ポケモン初代から登場している人気ポケモン。
全てのリーグで出場する可能性があり、のしかかりという高性能技を所持している為、どのタイミングでも見かけます。
方やマスターリーグ自体は種族値の高さが重要になるリーグでもあり、最近ガッツリ数を減らしています。
CPが3200代と取り立てて高くない為、地力が低いのが問題と思われています。
一応弱点となるかくとう技のカウンターはマスターリーグ・マスタークラシックでは使い手が出場してこない為その点は有利だと思われますが、それ以上に取り立てて目立つ炉頃はありません。
オールマイティーなクッションとして活躍していたカビゴンは何故消えてしまったのか、まだ活躍できるのかを考えていきましょう。
カビゴンの攻撃力
カビゴンはCPが足りないのが現在リーグ内で姿を消している要因だと思われますが、特に大きな弱点は異常なまでの攻撃力の低さです。
マスターリーグに出場してくるポケモンのうち、実に下から数えて2番目位に低いその攻撃力は実はクレベースやルギアをも下回っており、凄まじく下のポジションに位置しています。
これにより、同時発動をする場合基本的に上を取ることができずにシールドアドバンテージを渡してしまう可能性を秘めています。
具体的な序列としてはこんな感じ。
- ワースト1:ギラティナ・アナザー
- ワースト2:カビゴン←ココ!
- ワースト3:ルギア
- ワースト4:クレベース
- ワースト5:ラグラージ
ここまで下位に位置していると、奇襲を仕掛けても失敗する可能性が出てくる為、削り役としての役割をきっちりこなさせ、相手の技は全て受けきるプロレススタイルでないと中々生き残る術が無さそうです。
ちなみに出てくるかはわかりませんが、タチフサグマやニドクインはギラアナよりも低いです。
悲惨な個別対面事情
対ギラティナ・オリジンに対して最強の一角であるとして、過去シーズンでは採用されていたカビゴンですが、昨今では少し事情が変わってきました。
ギラティナオリジンに対して強いのは現在でも変わっていないのですが、当時と性能が変わらないギラティナ・アナザーの台頭。
エアロブラストを習得したルギア・じしんとやきつくすを習得したホウオウなど、古いシーズンではいなかったポケモンが姿を現す様になりました。
また、したでなめるの天敵であるあくタイプのザルードやイベルタルも存在しています。
この内、天敵は意外にもルギアでカビゴンから見た相手の序列を考えるとこんな感じです。
- ルギア
- イベルタル
- ザルード
- ギラティナ・アナザー
- ↑ここまで完封される
- ホウオウ
- ↑ここまで苦手
- ↓ここだけ得意
- ギラティナ・オリジン
この他にもディアルガやメルメタルなど古くから居る競合ポケモンは苦手ですし、ザシアンのインファイトも受けるには厳しい数値です。
トゲキッスやマンムーにも直対では負けてしまう為、単体としての役割をまともに持てるのは最早ギラティナオリジン位のものになっています。
というかよくよくマスターのポケモンを見ると殴り合えるポケモンがほぼ居ない事が解ります。
恐らく『したでなめる』の性能があまり良くないのが如実に出ているものだと思われますが、ここまで酷いものなのか。
ギラティナ・アナザーにしかまともな役割が無さそう。
総合的なカビゴンの強さ
ここまでの内容を総合的に考えると、現環境のマスタークラシックではカビゴンはかなり使い辛いのではと判断されます。
この後もでんせつのポケモンは増えていくのに対して、カビゴンの利点はのしかかりと豊富な技タイプ位のもので、地力ではかなり劣っています。
したでなめるの強化や技1へのノーマル技の追加強化などが無い限り、これ以上カビゴンの対面性能が向上することは無さそうです。
ただ、対面性能が悪いことを逆手にとって『わざと負けるクッション』などの扱いは出来そうです。
マスターリーグでは対面よりも、如何に相手を起点にするか?といった事が大事なので、カビゴンで上手く相手のエネルギーとHPを誘導すれば、程よい起点材料ポケモンが出来上がるというわけです。
ただしそうは言っても完全なオールマイティポケモンというのはかなり少なく、基本誰もが完封ポケモンが存在している為『誰の起点を作ってあげるか?』というのが難しいです。
対面を譲る以上はそこから先は起点を作っても運ゲーという事になり、それを最初から狙っていくこの使い方は非常に難しいことが分かります。
相手のカビゴンを追ってくるポケモンの指定も難しいので、釣り出しとしての性能もあまりありません。
というわけで現在はその環境によってマスターから追いやられてしまったかびごんですが、マスタープレミアではいまだに使い道を考えられるので、厳選だけは忘れない様にしておきましょう。
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