今回はヤミラミの攻撃力という内容に特化して考えていきます。
個体値厳選は本来総合力で考えるのですが、ヤミラミに関しては考えることが多すぎるので、まずは攻撃力関連のみを考え、関連記事を下記ながら総合的にどのあたりが良いのかという点を模索していきます。
ということでシャドークローのブレイクを探っていきましょう。
相手ポケモンの個体値は基本SCP1位と呼ばれる最適個体を基に抽出します。
守備特化個体・攻撃特化個体が居ることも考慮して下さい。
ブレイクの計算に関してはポケマピさんのシミュレートを参考にしています。
対戦シミュレートに関してはみんポケさんのシミュレーターを参考にしています。
ブレイクするだけじゃ怖い？ 知らないと損する厳選の落とし穴→
ヤミラミの攻撃力の範囲
まずヤミラミの攻撃力の範囲を探っていきましょう。
ヤミラミはおんがえし前提のところがあるのでリトレーン個体である『自力厳選最強』という枠も設けました。
| 分類 | 実攻撃力 | 攻撃個体値 | 防御個体値 | HP個体値 | Lv. |
| SCP1位 | 118.13 | 0 | 15 | 15 | 49.5 |
| 旧1位 | 124.07 | 15 | 15 | 15 | 41 |
| 自力厳選最強 | 119.09 | 2 | 15 | 14 | 48.5 |
| 旧1位近似優良 | 124.46 | 15 | 15 | 14 | 41.5 |
| 攻撃1位 | 130.70 | 15 | 0 | 1 | 49.5 |
まず、この数値が比較に上がるこうげきりょくの基本です。
通常のプレイでは自力厳選最強の【2・15・14】を目指してください。
この個体はSCP1位とさほど変わらない能力を持っているので、非常に制圧性能の高いヤミラミを作る事ができます。
また、XLを極限まで抑えたい人は旧1位のMAX個体を。
ヤミラミ同士で同発を取られたくないという人は【15・15・14】を目指すと良いでしょう。
SCP1位ヤミラミはかなり非現実的な物になるので、あくまでもデータとして留めておきます。
また、ヤミラミの攻撃力の位置はかなり微妙な位置に属しています。
攻撃力が高いとゲージ技が同時発動の時に先制権が得られます。
そこで周辺攻撃力のポケモンと比べてみました、ヤミラミ以外は基本的にSCP1位と比べていると考えてください。
- 旧1位ヤミラミ
- ユキメノコ
- 攻撃特化ミュウ
- フシギバナ
- ラグラージ
- 自力厳選1位ヤミラミ
- ゴルバット
- ジヘッド・ファイアロー
- 1位ヤミラミ
- ミュウ・ジラーチ
- メルメタル
例えば攻撃特化ミュウまで考慮すると、ヤミラミが勝てるかどうかは微妙なラインに居ることが分かります。
その他、フシギバナやラグラージもほぼ同じ攻撃力を持っている事が驚異です。
特にフシギバナ戦ではイカサマとハードプラントの回転率が全く同じな上に、ヤミラミは打ち合いになると負ける可能性が高くなります。
単純な回転力、攻撃力の見比べはこの様な要素とポケモンを意識してみてください。
ユキメノコを超えられるとかなり心強いですが、ユキメノコの攻撃力がちょっと上がると逆転されてしまうので、結局実際に立ち会ってみなければわかりません。
逆に言うと個体値の悪いユキメノコを扱う利点が出てきますね。
ヤミラミのシャドークローのブレイク
では次にヤミラミのシャドークローのブレイクについて確認していきます。
- SCP1位アローラキュウコン【4093件】1、4、8位がブレイクできない
- SCP1位メガニウム【3839件】
- SCP1位ブルンゲル【3837件】
- 【2・15・14】はここより上をブレイク
- SCP1位ドクロッグ【3304件】
- SCP1位デオキシス【3283件】
- SCP1位Aガラガラ【3283件】
- SCP1位ユキノオー【3283件】
- SCP1位シャドウユキノオー【3283件】
- SCP1位ピクシー【3016件】
- SCP1位ダーテング【2675件】
- SCP1位ブラッキー【2668件】
- 【15・15・15】はここより上をブレイク
アローラキュウコンはまず、結構当たる対面だと思うので、ブレイクできていないのは論外な気がしています。
そして、自力厳選最強の良い処は上3体はとりあえずブレイクが済んでいる事です。
この個体はSCP35位に位置しており、マリルリにとって非常に厄介な対面でもあるので、やはりここが一つの結論と言えるでしょう。
もう一つ意識したい対面は、ブラッキーです。
シールド0枚の対面に限りますが、この様な事実があります。
まずブレイク無し。
次にブレイクありです。
どちらの対面も負けてはいますが、エネルギーが66貯まっている事が解ります。
そして、これがこの対面で最も重要な事でブラッキーとのシールド0枚対面を『追いかけさせて』作ってしまえば、こちらは2ターン程度早く動けている為おんがえしの2発目を打つことができ、相手はおんがえしをシールドせざるを得ない状況ができてしまう。
というわけなのです。
これが、ヤミラミのブラッキーブレイク個体を使う利点となります。
ブラッキーのブレイクに関しては比較的緩い条件で満たしている様なので、【15・15・15】に固執する必要はそこまでありません。
しかしここまで語ってきたように順位は著しく下がってしまうものの、旧1位個体である【15・15・15】にもブラッキーを迎撃したり、攻撃力でユキメノコやラグラージを上回れるかもといった、立派な使い道があるという事がわかりました。
ただし、パワージェムの記事で示している通りヤミラミは個体値のSCP順位を下げるとマリルリに駆け引きができなくなるという欠点を抱えています。
意外と攻撃力で選びづらい
今回ヤミラミの攻撃力だけを見比べて分かったこととしては下記の通り。
- SCP1、4、8位を選ぶメリットが無いかもしれない
- 意外とよく見るポケモンに攻撃力近似が多い
- 攻撃力を下げれば追ってきたブラッキーに駆け引きができなくなる
- SCP順位を下げれば追ってきたマリルリに駆け引きができなくなる
これらのことを踏まえると、マリルリが出場可能なリーグにはSCP順位後順位かつ簡単なブレイクが入っている個体が良いと考えられます。
逆に個体値順位の悪いヤミラミを使いたい場合は、特にマリルリの居ないリーグで活躍ができるのでは？
という推測が成り立ちます。
これらはあくまで攻撃力のみの視点ですのでまだ結論ではありません。
しかしヤミラミの飴XLはとても貴重なので、是非この意見も踏まえ育成する個体を考えてみてください。
このシリーズの続きではさらに細かく対面を確認してきたいと思います。
シャドウヤミラミの個体値厳選はこちら↓
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