原作では鬼のように強い霊獣ランドロス。
彼とガブリアス対策でめざパのこおり厳選が行われるほどで、常に環境トップに居る作品もチラホラですが、正直ポケモンGOではそこまで強くない印象でした。
しかし最近採用率が少し上がっているっぽいのです。
何故か?
今回はその何故について考察してみようと思います。
タイプに恵まれている【霊獣ランドロス】
ランドロスのタイプはじめんとひこうで、上手く弱点を補っている格好です。
まず、マスターリーグにおけるひこうというのがそこそこ強く、グラードンを完封したりインファイトやばかぢからに強く出られる役割を持っています。
また、じめんとの相性がそこそこよく、でんきタイプに耐性といわタイプを等倍で抑えられるという組み合わせとなっています。
他方、弱点としてこおりタイプが二重弱点となっていたりさらに水が弱点となっている点があります。
が、そもそもマスター系のリーグにおいてその技の使い手はカイオーガと精々マンムー位しかいません。
でんせつのポケモンが主体となるプレミアではないマスターリーグではほぼマンムーが出てこないので一方的な弱点を突かれるのはカイオーガだけという事になります。
いちおうギャラドスも居るには居ますが、ほぼドラゴンに対応する為にりゅうのいぶき型です。
というわけで、まずタイプには恵まれているという事を覚えましょう。
勿論それだけで強いとはいいがたいです。
攻撃範囲もそこそこ優秀【霊獣ランドロス】
攻撃タイプもコンパクトですが非常に優秀です。
技名 | 威力 | Eチャージ量(その他) | E消費量 | タイプ |
マッドショット | 3.6 | 9(2ターン) | ー | じめん |
ばかぢから | 85 | 自身の攻守を 1段階DOWN | 40 | かくとう |
ストーンエッジ | 100 | ー | 55 | いわ |
じしん | 144 | ー | 65 | じめん |
まず通常技のマッドショット、でんきショックなどと同じくチャージ専用技ですが、でんきショックより優秀な点はそれ自体がディアルガに対して弱点を突いている事でしょう。
さらに、メルメタルと同じくばかぢからを所持しており、ディアルガに通せるという点て非常に優秀です。
ストーンエッジとじしんは選択式になるのですが、ディアルガやメルメタル、メタグロスやドリュウズに対して更なる有利を取りたければじしんを選択するのもいいでしょう。
しかし本命はストーンエッジです。
なんと言っても増加傾向にあるホウオウとルギアに抜群を取れる上に、ホウオウに至っては100%越えの威力でワンパンです。
ルギアへのストーンエッジのダメージも49.5%を誇っており、基本有利対面となるのがうれしい処。
イベルタルとは技速度の関係で同時着地でほぼ互角か有利。後追いは不利となります。
ドリュウズ対面でも基本コチラのばかぢからの方が早く、攻撃力も勝っている為同時発動では先制判定が取れます為超有利です。
また、面白いのはザシアン対面で相手はじゃれつく型で有利なほぼ互角。
ワイルドボルト型では超有利な対面となります。
ワイルドボルトとインファイトは共にランドロス側で耐性を持っている為、ザシアンが上手く機能しなくなるという事ですね。
ホウオウ+ザシアンもそこそこ見かけるのでこの時点で勝負がつくこともしばしばです。
弱点【霊獣ランドロス】
ここまでいい点を並べてきましたが、ランドロスの弱点としては等倍対面に弱いことにあります。
具体例としてはギラティナやザルード、メタグロスなどの対面です。
これらは持ち技がランドロスよりも優秀でかつ通常技でもそこそこダメージを与えてくる為ランドロスの様なチャージ技持ちには僅差で不利な対面となってしまいます。
特にギラティナ・オリジンとの差は圧倒的で、これは最早シャドークローとの性能差と言わざるを得ない場面があります。
ランドロスを所定外で採用する場合この対面を作られた時点で勝負が決してしまう恐れがあるので、クッションで投げる際は後ろにギラティナが居て追われる事が無いか?
などを考えてパーティを編成する必要があります。
このHPのギラティナはもう一発シャドーボールを打つという恐ろしい仕事をします。
ギラティナへの対応策は非常に難しく、ディアルガでも遅れるとシャドーボールで大ダメージを受けてしまうので実質打つ手なしとなってしまうところが非常に痛いです。
また、冒頭に提示した通りカイオーガには基本何もできません。
ランドロスを無駄なく活躍させるために、これらとの対面を避ける必要がどうしても出てくる為、ディアルガやドリュウズと違って出せば何かしら仕事をするという甘いポケモンではなく、採用箇所を考える必要がある非常にテクニカルなポケモンであると言えます。
フェアリーと組み合わせると面白いか?
はがねやほのおタイプにそこそこ出られる。
自身はギラティナに弱い為フェアリータイプと組み合わせるのが面白そうなポケモンではあります。
他方、耐久が絶妙に足りない為思った通りの相手と当てられない場合は即下げられる環境が必要で、相手によってはそもそもランドロスが腐ってしまっている場合があります。
とはいえハマった時に有利の取り方と、最後っ屁のばかぢからがとてもいやらしいポケモンなので飛行ポケモンが流行した時に是非採用を検討したいポケモンです。
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