2019.09.17エクアドルで個人情報が2000万件以上流出した。
とCNNで報道されています。
今回はエクアドルってどんな国だっけ?
そもそも個人情報が流出すると何が困るの?
について解説していきます。
まず、事件の概要はこうです。
(CNN) 南米エクアドルで最近、国民ほぼ全員の個人情報がインターネット上に流出した恐れがある。サイバーセキュリティーを手掛ける専門家集団「vpnメンター」が問題を発見し、16日に発表した。
同国の未成年者約700万人を含む2000万人以上の名前や生年月日、出生地、住所、メールアドレス、身分証明書番号や納税者番号、銀行口座の残高情報などが漏れたとみられる。
引用元:CNNニュース
エクアドルってどんな国?
エクアドルは何処の国か
エクアドルは南アメリカ西部に位置する共和制国家です。
人口は1650万人。公用語はスペイン語。
隣国はコロンビア、ペルーとなります。
首都である【キト】の標高はなんと3000m!
国名の由来が【赤道】ということで、まんま首都の傍に赤道があります。
素で標高高すぎる問題。
流出した個人情報の数が人口と合わないが…
流出した個人情報の発表が2000万人という数に対して、現在の人口は1650万人です。
数が合いませんよね?
これは、既に亡くなっている方のデータも一緒に流出している為、そのデータではないかと現在は見られています。
国家単位での一気の個人情報流出というのは知られる限り、今回が初なのでどれほどの大規模かをうかがい知ることができます。
個人情報の流出って何が危険なの?
実は日本でもあった? 2億件流出事件?
実は日本からも約2億件の個人情報が流出しており、それが中国で売られていた。
というニュースがありました。
あんまり表に上がってないので、僕の周りでも気にしている人は居ませんでしたが。
数が今回エクアドルで起きた事件の10倍です。
詳細はリンク先のITmediaさんで語られていますが、ちょっとつばを飲み込んでしまうほど怖い話になります。
個人情報が流出するとどうなるのか? 安全性は?
乗っ取りに合い悪用される
先の日本人の個人情報流出に関してはECサイトやアダルトサイトなどが流出元とありました。
個人情報の流出元が何かによりますが、考えられる悪用されそうなモノは下記の通りです
・ネット上ECサービスの不正利用
・SNSアカウントの乗っ取り
・Googleなどのアカウントの乗っ取り
特にWEBサイトごとにパスワードやIDを変えていない方は、連鎖的に他サイトも乗っ取られる可能性があります。
やたら不動産投資の電話がかかってくる
皆さんもケータイに不審な着信を受けて、出てみたらいきなり名字を呼ばれたことがありませんか?
「あ、○○さんのお電話でよろしいですか?私××××の□ □というもので、この度マンション投資の… 」
「誰だい君は?」
これは僕自身で実際に怒っていることで、個人情報の流出というか売り買いされてしまったのでしょう。
直接的な被害はただの時間泥棒ですが、非常にストレスがたまります。
有益な話が何にも無いので本当に無駄です。
WEBの時代だからこそアナログな対策を
WEBが発展し、サイバーセキュリティが重要と叫ばれる時代なので、個人での防衛策は必須です。
一番簡単なのは、自分がログインするであろうサイトのパスワードを全部ランダムに書き換えてしまう事。
そのメモはクラウドやローカルPCではなく、自宅の手元にメモとして残しておくことです。
少々面倒ですが、一個のパスワード流出により、他のEC系サイト全てを乗っ取られて全財産を失う恐れも出てきます。
積み立て投資や仮想通貨も流行っている時代です、一瞬の油断が命取り。
注意一秒怪我一生と言います。
一回自分の身の回りのIT系セキュリティを見直す時期が、来ているのかもしれませんね。
コメント