在宅出社のメリットデメリットを中間管理職の視点から語る

仕事術・自己研鑽

今回は在宅出社のメリットデメリットについて、中間管理職の視点から語っていきたいと思います。

個人的には出社0というのは結構リスクが高いと思っていて、メリットよりもデメリットの方が大きいと考えています。

それはデメリットの項目で触れていきますが、やはり人間承認欲求を上手く満たせないと危ないかなと。

そんなことを考えつつ読み進めていって下さい。

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メリット

ではまずメリットから。

メリットは沢山ありますよね。

まず監視の目が緩くなる事。

でもそれって、同時にやりがいも失っているかも?

結構その辺って個人の匙加減なので難しいです。

ではではメリットを見ていきましょう。

会社の往復時間が要らない

時間の余裕ができる!

これは本当に大きなメリットです。

多くの方は通勤に90分~150分程度費やしているのではないでしょうか。

スマホが発達して時間を潰すことができるようにはなりましたが、それでも勉強などは自宅でやった方が高効率。

何なら筋トレもできます。

こうした時間を上手く使えることによりいつもより早く自分を成長させることができるのです。

昼休みに仮眠できる

たまに昼休みに机に突っ伏して寝ている人も居ます。

これは自宅なら好きな耐性で寝られるという事で、結構プラスに働いているのではないでしょうか。

例えばアイマスクを付けたり、コーヒーを適切な時間に摂取してから寝たり。

カフェインは浸透から効果発揮まで少し時間がかかる為、午後の眠気をコントロールしやすくなります。

ただし、恒常的に睡眠をとるようになると癖になって今う為、多くても週2回程度には抑えたいところです。

元々個人でできる人間は生産性が上がる

最後に身もふたもないメリットですが、元々個人の能力が高い人は極端に生産性が上がる事も。

周りに人が全くいないというシチュエーションはないでしょうが。

それでも疑似的に一人の方が作業が進むという人が少な家ら推る様です。

この人たちは、時間管理がしっかりできかつパフォーマンスを上げていける為リモートワークに適した心と技術を持っていると言えるでしょう。

自分で調べものも進みますし、ドンドン作業をこなしてくれます。

成果物がちゃんと上がってくるので、一番管理のしやすいタイプですね。

デメリット

ではリモートワークのデメリットについて考えます。

一番面倒なんと言っても……。

直接指示ができない

これに限ります。

文章で伝わらない人も居るし、顔を見ないと意味が入らない人も居るし。

逆にアウトプットが下手な人も居るし。

ここは苦労している管理職の方も多いのではないでしょうか。

基本的にはスケジュールを引いて締め切りに合わせるように仕事をしてもらうほかありません。

進捗は逐一聞いて、疑問が出たらすぐに連絡してくれと言って。

それでも行ってこなそうなメンバーにはこちらからさらに連絡を取ります。

こうして遅延を無くし、どうにかプロジェクトを回していくのです。

中間管理職は会議から解放された分その他の連絡にもっと手を取られるようになったかも。

太陽を浴びない

一説によると太陽光の照射時間の少ない地域は鬱の傾向が強くなるそう。

ビタミンDの生成が促されないというのが理由で、できれば出社して仕事に赴く方が心身的にもよろしいかと。

人間の体内時計のリセットも太陽光を浴びることですし、これ自体が結構デメリットです。

食材を買い込んで、買いに行くのは夜仕事が終わった後では太陽に会う時間もありません。

そしてドンドン鬱に近い症状になり、体内時計も狂う事に。

時間管理ができなくなる

上記までの内容に通じますが、時間に余裕ができた分時間管理ができなくなっていきます。

サボるのは人の本質とも言えますね。

出社時間分時間が浮いたので何ができるかと思えば、結局やってることは寝貯めだったりして夜中に起きていたり。

今まさにそんな状態でこの記事を書いていますが、これを読んでいるあなたはどうでしょうか?

自粛生活で就寝時間や起床時間が狂って居ませんか?

ちゃんと管理できていますか?

やらなくなってしまった習慣はありませんか?

そろそろ見直しの時期に入るべきかもしれませんね。

部下が鬱に

これは私の友人の話なのですが、部下が鬱になったと。

曰く

  • 「会社の人間と接することが無い為何をしていいか不安で仕方ない。
  • 「成果物を上げているのに仕事に達成感が無い」
  • 「部屋から出ないので世界の終りの様」

などなど。

人と会わない。

会話が無い事で自己承認欲求や自己肯定感が低下し、鬱っぽくなってしまう人も居るようです。

1人暮らしなのか、家族と暮らしているのかなど状況によっても変わると思います。

私は定例の会議を開催することはありませんが、部下の性格に合わせて電話したり、仕事にはあまり関係の無い世間話のメッセージを送ったりするようにしています。

人の姿が見えるとホッとする人。

声を聴くとやる気が出る人。

ニュースをシェアすると急に饒舌になる人など様々居ます。

が、本質的には誰かと情報を交換したいというのは変わらないので、正確に合わせてそういったケアができればいいのではないでしょうか。

適度に出社すべき

歩く

上記の様なことから、リモート推奨とはいえ週一回程度は出社すべきではないかなと考えています。

人間は場所に対して役割を記憶するという研究もあります。

例えばあなたが自室でリモートワークを行っている場合、それまでリラックス空間だった自室が仕事場になります。

すると2つのパターンが考えられるのです。

  • リラックス空間で仕事をしているから仕事が進まない
  • 仕事の空間にしたため、家からリラックス空間が消えた

意外とこんな処も、リモートワークの落とし穴だったりするんですよね。

出社をしたほうが引き締まるという人も居ますし、自宅の方が会社より環境が強いという人も居ます。

リモートワークを取り入れていく上では目算的な効率ではなく、実際の心身の状態への浸食も考えた物にしなければなりませんね。

こういう処では健康の知識や心理学などが役に立つかも。

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