前回のラブラブカップのルールの記事で、ヤドランが強いのではないかという事で推したので今回はその対面を見ていきます。
主要な対面をピックアップして、実際に期待通りの働きができるかを検討します。
ハイパーリーグではシャドウヤドランが一部愛好家の間で話題ですが、CP1500制限でもうまく活躍させてあげられるでしょうか。
ヤドランの強さを証明したい。
では今回はヤドランがどれくらい通用するのかについて考察していきます。
技構成：ねんりき・れいとうビーム・サイコキネシス
まず、技ですが一旦こちらの構成にします。
本当はみず技を入れたいのですが、みずでっぽうとみずのはどうしかなく。
みずでっぽうは基本的にねんりきより弱いし。
みずのはどうも屈指の弱さを誇る技でどちらも断念。
エスパーゴリ押しでいきます。
ラブラブカップヤドランの対面表
主要で気になる対面のみ羅列していきます。
この他マルマインやチェリム。イワパレスなどどう見てもヤドラン不利なポケモンも沢山居ますが、反面ほのおとみずには基本的に勝てますので一長一短といったところです。
あまえる族との関係性を考えた上で編成を組むと良いかもしれませんね。
ピクシー
今回一番ヤバいポケモンの対になっていると思われるピクシー。
明確に止められるどくタイプ・はがねタイプが居ないんです。
ラフレシア位。
もしヤドランで倒せるならここが最強クラスに。
| シールド数 | ノーマル | シャドウ |
| 0枚同士 | × | 〇 |
| 1枚同士 | × | × |
| 2枚同士 | ‐ | ‐ |
普通にピクシーの方が優勢でしたね。
こういう対面結果の場合は、ピクシーに対面を操作する権利があります。
シールドを貼れば勝てるから。
対面結果上は劣勢ですが、基本的にはノーマルヤドランの方が有利です。
また、ピクシーのHPがこの最高個体より1欠ける場合、ノーマルヤドランもシールドなし対面で勝てます。
つまり、どちらにしろシールド無しであればほぼ勝てるという事ですね。
プクリン
ピクシーと大して変わらないかと持っていましたが、プクリンはプクリンで事情が違うようです。
| シールド数 | ノーマル | シャドウ |
| 0枚同士 | 〇 | 〇 |
| 1枚同士 | × | × |
| 2枚同士 | ‐ | ‐ |
はい、この様に両方の状態で同じ結果が出ます。
ただし、少し違いがあって。
追うのであればシャドウの方がよく、先に着地しているのであればノーマルの方が良いという事。
追う場合のシャドウは攻撃力が足りており、プクリンの技が来る前に倒すことができます。
逆に、ノーマルは先にちゃちしているとシールド1枚対面の時に二回目の技を打てる可能性があります。
ここでもややノーマルヤドランの方が優勢です。
リザードン
今回はそこそこほのおポケモンが出場できますが、そのなかでも筆頭はやはりリザードンです。
技1の豊富さに加え、単純な火力が凄まじいです。
今回はつばでうつ型と対峙させます。
技の出が一番早いからです。
| シールド数 | ノーマル | シャドウ |
| 0枚同士 | 〇 | 〇 |
| 1枚同士 | × | 〇 |
| 2枚同士 | ‐ | ‐ |
ちなみに検証の結果ノーマルヤドランはりゅうのいぶきにつよく、シャドウがつばさでうつに強いという結果に。
個体数からするとりゅうのいぶき型の方が結局多いはずなので、ここでもノーマルが優勢か？
あれ、シャドウにする意味があんまり……。
こういう耐久ポケモンがねんりきみたいな技を持っていると、大抵シャドウの方が強いのですが。
おまけで。
ハイパーリーグ用ですが、リザードンの技1考察はコチラ。
ママンボウ
ママンボウ側からは全く打点が無いですが一応。
| シールド数 | ノーマル | シャドウ |
| 0枚同士 | × | 〇 |
| 1枚同士 | × | × |
| 2枚同士 | 〇 | 〇 |
これはシャドウの方がやや優勢ですね。
技を打たずに押し切れるという場面が出ますので。
それだけ。
うーむ。
有利ですね。
ミノマダム
ねんりきをお互いに軽減してしまうミノマダムです。
あちらにはむしのさざめきがあり、それが悪さをしそうな対面です。
| シールド数 | ノーマル | シャドウ |
| 0枚同士 | × | × |
| 1枚同士 | × | × |
| 2枚同士 | × | 〇 |
ねんりきのダメージがお互いに6となっており、タイプ一致で打っている意味がありません。
サイコキネシスのゲージが55、むしのさざめきが60の為、3発目まで差が発生せずその点も非常に苦しいです。
しかも決着が付かない。
唯一勝てる対面であるシールド二枚張りのシャドウは、単純にダメージが上昇している為。
通常の立ち回りでヤドランに2枚使うというのは中々考えられないので、ケースとしてはかなり特殊な部類に。
どちらを使うかはイーブンといった感じですね。
ズルズキン
このレギュレーションでは珍しいあくタイプ。
エスパーの天敵です。
当然勝てませんが……。
| シールド数 | ノーマル | シャドウ |
| 0枚同士 | × | × |
| 1枚同士 | × | × |
| 2枚同士 | × | × |
勝てませんね。
与ダメの観点からシャドウの方が『マシ』といった感じ。
ズルズキンのイカサマが高速で飛んでくる為、勝つこと自体が困難です。
シャドウラフレシア
最後にこのレギュレーションでしか見られないであろう対決。
ラフレシア。
唯一フェアリーをけん制できる枠として注目を浴びています。
お互いに溶かし合いですがどうなるでしょうか？
| シールド数 | ノーマル | シャドウ |
| 0枚同士 | × | × |
| 1枚同士 | – | – |
| 2枚同士 | – | – |
ちょっと予想外でした。
なんとシールドを使うところまで持たないです。
マジか……。
シャドウヤドランの方が2回分早くやられますので、相手のエネルギーチャージ量が少なくなります。
恐らく後続で起点にする利点を考えても、シャドウの方がやや優勢といったところ。
超スピード決着ですね。
ただ、こうして見るとウツボットのリーフブレードが如何に優れていたかがよくわかる結果ですね。
ヤドランの強さを証明するつもりが…
ヤドランの強さを用命しようとしましたが、皆さんお気づきでしょうか。
この中で最も強いポケモンが恐らく。
ミノマダムだという事に。
当然ほのおポケモンが環境にいますので、ミノマダムを入れれば無双できるというわけではありません。
あまえるとミノマダムを一緒に入れると、一気にほのおが重くなります。
しかしそれでも、なんというか。
この場ではミノマダムが一番強いとは……。
逆に今回紹介した構成では、ヤドランはマフォクシーに打点がありません。
もしかしたら真のダークホースはあのキツネさんかもしれませんね。
ブラストバーンがあったら筆頭採用枠間違いなしです。
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