こちらの記事では、ブレイクの記事の読み方とブレイクを実際に考える上での注意点を出していきます。
まず私の記事中の注意点の総括。
そして、ブレイクのメリットデメリットを書いています。
2ページありますので、ページ下部より移動ください。
ではでは、是非読んでいって下さい。
相手ポケモンの個体値は基本SCP1位と呼ばれる最適個体を基に抽出します。
守備特化個体・攻撃特化個体が居ることも考慮して下さい。
ブレイクの計算に関してはポケマピさんのシミュレートを参考にしています。
対戦シミュレートに関してはみんポケさんのシミュレーターを参考にしています。
SCP1位が一番強いわけではない
これが毎回個体値の考察を行っている理由です。
SCP1位が一番強いと言われる理由は単純に数字上一番強く見えるからです。
ただし、この数字上一番強く見えるというのがミソで、実際に一番強いかどうかは運用上で話が別になります。
例えばわかりやすい例で言うとハイパーリーグのノーマルカイリキー。
1位は同じく1位のブラッキーをブレイクできませんが、2位であればブレイクできます。
この1位のカイリキーと2位のカイリキーの大きな差はHP実数値が1変わっている事です。
この時の1の差はどれくらい重要でしょうか。
さらに、ブレイクすることによってクロスチョップを一発撃たないで突破するという選択肢が増えます。
どうでしょう? 選べるなら2位のカイリキーを育成しませんか?
これが、計算上の1位を信じすぎてはいけない理由です。
また、別のシチュエーションを考えます。
例えば【1・10・15】が上位で【1・15・13】がその次の順位みたいなポケモンもまれに存在しています。
明確に守備を落としてよいというデータがあるなら、このままでもいいのですが普通は1個順位を下げてでも【1・15・13】を選びそうですよね。
さらに後述の「HPが余って起点にされ負ける可能性がある」という事を考えるとむしろどうでしょう。
これだと「あと一発通常技を食らうくらいならHPが無い方が良かった」というシチュエーションも当然出てきますよね?
そのシチュエーションの方が多い場合、同じ防御でHPを落とした個体の方が総合的に強いかもしれませんね。例え順位が300台くらいに下がろうとも。
でもHPが1多かったからこちらの技発動が間に合ったというシチュエーションも当然あります。
全ての意見はメリットデメリットを内包していますし、それら全てを拒絶できるものでもありません。
運用した時にどれが一番強そうか?
あるいは有利なシチュエーションが多いのか?
コスト的にはどれが一番有利か?
というのを考える為に毎回個体値厳選の記事を出しています。
基準ポイントを作って考察
防御特化、あるいは攻撃特化。
冒頭に毎回記載していますが、それらの特化に関して個々の記事掲載時は計算には含んでいません。補足している事はありますが。
それは何故か?
単純にキリが無いからです。
「SCP1位が良い」という意見の一方で「このブレイクは防御特化のブレイクまで考慮できていないから不完全だ!」という意見もあります。
先ほど挙げたカイリキーの例の様に明らかに1位より良さげな下位がいることもあります。
スーパーリーグで考えるなら、マリルリの氾濫が無視できないのでマリルリにブレイクできる○○な個体。の方が総合的に強いかもしれません。
その場合環境のマリルリの数が異様に多ければ、それだけ有利なシチュエーションがそのまま増えているという計算になるので。
ただ、こうした個別の事情を考えすぎると記事としてまとまりがつかなくなるので、基準をSCP1位に置いているだけです。
SCP1位をブレイクした例でいうと、そこからさらにブレイクされない防御力特化個体なんて2~114通り程度しかないんですよ。大体ですが。
大抵は66通り以下に収まります。
であれば、その少なすぎるシチュエーションに合わせすぎるのもどうなの?といったところです。
だから大体はSCP1位をブレイクしていれば目的にはOK。
だって、実際に出てくるポケモンって残りの3900通り強くらいの方が圧倒的に多いでしょ?というわけ。
ちなみにポケモンの個体値は基本的に4096通りあります。16×16×16=4096。
ブレイク対象は絞ってある
基本的に1位同士で考察しているというのは上記の通りですが、さらにここから絞るとするとブレイク対象です。
例えば相手方のをブレイクできるのが何通りいるのか?
というのが一番簡単な指標です。
何通りというのが解り辛いのでとりあえず例を置いときますね。
これはハイパーリーグにおいて、シュバルゴがギャラドス1位に何通りブレイクできるかというのを考えた結果です。
これは3240通りのシュバルゴが、1位のギャラドスにカウンターをブレイクできるよ。
という例です。
SCPで考えると【2・10・6】が最高なのだそう。
もう一例出してみましょう。対象のSCP順位が1位で調べたいポケモンのブレイク可能件数が3009件だったとします。
つまり、調べようとしているポケモンの個体値のうち1/4程度はそもそもブレイクしないのですが、この対象が3000件付近というのは非常に個体値が不安定です。
というのも。
対象上位の個体が【4・7・11】【6・10・10】とか。
なんか「あれ?思ったより全然硬くなさそうだな」って感じの個体値が候補に挙がってきます。
あとは【0・11・0】とか【2・2・14】みたいなね。
あんまり使いたくないですよねこれ。
勿論個体値だけじゃなくて、種族値にも依存しているので全部が見た目通り悪いとは言えないのですが。
そういうのも踏まえて対象が3000件程度のブレイクを探すと、結構個体値が微妙なのが多いです。
個人的には対象3500件前後であれば、そこまで耐久力を落とさずに攻撃力が底上げできるので、3500件前後を確認に回すことが多いです。
この3500件目安の為、そして短縮の為にSCP1位をターゲットにしているという理由もあります。
逆に「めぼしいブレイクが無い」と言い切ってる時は、最大で2000件程度のヒットしかなく【8・10・10】というようなほぼ横並びが候補に挙がってくることが多いです。
それなら『15・15・15』でもほぼ一緒じゃ!ってなることも多々。
というわけで、ある程度現実的に参考になるブレイクしか乗せていないのです。
ありますよ、探せば更なるブレイク。
【15・2・1】でしか成立しないやつとか。
つかわないでしょ、絶対。HPがSCP一位より10~20位減っちゃいますからね。
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