飲み会の強制参加が消える? モラハラと共に無くなる現代の事情!

仕事術・自己研鑽

結論から言うと、会社からの強制参加飲み会は断れます。

そして、会社名義なら参加者がお金を出す必要は無いです。

一部徴収とか、とてもせこい事を言って、忘年会や飲み会を開いている会社は何かがとてつもなくヤバイです。

正直に言うとドブラックです。

業務ってちゃんとルールがあるんですよ。

労使協定に飲み会の事なんか、普通書いてないですしね。

だから

イヤなら逃げられるだけ逃げても良い、断る権利があります。

というのが現代のスタンダードな考え方です。

現代は個人の考えが尊重される時代に、徐々にシフトしてきているので、このままいけば【飲み会の強制参加】という概念は近い将来消し飛ぶことになりそうです。

それでも一応過渡期ではあるので、会社からの飲み会は断っても良いのかという事について、ちゃんと考えていきましょう。

スポンサーリンク

飲み会の強制参加は パワハラ・モラハラ・雇用契約違反

飲み会が労働にあたるかどうかは 【強制参加か否か】

飲み会に参加したくない組からすると、スケジュール確認の噂が立っただけで憂鬱です。

なのでそんなところに、強制参加ともなれば憂鬱度が増すばかり。

しかし、強制参加って言われる事を逆に逆手に取ることができるのです。

理由は下記。これらは、労働として扱う事ができるからです。

・標準労働時間外に誘われる
・「これも仕事のうちだから」と誘われる
・参加の有無で労働評価に直結する

大体こんな感じです。

ここに抵触してたら仕事なんですよね。

会社側からすると現在の判例や取り決めで既に実例が出ていて、強制的に飲み会に誘うなんて赤信号なんです。

もちろん『業務時間内で開催して、会社が全額出します』というのであれば、業務の範囲内なので行かねばなりませんが。

それ以外は基本的に断れます。

最近は訴訟事例なども増えていますしね。

僕は自分の時間を気にするので、普段から参加しない為の対策を講じています。
逃げますよ。全力で。

会社側の参加費強制徴収は違法!?

今も多少あるようですが

飲み会の為の積立金としての強制の毎月徴収。

これメチャクチャ危ないです。

会社側が経営リスクとして危ないという意味で、訴えられる可能性があります。

というかこんなことやってる会社なら即刻辞めたほうが良いでしょう。

開催されるかもわからない会費を強制徴収というのは
「訴えたら勝てるんじゃないかなぁ」
というくらい黒に近いグレーです。

会社でこういう説明を受けた日には脱出を考えましょう。

実際に会社側がパワハラで訴えられた例

2013年と結構前になりますがこんな事態から判例が存在しているんです。

強制参加の話というよりは、パワハラの事例です。

2013年2月27日の東京高裁判決では、極めてアルコールに弱い部下に対して上司が飲酒を強要したとして、部下からの損害賠償請求を認めました。

第一審の東京地裁は、飲酒を強要したことについての違法性は認めませんでした。

しかし、第二審の東京高裁では、部下が少量の飲酒でも嘔吐しているため、上司は部下がアルコールに弱いことに気づいたはずだと指摘しています。

そのような状況で、嘔吐した後にも「お酒は吐けば飲める」などと言い、アルコールが合わない体質の部下に執拗に飲酒を強要し続けたことは、もはや迷惑行為にとどまらず違法な行為であるとして、他の様々なパワハラ行為と併せて損害賠償150万円の支払いを命じました。

引用元 https://best-legal.jp/drinking-party-coercion-12579

これは主眼がパワハラになっていますが、酒の席を考えるうえでとても大事な判例ですよね。

僕は昔友達で、アルコールの匂いだけで酔う超下戸の友達が居た為、何となく状況がわかります。

その友達はなんと、アルコールのある部屋に入るだけで倒れて臥せってしまう様な超下戸だったのです。

流石にここまでの人はなかなかいないでしょうが…。

この昭和然とした体育会系飲ませ方みたいなの、やらせてる本人以外楽しくないんですよね。

この他、酒の席ではセクハラ・モラハラの可能性が常に絶えません。

ぶっちゃけ悪い事しか想像できなくなりますが、酒を飲んでリミッターの外れちゃう人種がいつの時代も居るので …。

最悪証拠となる様にケータイでの録音なども考えましょう。

飲み会を全く開催しなくても不満が出た

最後に、僕が中間管理職になってから、飲み会が全く開催されずに、不満を漏らす子も居ました。

という小話をひとつ。

「最近全く会社名義で飲み会開催されないんですけど、はむさんに相談すればいいんですか?」

と突然部下から声が上がりました。

その時の状況としては、上(社長)からも飲み会の打診されてないんで、そもそも自分にそういった裁量権が無いのかと思っていたのですよ。

ちゃんと予算申請すれば、経費としての発動が可能だった様で。

部下から見たら当然なのかもしれませんが、当人的には会社からも指定を受けていないので飲み会を管理しなきゃいけないというのが抜けてました。

「あー、なるほど。そういうのも仕事なのか」

とそう思った次第でした。

結局その後の展開としては

「僕が参加すると皆さんのストレス解消にならないので、日程組んで行ってきていいですよ、経費申請は僕の名前で出すので。予算だけ相談してください」

と言ったのですが。

「そうじゃなくてですね…、はむさんも来ないと…」

ってな感じになってしまいました。当然ですよね。

会社の方達は、頻繁に会社名義の飲み会が開催されるのもイヤみたいですが、全くないのもさみしいらしく、そういった事も中間管理職の仕事なのだと学びました。

しかも上司もちゃんと誘うんだ。別にそういうの気にしないのに。

100%行きたくない派のはむさんからすると

はむらいと
はむらいと

あら、どうしよう

な話でした。

最近ではスポーツジム費用や、マッサージへ通う費用などの会社負担も検討に入っています。

住みやすい社会になるとイイなぁとずっと思っています。

そして、僕はなるべく一人がイイなと思いながら、そそくさと一次会で退散しています。

飲み会は義務ではないですが、コミュニケーションの場ではあります。

その利害をきっちり考えて望めるとイイですね。

コメント