ビジネスマナーのイキナリ電話するなは正しいのか? 時短仕事の考え方

仕事術・自己研鑽

マナー講師の言っていることは間違っているのでは?

と疑問を感じるシーンが日常では度々あります。

昨今ではリモート会議マナーや、葬儀の時のマスクマナーが登場したりと。

とりあえず何でもいいからルール言ったもん勝ち。

昨今はチャットツールも増えた為、わざわざ相手の時間を奪う電話なんぞ必要ない。

といったような論調が多いですが。

くびをかしげてしまいますよね。

「いや、電話したほうが早くね?」

「緊急時でもそうやってルール持ち込むの?」

とね。

今回はそういったルールはおかしいから、さっさと電話をしたら。

という提言をしていきたいと思います。

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今お電話よろしいでしょうか

電話

「今お電話よろしいでしょうか」って事前のメッセージ相当無駄じゃないですか。

と私は声を大にして言いたいです。

あなたはどうでしょう?

この不思議なやり取りって疑問を持ったことはありませんか?

昨今はこれを説いてるマナー講師って結構多い気がします。

「電話をする前は事前連絡をせよ」

いや、確かに事前連絡はそこまで悪いとは思わないんですがね。

この時に教えてる内容がおかしいです。

教えるべきは「電話をしていいか」の確認ではなく。

「次回の電話の内容でこれを確認します時間をください」という内容ではないかと。

余りにも連絡が杜撰というか。

電話マナーを作りでもしたいのか、本質からズレているというか。

でもそれは電話の本質ではないですよね。

電話を介してやりたい事は凄く単純です。

  • 詳しい説明。
  • 文章では伝わり切らない細かい空気、ニュアンス。
  • これらの時間短縮。

そう、複雑な指示を時間短縮して相手に伝えることができるのです。

待ち時間が無駄

シチュエーション

電話をかけたい方は基本的にスタンバイしている状態ですよね。

「今から電話をかけても良いか」

という問いかけを送った後、他の業務に集中できるでしょうか。

相手方がいつ読むかもわからない。

メッセージをいつ返してくるかもわからない。

5分後なのか30分後なのか。

2時間後なのか、あなたのお昼ご飯の最中なのか。

結局いつまでも頭から離れず消耗してしまいます。

タスクを先延ばしした状態の危険性についてはエメットの法則の回でも説明していますが、意外と体力を消費します。

自身も電話をかける、もしくは受ける用意を解除できない為、その他すべての行動がおろそかになってしまいます。

こうした危険が、事前確認必須という常識の裏に隠れているのです。

移動や手癖の作業中は電話しながらでもできる

徒歩

電話は相手の時間を奪うと言いますが、奪わないケースもあります。

徒歩やタクシーでの移動。

またはルーチン化されたワークは、電話と共に消化することができます。

こうすると、相手の時間を奪う比率がかなり低くなり、特に徒歩で移動中などは頭の回転も速くなっている為、アイデア相談などはうまくいく可能性があります。

つまり、一方的に「相手の時間を奪う」「効率が悪くなる」というのは単なる思い込みなのです。

そして電話と言っても常に耳にあてる必要もなく、スピーカー機能もあります。

まわりへの音声が気にならない状況であれば手元を空かせての作業も可能です。

ヘッドホン+マイクなどもありますしね。

環境を整えて作業をすることで、電話を受けつつその他の作業を進めるという点で、メッセージなどを介するよりよほどスピーディで正確です。

すぐに電話しろ

電話

私は同僚には困ったことがあったらすぐに電話しろ。

と口を酸っぱくして言っています。

チャットやメッセンジャーでは伝わらない事もありますし、文章を起こすのが下手な方も居ます。

そう、この『電話は控えろ』文化が喋る機会を減らし、コミュニケーションロスを発生させて仕事を遅延させていることは明々白々だと考えるからです。

気持ち悪い疑問はすぐに解消したほうが早いですし、その日一日の思考力の負担にもなりません。

問題はすぐに解決する。

そうすることで次にやることが明確にはっきりするのです。

先程記載した『電話するぞスタンバイ』状態では、無駄にエネルギーと工数が延々と失われていくだけです。

そんなことを気にするのであったら、いつ仕事内容の電話をかけてもよいか。

という約束を取っておけば、誰も苦しまないというものです。

風通しの悪いマナーには疑問を持ち、スピーディに対処していきましょう。

常識は疑え。

もしくは刻々と変化する。

ということです。

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