あ、今から年末ジャンボを買おうとしてる人。
その他の宝くじを買おうとしてる人、ちょっと待ってください。
その宝くじを買ったら、『損をする』って僕が保証しますよ?
というわけで、今回は宝くじが何故ダメと言われるのか、という話を『控除率』に乗せて話していきます。
やっぱり数字で並べないと
損している実感って出にくいわね
日本人ってその辺鈍感だなって思う
ギャンブルは基本的に娯楽、損するのが鉄則です。
という話。
ギャンブルにおける控除率とは
ギャンブルにおいて控除率というのは、どれだけの手数料を払わされるかという割合の事。
平たく言うと寺銭ですね。ちょっと違いますけど。
この控除率が、ギャンブルで勝つ上でとても重要なんです。
例えば、控除率1%と控除率50%のギャンブル何方が勝ちやすいと思いますか?
解り易く例にしてみましょう。
例えば100万円賭けたとして
控除率1%の場合は
99万円で勝負しています
控除率50%の場合は
50万円で勝負しています
お分かりですよね?
ギャンブルの控除率というのは、あがれば上がるほど実弾の威力が減るのです。
そして恐ろしい事に、この世で最も控除率が高いギャンブルの一つが、宝くじなんです。
宝くじの事を良く『夢を買っている』などと表現する人が居ますが。
『絶望を買っている』
もしくは
『負債を買っている』
と言い換えた方が良いでしょう。
アレはそういう物です。
日本人は単純な常識で、少し騙されているんです。
信じたい物を信じるという、心理によって。
宝くじは控除率50% だから負け確定
はい、タイトルに出ていますが、宝くじの控除率は50%を超えると言われています。
だから5000万円宝くじに突っ込んだところで、最初から2500万円未満で勝負している様なものなんです。
そりゃ勝てるわけないわね。
実際の日本の宝くじの控除率は53.7%と言われているよ
つまり、半分以上が手数料
たばこの税金かな?
よく『税金の無駄!』
って叫ぶ層が、搾り取られているイメージが…
参加手数料が高すぎるギャンブルはもちろん勝てません。
倍率ドン!で勝っても元金しか戻ってきませんからね。
なんて分の悪い賭けなのでしょう。
ちなみに、主なギャンブルの控除率がこちら。
・宝くじ 53.7%
・競馬などの公営ギャンブル 20~30%
・パチンコ 10~15%
・スロットマシン 3~15%
・バカラ 1~4%
・ブラックジャック -1~1%
下に行くほどプレイヤーとディーラー、またはお店側が対等に勝負できる様になる。
特にブラックジャックはマイナス値が付く可能性があるので、実は一番割の良い競技という事になります。
もちろん一般論的な数値で、場所や条件によって変動します。
しかし、これを見れば宝くじを買うのが如何にバカらしいかがわかるでしょう。
ハナから勝負になってません。
宝くじの最高当選額は?
宝くじの最高レベルの当選額は、
15億ドル越えというのが2016年と2018年で発生している。
日本円に直すと1700億円を超える。
1700億円あったら
『うさぎのきわみ』が、8500万袋
買えるわね
日本で有名なのは年末ジャンボ宝くじで
『1等前後賞合わせて10億円』
というやつだね
1等前後賞合わせてという文言は、1等が7億円、1等の当籤番号の前後1つ違いがそれぞれ1憶5千万円ということです。
連番で勝っていれば前後賞のどちらかはとれますが、バラだと取れないという事。
まぁ別にどっちが効率良いとかは無いので、どうでもいいのですが。
というか今回は宝くじが効率悪いという記事なので、本当にどうでもいいです
こういったTOPの数字にだけ騙されて、買わないでください。
というのが今回の種子です。
もちろん騙されていい、金を捨てたい。
という人は買ってどうぞ。
そのまま次の税金になりますけどね。
宝くじの当選確率
先程例に出したジャンボ宝くじ、1等の当選確率は1/ 10,000,000~1/20,000,000です。
2000万分の1って…。
たとえ話では、年間で雷に打たれる確率がこの程度として言われています。
そして、毎回のように言われるのが、宝くじに当選する確率よりも
『宝くじを買いに行った行き帰りで、事故にあって死ぬ可能性の方が高い』という物。
こういう例えをされると、おちおち外にも出られませんが、確率がそうなっているのだからしょうがない。
こういう時感情論にならずに、数字を見て撤退できる人でいたいわね
この数字を見ても、ピンと来なかったり、宝くじを買うのをやめられないという人は
『日本の常識』
の犠牲者なのかもしれませんね。
お金の使い方は人それぞれなので、もちろんとやかくは言えませんが。
生涯を通して数十万数百万と分の悪い処に突っ込むなら、長期保有で株を買った方が良いのは自明の理だったのです。
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