ方によっては非常に脅威となります。
これと似た様なことをやっているのがあまえる族ですね。
『例えシールド差がついても突破できる』こうしたポケモンが居るという観点で見ると、単なる対面結果だけではなく、パーティがなぜ負けてしまうのか。
といった事を考察できる様になるかもしれません。
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