今回は私が○○年前に居たブラック企業の話を、フェイクを織り交ぜつつしていこうと思います。
特に学生の皆さんに見て欲しいのですが、ブラック企業というのは肉体的にも精神的にも追い詰めてくるので、まるで往年の危険な食品課の如く体を蝕みます。
とりあえず就職先が欲しいから。
で飛び込むとその先何年も苦しむことになり、福利厚生もままならずに飼い殺される事になります。
こういう事態に陥らない様、慎重に就職先・転職先を検討するようにしてください。
ブラック企業の見分け方、という記事でも特集しておりますので、是非こちらもご覧ください。
渾身の内容となっています。
所属したブラック企業の特徴
さっそく私が所属した会社の特徴を紹介していきます。
一部フェイクが含まれているかもしれませんし、全部真実かもしれません。
しかし、この会社があったことは事実です。
基本的には特定を防ぐ為の内容ですので、その辺りはお察しください。
場所:都内
創立:不明
備考:社名をしょっちゅう変更している模様。
某転職サイトでは退職者の悪口多数。
そのサイトは書き込むとポイントがもらえるますので、それ目的もあると思います。
社員にはタイムカードは存在しない、有休を消化している人間を冠婚葬祭以外で見たことが無い。
ビルが汚い。トイレめっちゃ汚い。
毎朝朝礼があるが意味のない売上報告。
定時で帰る人がほぼ居ない。
営業は1日電話ノック100本。
直接の暴力は無いが、机と椅子は蹴っ飛ばす。
名前だけっぽいグループ企業がある。
などなど、典型的な体質の悪い企業でした。
ちなみにすぐ辞めています。
あと、偉い人が来ると途端に空気が悪くなります。
社長より偉い謎の人物が出入り
その会社は社長より偉い謎の人物が出入りしていました。
最初は社外取締役かと思っていましたが、なんと会長の様な役職でした。
要するに自分は社長として顔は出したくないが、実質一番でないと気が済まないからと社長と一緒に作ったポジションらしく。
社内では実質社長をも凌ぐ態度の謎の人物でした。
普通会長って言ったら、なんかこうもっとでっかいグループに適用されるような役職の気が……。
その他にも社長や会長が良く知らない人を外部から招き入れて、その人達だけフレックスで働いていたりいい部屋があてがわれたりと謎の厚遇。
恐らくですが、どうしても崩せない仕事を臨時で高額でやってもらっていたのだと推察されます。
そういうよくわからない金の使い方するから、既存の正社員が逃げるのでは?
と良く思っていました。
危ない企業は年中求人をしている
内情が色々な意味で危ない企業は人がベルトコンベアで運ばれるかの如く自動で居なくなってしまう為、年中人を募集しています。
私が所属していたその会社もご多分に漏れず、年中人を募集していました。
少なくとも月に一人は辞めていくので、代わりとして月に一人は人を雇っていました。
それだけ無目的に雇い続けると、転職斡旋企業に払う金額もバカにならず、そこだけでお金が無くなってしまいそうですが。
もちろんそれに気づかない経営者たち。
自分達の体質を改善して、まともに儲ける方法を見つければ多少は資金繰りが楽になるのに、月に一回新しい奴隷を見つけては潰していくという毎日でした。
ちなみにこういった企業、受かっても勿論転職斡旋のコンサルタントさんはそういう企業だと教えてくれませんし、なんなら「早めに転職が決まってよかったですね」とさえ言ってきます。
そう、結局彼らも仕事。
さっさと決めさせたいのです。
だからブラック企業に入る報告が絶え間なく入ってくるんですよね。
無駄な報告会と隷属意識
某不動産屋さんもこういった朝礼を行っていると聞きますが。
朝のスタートが売上報告から始まる会社は、凄まじく効率が悪いです。
一日一日の売り上げを追う。
しかも20人近く集めて大部屋を使って。
これ、何の意味があるのでしょうか。
数十万の売り上げを追うのに、朝一から時給換算で数万円~数十万円の損失を出す。
既に企業としての計算が合っていません。
さらに朝礼での吊るし上げや気合の入れ直し。
社員の士気や営業成績向上の為に役員陣はこういった会議を設置していた様ですが、実際は真逆の効果ですよね。
社員の士気低下。
委縮。
残業の発生。
といった三重苦です。もっとあるかも。
こういった事が考慮できないから人を雇う資金だけで赤字になっているのに、そこに気付けない。
経営センスのかけらもないというか、たぶん自分達だけでオナニー事業を続けた方が利益が出ると思われます。
でも魂抜かれた人たちって一定数定着するんですよね。
そうやって飼い殺しを作り自分達の城を作るんです。
そして、承認欲求が強いのでしょう。
偉ぶりたいからこそ会社を経営している節がありました。
恐ろしい。
まぁ、毎月後半はやはり赤字だったようですが。
給与遅延を一回でも起こしたら抜けろ
この会社は私が居た短い期間で給与遅配を3回も起こしていました。
1回目はシステムの不具合だと言い。
2回目は大口の振り込み遅延だと言い。
3回目は忘れました。
もちろん2回目を聞いた時点で辞める準備をしてましたよ。
危ないですからね。
給与遅配に言い訳もクソも無いんです。
給与遅配が一回でも発生した会社は早晩潰れます。
特に、経営2年目以降なのに発生するのはかなりおかしいです。
それまでの業績から一気に悪化したという事ですからね。
大口の支払いが滞ったとかそれ以前に。
そもそも収入が無かったか、見込みのない新規事業に使っちゃったか。
こうした事をごまかすために、外注さんを安く使う交渉をしょっちゅうしていました。
数千円削る交渉を頑張ってするなら、もうちょっと顧客に満足のいくものを提供できれば継続的な案件がちゃんと長く続くのに。
顧客ロンダリングというか営業先がしょっちゅう変わっていた様なので、体質が悪いことがばれてドンドン断られていたのかなと推察するところです。
ブラック企業の駒や歯車にならない
ブラック企業に居た私が言うのもなんですが、こうした社会のお荷物チックな会社の労働力にはならない様にして下さい。
きっと迷惑した同業者さんもいるでしょうし、フリーの外注さんもいた事でしょう。
従業員が居る事によりあく経営者の寿命を少し伸ばしてしまったのではないかと思うと、心が痛みます。
給与遅配しているのに会長と社長はそんなに困って無さそうだったので、会社経営とは別に自己資金があったのでしょう。
うーむ。
恐ろしい世の中です。
だから、絶対におかしいなと思った企業には就職しないように気を付けて下さいね。
本当に面接中に判るところは判るので。
詳しくはリンクのその他の記事をお読みください。
※この話の何処かは『きっと』フィクションです。
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