ポケモンGOでは事前に全く注目されていなかったポケモンが、突如環境に姿を現しメタと外れたところから相手を樹林する。
という事が時々あります。
エレメントカップにおけるウパーがまさにその位置で、事前の考察では草に弱すぎる点、コアルヒーに勝てない点などから全く注目されていませんでしたが、チョイチョイ姿を見かけるようになってきました。
ウパーはなぜこれほどまでに増えてきたのでしょうか?
エレメントカップ回転率最高
のしかかりという技が強いことは、ロコンやチコリータが環境に居ることで知られていますが、実はウパーものしかかりを持っているのです。
しかも、技1がチャージ技のマッドショットで。
その回転率はマッドショット4発=最速の8ターンチャージというポケGO内最速の回転率を誇ります(ドーブルを除く)。
貯まりが比較的遅いポケモンで構成するしかないリトルカップだからこそ、ウパーの様な超高回転率ポケモンが生きる道があるのです。
例えばウパーの起点を3回分でも作れたと仮定すると、9×3=27のエネルギーが貯まります。
3発というと厳しそうですが、意外とこういう場面があります。
のしかかりの発動にはエネルギーが35必要で、マッドショット4回でのしかかり1回分というのは周知の通りなのですが、先にチャージが成功していると間に技発動自体を挟むものの+7回のマッドショットでのしかかりが計三発飛んでくるのです。
後ろに控えるポケモンからしたらこんな意味不明な判で貯まったものではありませんが、これこそがウパーの『一見弱そうだけど使われると困る』という状態を確立している秘密なのです。
ウパー対ロコン
何処に置いても強いエレメントカップのメタを操作する張本人ロコン。
初手でもクッションでもフィニッシャーでも活躍できる万能ポケモンではありますが、ウパーからすると格好の的です。
この様に後追いからでも十分にまくる事ができ、ウパー川にかなりの余力を残して勝つことができます。
ウパー側の強みとしてはのしかかりですら、ロコン側よりもダメージが大きくなる事。
早期決着を望むならどろばくだんを使っていっても良いという点です。
相手はどちらかわからない為シールドを貼っていいのかダメなのかの判断すら難しいという、非常に悩ましいジレンマに追い込まれます。
また、残りHPの兼ね合いから、このあとチコリータなどのくさ技持ちに起点を作られると厳しいですが、他ならどのポケモンが来ても大体のしかかりを再度一発打てる為、相手からすると非常に厄介です。
ウパーのタイプ相性と相手ポケモンへの圧力がうまくかみ合った組み合わせです。
ウパー対チョンチー
コアルヒーやシャドウヤドン、そしてパウワウに強く出られ、耐久力も高く炎タイプにも強いチョンチーは、実はエレメントカップでもメタで重要な役割を果たしています。
そんなチョンチーはチコリータやフシギダネが弱点でしたが、実はもう一つ手も足も出ないポケモンが居ました。
それがウパーです。
タイプ相性、回転率。技の威力全てにおいてウパーに劣るチョンチーは、実はウパーがとっても苦手。
ウパーが居るからこそ、チョンチーの勝ちが少し下がっているとも言えるのです。
このレギュレーションでは数少ないじめんタイプ。
ウパーの場合くさには二重弱点となってしまうものの、数少ないチョンチーを止めつつロコンも相手をできるポケモンとして強みを発揮しています。。
マッドショットがタイプ一致となりHPが少ないこのリーグではそれ自体が結構ばかにならない積み重ねになっていたりします。
流石ウパー、可愛いだけじゃない。
ハマれば強いウパー
たった2例ですがいかがだったでしょうか。
確実に環境に居るポケモンに対して、確実に仕事をこなすウパー。
頼もしい伏兵となって突如環境に現れました。
このポケモンを生かすも殺すもプレイヤーの腕次第ですが、面白いポケモンであることは言うまでもありません。
是非、使いこなしてみてくださいね。
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