22歳大学生起業家があまりにも多すぎるので50名サンプリングしてみた

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ツイッター上のプロフィールは面白い物で、全くの嘘や別人を演じているアカウントも多いです。

最近22歳起業家を名乗るアカウントが妙に多いなぁと思い、実際に類似と思われるアカウントから統計を取ってみようと思ったわけです。

これだけいるという事は恐らくオリジナルとなる成功モデルが居るんです。

オリジナル(被害者)がごく少数居る、他はその人を模倣した悪質なコピーなんですよね。

だから最初の被害者はこれの基になってしまった人なのかもしれませんね。

元々実在しないかも知れないけど。

今回はプロフィールに表示されている単語からの統計を取ってみました。

どれくらいの自称大学生がビジネス誘導アカウントなのかは不明ですが、個人的に気になっていたこともあり、面白い統計となりました。

大学生と言えば、こちらの記事ではなんと女子大生が途中で女子大生じゃなくなるという事例もありますよ。

ええ、一日で職業が変わっちゃうんです。

是非合わせて見て下さいね。

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大学生起業家をサンプリング

大学生

今回のやり方は、それっぽいプロフィールを見つけては地道に50個ストックしていき、重複が無いのを確認して純粋に50サンプルと言っているだけです。

条件は大学生であること、ビジネスor起業家という単語を前面に打ち出している感じのアカウントです。

さて、見ていきましょう。

プロフィール系単語数

大学生

ここでは本人のプロフィールに関わる単語の数を拾っていきます。

「22歳起業家大学生が多すぎるのでは?」

という疑問を解消する為に集計を取り始めたこの企画。

実際にはどの程度いるのでしょうか。

なお1年生表記は19歳、4年生表記は22歳という形で今回は集計を取っています。

あくまで自称ですし、留年とか細かい事を考えてもしょうがないので。

年齢人数
19歳3
20歳11
21歳7
22歳6
不明23

意外と少ないんですよね、年齢を出している人。

そして、意外にも20歳が一番多いという結果に。これは予想外でした。

22歳は結局多く見えたか、声の大きい人に多かったという事でしょうか。

次に他のプロフィールも分解していきましょう。

項目人数
出身地記載1
現在の所在記載12
7
2

所在地の記載は親近感の創出かと思われます。

親近感を演出し、カモを吊り上げ……といった詐欺アカウントが複数混ざっていると疑っているのでこういう統計を取っているので、当然偽物が居ると思います。

しかし、案外出身地を記載する人が少ないのは、単純に文字不足からでしょうか。

などと考えていて、これ集計をとった後に気付いたんですが、プロフのピンマークの処に所在地を刺している可能性があるのですよね。

そちらの集計は摂っていなかったのでしまったなぁと。

だからプロフィールの文字的な意味で、自ら語っている情報にしかすぎません。

本当はもう少し土地についての話題が多いと思います。

男女もアイコンで表している可能性があるので、一概に文字として記されているからこう、という事が言えないんですよね。

自己紹介に「男です!」「女です!」と入れている人は少ないということですね。

ただ、ビジネスアカウントな所為か、男性アイコンが多い印象でした。

恐らく6:4で男性が多いかなと。

ビジネス系の内容

大学生

ビジネスという単語を中心に、今回は覗いていけると思います。

単語回数捕捉
ビジネス44
企業3
稼ぐ・稼ぎ33
アフィリエイト7
副業11ただし6名
月収7ただし5名
借金4
コンサル3
スマホ1台2
YouTube5ただし2名

真っ先に調べた『ビジネス』が多いのは当然として、『稼ぐ』って言い回し使いすぎでしょ、大学生起業家。

そんなにいるの?

たった50人サンプリングしただけで、30人もツイッターで稼ぐってストレートな表現を発信する人たち。

確かにビジネス風アカウントしかサンプリングしてないから、偏るのは当然なんですが、こんなにお金に明るい大学生沢山居るもんなんでしょうか。

やはり大学生じゃない? 詐欺師の大学生騙りなの?

次に誘導先です。

プロフィールの文で誘導している人を見ています。

これも別欄でURLを入れている人も居るので、実際はもっと多いでしょうね。

誘導先人数捕捉
LINE@6必ずプロフィール末で誘導
ブログ3必ずプロフィール末で誘導

プロフィール欄で誘導する場合は必ずプロフィールの一番後ろにURLを置きます。

これは最後まで読む人の方が踏みやすいとか、単純に見た目のバランスが悪いとか、最初に置くメリットよりもデメリットが目立つことでしょうね。

ちなみにURL欄とプロフで誘導先の情報が重複しているアカウントもありますし、真意は不明です。

URL2回も記載するなんて効率はとても悪そうですが。

キラキラな単語

リゾート

個人的にキラキラしとるなぁという単語を集めてみました。

単語使用回数捕捉
13
希望0唯一の0は意外
自由4
仲間6
海外7
7楽しい系が6

この様な単語でアピールする人は、やたら国旗と絵文字による表記が多かったです。

そういう物なんでしょう。

プロフィールの単語もキラキラしていし。絵文字までギラッギラ。

メチャメチャ彩り豊かです。

見ててクラクラしますね。

アイコンやプロフィール写真について

会話

アイコンは4割強が自身の写真。

顔がしっかり判別できるものも多数あります。

ネット黎明期からの身としてはですね。

最近顔を晒すの流行りすぎじゃない?

という懸念があります。

また、プロフィール写真で多かったのは『自身の情報発信媒体名』『どこかの風景』『どこかのホテルやプール』『私月収○○達成するまで~~~の長文掲載』が大半を占めています。

そのアカウントの権威性か夢に偏っているという事です。

大学生起業家をサンプリングしてみて

絶望

この中のどれほどの人が捨て垢による業者アカウントで、どれほどの人が本当にそういう人なのかは正直わかりません。

ですが、モノマネが大量に発生した事で1つ言えることがあります。

皆個性無さ過ぎ。

もちろん実際にそうだという人には申し訳ないですが、全て何処かで見たアカウントに見えるのは紛れもない事実でしょう。

何で量産型のアカウントに見えるのか。

それは簡単です。

彼らが失敗しているのは常に過去ばかり。

今は成功者、恐れるものは無いというマインドのツイートしかしていないからです。

そんなマインドセットのマインドセットみたいな無機質なツイート、本当に魅力があるのでしょうか。

だからこそ、彼らのアカウントはものすごく無個性に見えてしまうわけです。

中に人なんかいないんじゃないかと。

疑ってしまうわけです。

何故大学生が多いのか

データ

何故大学生を騙るビジネスアカウントが多いのかについては、1つか説があります。

大学生と言えば「何かをしたい」とか「有能と認められたい」と一番葛藤する時期でもあるので『人と違うシチュエーション』を用意してあげることで、少し釣りやすくなるのではないかと。

また、初めて親元を離れバイトを多めに入れることで使えるお金が増えます。

ここに付け込んでマネーリテラシーの低い大学生に言葉巧みに近づき、お金をだまし取ろうとしている者が居るのではないかと、個人的には思いました。

真実は中の人達に聞いてみないとわかりませんが、悪意のある活動が無くなるといいですね。

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