働きアリの法則とは 2・6・2で具現化する働く集団サボる集団

仕事術・自己研鑽

集団の2割はサボっている。

そして、サボっている方が集団としての生存率が高くなる。

それを表しているのが今回紹介する働きアリの法則となります。

また、この法則は集団を解体して任意に集団を組み直しても成立するのです。

なぜ、サボっている方が、全体の生存率が上がるのか、興味はありませんか?

集団における効率性を、自然界に学びましょう。

闇の人格
闇の人格

どうだろう、自然界に学んで、アタシを常に働かない2割の方にしてみない?

はむらいと
はむらいと

働け。

探求者
探求者

辛辣…。

一見効率の悪い2割のサボりは何故発生するのでしょうか…?

>> 集団化の危険性 多数が持つ暴力性と頭脳の鈍化について 【警鐘】

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働きアリの法則の意味

働きアリの法則とは、いわゆる2・6・2の法則と呼ばれるものです。

2はよく働く。6は普通に活動する。2は怠けている。それぞれの割合を指しています。

北海道大学の長谷川准教授らは、これらの法則の信憑性を確かめる為『シワクシケアリ』の集団について、観察を開始しました。

さらに、差異が出ない為に同時に8つの集団を観察しました。

すると集団の蟻の中でも、よく働くグループとまったく働かないグループが居ることが分かります。

さらに、観察するどの集団でも同じ割合でこのケースが発生することを発見しました。

この割合が2・6・2。

実験を進め、上位の2に相当する『よく働くアリの集団』と下位の2に相当する『サボっているアリの集団』をそれぞれ抽出し、今度は別のコロニーを形成させます。

つまり、『エリート部隊10割』と『ナマケモノ部隊10割』の極端な集団です。

結果はあなたのお察しの通り、エリートの塊からでも怠け者2割が発生し、ナマケモノの塊からでもエリート2割が発生し、2・6・2の法則が破られることはありませんでした。

探求者
探求者

逆にすごいよね、個体差じゃないんだ

はむらいと
はむらいと

集団全てで一つの生命体。

みたいな活動をしてるよね

ちなみに、怠けアリと働き者のエリートの差は何かというと、『腰の重さ』と表現されます。

つまり、与えられたタスクの重要度や緊急性が高ければその怠けアリも実は働くというわけです。

逆に、まったく働かない種類もいることが報告されており、こちらは別としてカウントされフリーライダー(タダ乗り)と言われます。

こちらは『超ニート』ですね。

フリーライダーが増えると集団が全滅する恐れがありますが、実際は一定数に保たれています。

これはアリ社会の機能がはっきり構造化しているという事です。

闇の人格
闇の人格

ニートを養う機能…?

はむらいと
はむらいと

アリはマジで生物界の頂点?

また、集団の利益を考える時に同じく数字を使って解説した有名な法則で、パレートの法則(8:2)というのも存在します。

こちらは、集団の財10割のうち8割は、実は働き手の2割が生み出している。

という数値を説いたものです。

つまり、パレートの法則も一緒に考えると…。働きアリの2割が全体の食料を8割運び、働きアリの6割が食料全体の2割を運んできます。残りの怠けている2割は何もしていません。

表にするとこんな感じです。

アリの種類集団における存在割合集団の仕事の達成割合
働きアリ エリート20%80%
働きアリ ふつう60%20%
働きアリ 怠け20%0%
探求者
探求者

エリート優秀すぎ

はむらいと
はむらいと

でも、これが一番良いシステムなんだ

これらは実は、集団の維持に大きく貢献する構造なのです。

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怠けアリの重要性

ここで論じられるのは、怠けアリの重要性です。

前述した通り、怠けアリは緊急時には実は動けるようになっています。

これは、集団全体の疲労度を加味した労働力を考えて時間帯で分けた時に、常に一定以上の労働力を確保する為です。

例えば我々が24時間同じ労力を3人で出さねばいけない時に、1人8時間ずつ別々の時間に行動した方が効率がいいですよね?

全員が9時から一斉に働いてしまったら、夕方から早朝にかけては、一切労働力が確保できなくなってしまうので。

怠けアリは集団の中にあって、緊急時用に休眠させている労働力なのです。

闇の人格
闇の人格

人間はリンゲルマン効果でサボるけど、アリはサボる個体が決まっている…

はむらいと
はむらいと

そうだね

闇の人格
闇の人格

アリの方が優秀じゃない?

このすべてのアリが一斉に働いた場合どうなるか?

というのは長谷川潤教授のグループが既にコンピューターシミュレーションから結果を導き出しています。

結果は一時的なタスク処理能力はもちろん向上しますが、次第に疲労が蓄積して集団が滅びるという物でした。

昆虫の方が人間よりも『システム』で統率されている為、より機械的に、より効率的な選択をしているのはお察しの通りなのです。

働かないアリ、怠けアリはそういったシステムの計算結果の表れなのです。

あわせて読みたい リンゲルマン効果の意味 人間は人数が増え集団になるほど手抜きをする?

システム的にサボることでの効率化は可能か?

ここまでに紹介した事を考えると、人間社会におけるエリート集団だけで形成したチームというのも、実は落とし穴があることが分かります。

夢のオールスター軍団が思ったほど結果を振るわなかったりするのは、この働きアリの法則やリンゲルマン効果が働くせいかもしれませんね。

また、反対にシステム的にサボることが構築できれば集団全体の生産性は上がりそうです。

しかし、人間社会は昼と夜の重要度が異なったり嫉妬や忖度があったり、様々な内容でシステマチックな構築を阻害しています。

感情面や余分な考えが入ってくる人間には、ある意味取り入れることも逆らう事も出来ないシステムとも言えますね。

闇の人格
闇の人格

完全に統制されている生活って効率良さそうだけど、それって個体が生きている意味なくない…?

はむらいと
はむらいと

しっ、消されるぞ…

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