コミュニティデイで初の2つの技が同時実装されるロズレイド。
タネマシンガンとウェザーボール(ほのお)を貰えるという事で、攻撃型のポケモンが好きなトレーナーには朗報なのではないでしょうか。
シャドウフシギバナやシャドウウツボットとはまた違った動きが出来そうで、非常に期待値の高いポケモンになっています。
しかし、技候補が多すぎて埋もれてしまいそうなので、今回は技の性能を改めて見てみようという記事となります。
ロズレイドの技比較
ロズレイドは最早すべての技が採用候補に収まっており、まず基本性能について考えていきましょう。
技1は新実装のタネマシンガンを加えると下記のラインナップ。
技 | 威力(DPT) | ゲージ増化量(EPT) | ターン数 |
タネマシンガン | 6(2.0) | 13(4.33) | 3 |
はっぱカッター | 12(6.0) | 4(2.0) | 2 |
どくづき | 7.2(3.6) | 7(3.5) | 2 |
技2の構成は以下のようになっています。
ダメージ特化。ゲージ特化、そしてバランス型上手く揃いましたね。
技構成だけで言うとかなり強いです。
どくづきはカウンターの完全下位互換の様な立ち位置ですが、及第点の性能。
どれを使っても強そうです。
技 | 威力 | 消費エネルギー | タイプ | 効果 |
ウェザーボール(ほのお) | 60 | 35 | ほのお | |
くさむすび | 108 | 50 | くさ | |
ヘドロばくだん | 96 | 50 | どく | |
マジカルシャイン | 120 | 70 | フェアリー | |
ソーラービーム | 180 | 80 | くさ |
こうして見るとウェザーボールの性能はやはり破格ですね。
くさタイプが苦手とするこおりタイプやはがねタイプへの打点となる事もあり、非常に頼もしいです。
そこにさらに属性一致技か、ビックリ箱となるフェアリータイプも搭載できる為技を打たれる相手からするといやらしいことこの上ない配布タイプとなります。
これは強そう。
ウェザーボールはどの技1とも相性が良く、あとはお好みで搭載といった感じですね。
はっぱカッターとどくづきはそれ自体がダメージソースになるので、技2では別のタイプを選びましょう。
検証
では3種類のポケモンを相手に検証してみましょう。
実際に技構成を組んだ時に、どの程度通用するのか。
ヤルキモノ
まず最初のお相手は全部等倍で入るヤルキモノにお願いします。
シールドは1枚同士で固定。
はい、こんな感じです。
全部負けちゃってますね。まぁそれは良いとして。
これ、ロズレイド側はタネマシンガンでヘドロばくだんを2発。
はっぱカッターでウェザーボールを1発。
どくづきでウェザーボールを2発打っています。
それでここが一番重要なのですが、タネマシンガンの結果が一番悪いと。
これ単純なのですが、タネマシンガンって攻撃力が低くてエネルギーが早く貯まるのが特徴。
しかしヘドロばくだんがそこまで性能が良くない為に、肝心な部分のトータルの攻撃力が落ちちゃってるんですよね。
しかも技を打ってる回数がどくづきと変わらないというのが、何ともミスマッチ。
属性の違いやらで色々条件は異なりますが、限定技なのにここまで弱いとは……。
となってしまいます。
うーーーん。
このままでは何ともなので相手を変えてみましょう。
フシギバナ
では対戦相手をフシギバナに変更してみましょう。
ウェザーボールを持っているので、本来は仕事相手として見たい相手です。
予想通りですが、技1が変わるだけでここまで如実に差が出るんですよね。
どくづきは等倍で入る上にウェザーボール2発目で決着してます。
逆にタネマシンガンは全くダメージソースにならないので、3発目まで鬱は目になり結構ギリギリに。
はっぱカッターもダメージソースにならず、この場合はタイプ相性で全く目が無くなってしまうという結果に。
勿体ない、というわけで、はっぱカッターが草に対して大きな弱点を露呈していくという結果に。
ラグラージ
では最後に検証相手をラグラージに変えてみましょう。
くさは二重弱点ですが、どく耐性を持っています。
はっぱカッターが対みずタイプで強いのは当然として、問題はタネマシンガンの方ですね。
技2に草ムズ日を入れていないとはいえ、ちょーっとなっとくいかないかなぁと。
これだと安定して一番使えるのはどくづき型という事に。
実はタネマシンガンだけハンデがある
実はこうした検証で、タネマシンガンだけハンデがあるのにお気づきでしょうか。
そのハンデの種類は2つ。
1つはズバリ威力。
そしてもう一つはズバリ技のタイプの事です。
1つずつ考えていきましょう。
威力
技の威力で言うと、タネマシンガンはバークアウトなどと並び最低ランクに位置しており、それ自体がほぼダメージソースになりません。
はっぱカッターとどくづきに関しては、それ自体がダメージソースともなる為技2の編成を比較的自由にできるのです。
検証に引っ張り出したヤルキモノを例にとると。
- タネマシンガン:ダメージ5 6ターンで10
- はっぱカッター:ダメージ10 6ターンで30
- どくづき:ダメージ6 6ターンで18
この様な感じで大きく違いがあります。
チャージ量と持ち技の消費があっておらず、上手くダメージとして機能していない。
これがタネマシンガンの弱点1です。
タイプ
技は最高3タイプしか搭載できないので、できればばらけている方が多くの範囲を見ることができ強いです。
ロズレイドの様にくさ・どくの複合タイプともなれば、2つをタイプ一致技としても打てるのが強みとなります。
まずウェザーボール(ほのお)は必須として、それぞれくさむずび(くさ)とヘドロばくだん(どく)から、技1とは違うタイプを選べるのです。
極端に言うとマジカルシャイン(フェアリー)を採用してもいいし。
しかし、タネマシンガンは威力が低い為くさタイプとしての役割を果たせず攻撃タイプが狭くなってしまいます。
技2でも草を重用し、くさむずびやソーラービームを採用する。
そうするとまずどくタイプが入らず、フェアリータイプ相手にごり押しされてしまいます。
対してはっぱカッターとどくづきはロズレイドに3タイプを持たせることが容易なのです。
ここが、タネマシンガンと既存の技1二つとの大きな違いで私がタネマシンガンは使えないのではないかというもう一つのポイントでもあります。
総合的に見て
リーフブレードを持たないロズレイドにとって、草タイプのダメージソースというのは実はとても重要で、それが無いとくさタイプしての役割を果たせない場面が多くなってしまうでしょう。
少なくともスーパーリーグでタネマシンガンガタを採用するのであればチェリムで良い気がします。
技構成も似ていますし、ヘドロばくだんは持っていませんがフェアリータイプを押さえつけたいならそもそもどくづき型のロズレイドで良いし。
タネガン草枠として採用する理由が結構薄いのです。
というわけで私のコミュニティデイの推奨はウェザーボールだけ覚えてもらって、技はどくづきかはっぱカッターを採用するです。
もちろん色々な用途が重なって来るとは思いますが、現状見えている構成ではどくづき型の方が面白い動きをするのではと想定しています。
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