エンペルトが最強だった? スーパーリーグリミックスでの意外な活躍の理由

Pokemon

エンペルトの活躍が止まりません。

スーパーリーグリミックスが始まって、強いポケモンというのがおおよそ環境を形成するようになったのですが、その中でも見直されているのがゴルバットやユキメノコ。

そして本命のニドクインなどです。

これらすべてに有利を取っていけるのが今回紹介するエンペルト

一見技の出足が遅いですが、もしかしてこれはイケるかも……?

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レジスチルの代わりとして台頭か?

レジスチル

耐性の神タイプと言えばやはり鋼です。

弱点はほのお・じめん・かくとうとそこそこあるように見えるのですが、流行りのどくタイプを防げたり、ひこう・ドラゴンタイプを防げたりとはがね一体で詰んでしまうパーティも存在します。

そんな中リミックス返し前の予想では難敵の居なくなったレジスチルが活躍するのではと予想していました。

私も万能枠の一体として注目していました。

しかし、いざリーグが始まってみると意外と脅威に感じないのです。

理由は単純で、ロックオンのダメージが低すぎる事。

ご存じの通りロックオンという技はスーパーリーグではダメージが1しか通らず、これでまともな威力になるのはHPが極端に低いポケモンくらいです。

実際レジスチルは有利な相手にも技2を二回打たなければ必ず突破できないという非常に不器用なポケモンで、有利対面を上手く作ったとしても返しのポケモンに起点にされてしまいます。

鋼で詰みやすいパーティはあっても、レジスチルで詰むパーティというのは今時存在しないので結局起点にされて負けてしまうのです。

で、この鋼枠にスルっと入ってきたのが我らがエンペルトというわけです。

レジスチルの役割となる筈だったどくタイプに強いだけでなく、ニドクインに対してはたきのぼりで弱点を突けます。

似たような条件のユキメノコに対しても強いです。

逆にレジスチルが超苦手だったシュバルゴに対しては、エンペルトであればダメージをかなり与えることもできますし、タイミングがずれていればハイドロカノンで倒すこともできます。

これまた対レジスチル様に入れられていたキュウコンやリザードンがカモとなります。

環境的にレジスチルより苦手な物が少なく、よりダメージを与えられるようになった鋼枠として採用されたのです。

くさポケモンがそこまで多くないのもポイントですね。

水ポワルンと互角??

ポワルン(あまみずのすがた)

実はこれが結構重要で、水ポワルンに対してある程度強気で出ていくことができます。

まず下の結果を見てください。

「互角?どこが?」って思うでしょう?

これはシールド0枚同士で、かみなりが当たっているから当然水ポワルンが勝っているわけです。

では、エンペルト側がシールドを一枚多く使うとどうでしょう。

実はこんな感じの対面になる事が結構あるんです。

しかもこれ水ポワルンが最適個体の時で、水ポワルンが妥協個体を使っていると実はたきのぼりがブレイクします。

そうすると、上ではタイミングや差し込みによって間に合いそうな最後のウェザーボールも間に合わないんです。

もうちょっと簡単に書くと。

【回転率】

ウェザーボール2発>ドリルくちばし2発>=かみなり+ウェザーボール>>かみなり2発

といった感じになり、これがこの二匹のポケモンの関係をややこしくしています。

ドリルくちばしが2発先に入ると、水ポワルンは落ちてしまうというのがポイントです。

一見超有利な対面でありながらかみなりを打つタイミングが定まらず、ウェザーボールブラフを打つとつぎのかみなりは間に合わないかも知れない…。

という不安を相手に対して作る事ができます。

そうです、実は選択を迫られているのがポワルンだという話。

おかしいなぁ……。

SCPがバランス型のポケモン(エンペルトなど)には往々にしてこういうタイミングが多く、そういったポケモンは出し負けてもサイクル戦で1.5体を倒すこともザラです。

こうした強みがあるので、単純に不利対面を作られてもエンペルトが活躍できるのではないでしょうか。

クッションではなく仕事人

エンペルト

エンペルトの様に技発動まで15ターンかかる足が遅いポケモンは基本的には等倍対面などで不利を強いられます。

しかし、タイプ的に優れており攻撃力も脅威的な物を持っているという側面もあります。

こういった特徴のあるポケモンはクッションというよりは、仕事をきっちりこなすように動かしてあげると今回のスーパーリミックスの様にかなり活躍します。

例えば、先に示した水ポワルンとの対面の様な相手側に選択肢を与えて強引にシールドアドバンテージを取りにいく動き。

例えば、こおりポケモンを釣り出してエンペルトでキッチリ仕留める通常のタイプ戦略。

などなど。

とにかく有利ターンをキッチリ作ってあげれば苦手な相手にもある程度仕事ができる様になるところがおすすめです。

タチフサグマやカイリキーなどどうしようもないポケモンも一定数存在してはいますが、入れて見ると意外に活躍をしますので、残り少ないスーパーリミックスの投入ポケモンに悩んでいるという人は、エンペルトを組み入れたパーティをお勧めします。

シールドアドバンテージ重視の運用をすれば、意外と勝ち越せますよ。

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