一見有能そうな人物が集まっているのに仕事が進まないのは何故か

仕事術・自己研鑽

あなたは仕事をしていて「今回は社内外を含めて評判のメンバーが集まったから、きっとプロジェクトは成功するぞ」そんな風に思った事はありませんか?

しかし、実際にプロジェクトが走り始めてみると色々な優秀な意見が出る物の、進みが悪く。

日付が経ってみると遅れ始めて、あれよあれよという間に炎上してしまう。

恐らく誰もが経験している事ともいます。

今回はプロジェクトの遅延が引き起こされる要因について、人種別に触れていきたいと思います。

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仕事上の人物タイプ3つ

仕事を進める上で、意見・起案というのはとても大事で、それが無いとプロジェクトが始まりません。

しかし、困ったことにこの意見を出すという動作ができない人。

意見は出すけど無駄な意見ばかりの人というのが居ます。

このツイートで言っている様に、実は意見を出す人よりも貴重な物事を判断して決めきれる人というのが不足していると、プロジェクトは途端に遅延して炎上します。

では実際はどんな風な人物が居るのでしょうか。

ツイートとは逆順で紹介していきます。

意見が出ない人

一番分布が多いタイプです。

会議中意見を出さずずっと聞いてる人。

チャットツールのやり取り、全体へのメンションでも意見を挙げない人。

様々ですが、5割以上はこれに属しています。

いわゆる指示待ち人間です。

私は40人規模の会議にも参加した事があるのですが常々。

『意見を言う必要が無い全体進捗確認は要らない』と思っていました。

だって、1人1時間4000円の人件費としても1時間で16万円ものおかねがうしなわれていることになりますからね。

これほど無駄な事は無いですよね。

しかし、多くの人はここに属しているという現実。

常にここに属しておらずプロジェクトによって、と言う人も居ますがそういう人が有能な実務作業者でない場合はプロジェクト上要らないかも知れません。

もっとスリムなプロジェクト規模にできたかもしれません。

このタイプの人たちが上位層に居ると、プロジェクトの遅延は必至。

指示待ちでも有能な人はいますが、それは実作業者の場合です。

中間層に仕事がシフトした時点でまだこのような人は、即刻実務作業者に戻したほうが良いでしょう。

こうした状況はピーターの法則の解釈に近いかもしれませんね。

意見を出す人

会議のあるなし。

プロジェクトの進捗状況を問わず、自分の意見を出してくれる人です。

こういう人達が居るとプロジェクト内の空気・温度が上がり、活動が活発になります。

意見は多く出るほど勿論選択肢が増えますが、雑多な意見や脱線も多くなっていく為その点は注意しなければなりません。

この人たちが攻めて半分以上居ないとプロジェクトは進みませんが、意見の純度や良さを追求しなければなりません。。

自分のことはとてつもなく有能だと思っている人も、ここに属している人が多いです。

しかし、船頭多くして船山に登る。

実は意見を出すだけでは物事はあまり進んでいません。

それは、単なる自己満足である可能性があったり意見を出すことによって選択肢が増えて逆に遅延を生んでいる可能性があるからです。

意見を出したからには、その意見を消化する先を詰めていかなければいけません。

ただ意見を出すだけでは会議をやった気になっているにすぎないかも知れないからです。

井戸端会議にならない様に、意見を煮詰めていかなければならないのです。

決めきる人

あらゆる人物像の中で最も貴重で、かつ最も影響力があります。

この人物が1人以上会議に入っていると非常に進行が早いです。

無駄な話し合いも減ります。

現実的には10人有能そうな人を集めても、1人居るか居ないかといったところ。

困ったことに数がとても少ないです。

このタイプの人は、プロジェクトの進行状況とバッファリソースの有無を気にできています。

自分勝手なクオリティよりも、納期の安全性を考えられる人なのでプロジェクトの遅延や炎上を起こす危険性が非常に少ないです。

上の地位の人がこのタイプであるほどプロジェクト進行が楽で、期間に合ったクオリティの物が健全な進行の上で作られていきます。

基本的には社長タイプに多いですが、現場でも指揮権を発揮してくれる中間職がこのタイプだと楽ですね。

このタイプの人で悪い方向にあるのは、バッファや工数を考慮できないただ地位と声の大きい人です。

つまり、今紹介した人物像と真逆。

いわゆる悪い方向の鶴の一声ですね。

地位だけ上がってしまい、周りが覆せないような意見を思い付きで言ってしまい結果現場が炎上します。

こういった人たちはプロジェクトの進行上全てが巻き戻しになって邪魔なので、是非とも確認層から排除したいところです。

黙々と作業をする人の中にも色々いる

目標を立てる人

上記のように紹介してきましたが、作業者であろうと管理者であろうと紹介した三つのタイプのどれかには属しています。

作業者でもビシっと物を決めきれる人はいますし、既に管理職の上流工程に上がっているにもかかわらず自分の意見を出せずにプロジェクトを遅延させる人も居ます。

できれば有能な『決めきる人』がトップと中間層にそれぞれ1人以上配置されていればプロジェクトは遅延せずに済みます。

逆にフロント同士、つまり営業職同士で『意見を出す人』ばかり集まっていると、一見有能なやりとりに見えますが実はただプロジェクトを遅延させているだけの場合も多くあります。

営業同士の修正指示をふんだんに対応し、いざ首脳陣にもっていったら80%ほど内容をひっくり返された。

何てのはよく聞く話ですからね。

実は基礎知識が乏しく口うるさいほど無駄な意見が多く出たり、裁定者の意向をくめていなかったりするので実務作業者の負担を増やしているに過ぎないという事実があります。

こうした事実を避ける為にはプロジェクト参加者全員で以下のことを考えることが大切です。

  • 納期が最優先なのか
  • クオリティが最優先なのか
  • 最終裁定者は誰なのか

こうした事が意識できていれば、無駄なやり取りをせず裁定者までストレートにクリエイティブを持っていくことができます。

是非、決めきれる人を目指してください。

「納期を優先しますか?無駄なこだわりを優先しますか?」

全てはここから始まります。

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